ストラタス、エッジコンピューティングの保護機能を強化した新モデルStratus ztC Edge 110iを発表

2019/6/4

日本ストラタステクノロジー株式会社

ストラタス、エッジコンピューティングの保護機能を強化した新モデル

Stratus ztC Edge 110iおよびStratus Redundant Linux 2.0を発表

~セキュリティ、監視、可用性を強化し、産業分野のニーズに応えるエッジ環境を実現~

《米国ストラタステクノロジー ニュースリリース抄訳》

本リリースは、2019年6月3日(米国時間)に米国で発表されたニュースリリースの抄訳です。

2019年6月3日 ― マサチューセッツ州メイナード

連続可用性ソリューションのリーディング プロバイダー、ストラタステクノロジー(本社:米国マサチューセッツ州メイナード、社長兼最高経営責任者:David C. Laurello (デイビッド・C・ロレーロ)、以下ストラタス)は本日、シンプルな操作で高いパフォーマンスと可用性を実現するエッジ向けコンピューター、Stratus ztC™ Edgeを支える仮想化および可用性レイヤーのStratus Redundant Linux 2.0、および新ハードウェアモデル110iを発表しました。ストラタスは昨年リリースした同モデルの前バージョンに対する、エンドユーザーや販売パートナーからのフィードバックに応え、エッジコンピューティングにおけるセキュリティ、システム監視、および可用性についての改善を行いました。これは、ユーザーの重要なニーズである運用のシンプルさと高度な信頼性という利点を追及するものです。この製品により、ITスタッフのサポートが限られている現場でも、安全性、信頼性、および効率性に優れたエッジコンピューティングシステムを簡単に展開、管理、維持できます。

■ ハイライトと新機能

今回リリースしたztC Edge最新モデルは、ITのリソースが限られる拠点においても、ビジネスクリティカルなアプリケーションを迅速、確実、そして効率的に実行し、保護することが可能な、堅牢で安全な産業用コンピューティングシステムです。 最新のモデルは、ソフトウェアとハードウェアに新機能が追加され、新しいサービスメニューも提供されています。新しく追加された機能は以下の通りです。

・セキュリティ - 最新モデルには、産業用制御システムに対する重大なセキュリティ上の脅威にも対処可能なセキュリティ機能を新しく追加しました。産業用システムの現場では、セキュリティの保護が十分ではないデバイスがネットワークに接続されることがあります。本モデルでは、ホストベースのファイアウォール、USBポート使用の制限、認証の改善、安全な通信プロトコル、信頼できるブートプロセスが提供されています。

・監視 - 最新モデルは、監視機能が拡張され、より優れた可視性とよりきめ細かい制御が提供されています。 本モデルは、ハードウェアセンサーの追加、アプリケーションと仮想マシンのパフォーマンス監視が提供されています。また、OPC UAサポートが提供されており、ztC Edgeシステムの健全性情報を既存の産業用監視ツールとダッシュボードに簡単に組み込むことができます。

・可用性 - 本モデルは、エッジでのワークロードの可用性が求められる環境に対応することができます。その機能のひとつとして、このモデルでは従来のハイ アベイラビリティ モード(HAモード)に加え、フォールト トレラント モード(FTモード)が新たにサポートされ、アプリケーションの重要性に応じたモードを選択可能です。そのため、リカバリー時間とその精度に対する要求が非常に厳しい場合でも、それに応えることができます。

最新バージョンのソフトウェアは、より高パフォーマンスの新モデル110i、および既存のモデル100iのどちらでも利用可能です。高機能な110iは、エッジでの運用のためにより多くの処理とデータストレージを必要とするお客様をサポートします。シンプルなゲートウェイ製品と異なり、本製品はエッジでのリアルタイムデータの収集と分析を含む、重要なビジネスアプリケーション向けに設計されています。また、複雑なIT環境向けサーバー製品とは異なり、運用担当者がIT技術者不在の環境での展開、管理、保守を行うことができるよう設計されています。

■ コメント

ストラタスCEO(最高経営責任者)、Dave Laurello(デイビッド・ロレーロ)

「産業、製造、小売、運輸、防災などの業界では、かつてはそれぞれ分離していた業務が集中化され、互いに接続されるようになってきています。そのようなお客様の変化し続けるニーズに迅速に対応できるよう、ストラタスはztC Edgeの新モデルをリリースしました。当社はフォールトトレランスの伝統を継承している企業で、お客様から可用性ソリューションの信頼できるプロバイダーとして選ばれてきました。その伝統は、セキュリティ、監視、パフォーマンスなどの新しい問題にも対処できるように進化しました。ビジネスに不可欠な環境を保護する40年の経験により、当社のパートナー様およびお客様は安心して購入いただけます。当社はお客様から、高品質の製品と特別な経験を期待いただいております。そして、それにお応えできるよう、財務やブランドに与えるリスクを最小化し、より効率的な競争を可能にするエッジソリューションをご提供します。」

ストラタスCRO(最高売上責任者)、Jason Dietrich(ジェイソン・ディトリッヒ)

「エッジへのソリューションの導入が進んだ結果、いくつかのシステム上の課題が明らかになってきました。ストラタスは、当社の主要なパートナーであるシステムインテグレーター様や販売パートナー様と協調し、いくつもの課題を特定し、そして解決しました。計画外のダウンタイムやサイバー攻撃のリスクを負うことなく、エッジでリアルタイムデータへのアクセスと分析を行う機能が改善され、お客様は合理化されたオペレーションとビジネス上の洞察を得ることが可能になりました。当社とパートナー様のコラボレーションはその双方に有益なだけでなく、ztC Edgeを提供することでエンドユーザー様にとっても実装、管理、保守が簡単で総所有コスト上のメリットが実現されています。」

451リサーチ、IoTリサーチバイスプレジデント、Christian Renaud (クリスチャン・ルノー)

「エッジコンピューティングに対する関心と導入は増え続けています。運用効率の向上を実現するための多くの新技術が生み出され、それには大きな魅力があります。しかし、セキュリティ、可用性、そして管理のシンプルさについての懸念が払拭されない限り、主なユーザー層においては急速な普及はないでしょう。ストラタスの最新ソリューションは、運用のプロフェッショナルが抱える緊急のセキュリティニーズに対応しながら、ITシステム上の要件も満たしているため、産業界やその他の分野の環境を刷新し、デジタルトランスフォーメーション実現のための基盤となることができるでしょう。」

クライン・プロセス・システムズ、制御エンジニア、Brian M. Beitler (ブライアン・M・ベイトラー)

「ストラタスの長年のパートナーとして、当社はztC Edgeの最新モデルのテストに参加しましたが、その結果は驚くべきものでした。設計の簡素化に対する同社のコミットメントは、あらゆる環境で信頼性が高く安全に機能する能力と相まって、リソースに制約があることが多いさまざまなお客様にとってztC Edgeが優れた選択肢であることを示しています。使いやすさと組み込みの冗長性は、産業用システムの導入には常に必要でした。お客様のデータはオンラインで完全に保護されていることが求められていますが、ストラタスは、セキュリティ、監視、および可用性を組み込み、その要求を満たしています。」

■ 日本での販売開始日

販売開始: 2019年6月4日(火) より販売開始

出荷開始: 受注後、順次出荷開始

■ 製品価格

定価 1,900,000 円

・上記価格は税抜価格です。

・上記価格には、2ノード分の筐体と Stratus Redundant Linux、付属ケーブル、DINレール/壁掛け取り付けキット、クイックスタートガイドが含まれます。

■ Stratus ztC Edgeについて

Stratus ztC Edge 110i

・冗長ノード+自己保護でシステムを止めない 

ztC Edgeは、単一のシステムとして動作する冗長ノードで構成されています。ワークロード移行、データ複製、冗長ネットワーキングにより、アプリケーションとデータは即時に保護されます。一方のノードでネットワーキングまたはディスクの故障が検知されると、トラフィックやユーザーデータ等がシステムによってもう一方のノードに自動的に移動され、アプリケーションは稼働し続けます。オペレーターの介入は必要ありません。

・ビルトインされた高可用性 仮想化OS 

オープン ソースKVMプロジェクトに基づくStratus Redundant Linuxという仮想化プラットフォームがビルトインされており、Windows®またはLinux®仮想マシンで、それぞれ異なる産業用制御アプリケーションまたはIoTアプリケーションを、HAモードもしくはFTモードで実行できます。ztC Consoleを使えば、仮想マシンを簡単に設置、構成、管理できます。

・障害時の自動復旧 

ztC EdgeのFTモード(*)では、ノード間のネットワーク接続により、常にディスク、CPU、メモリーが同期されています。一方のノードにハードウェア障害が発生すると、実行中のアプリケーションはもう一方のノードで処理を継続し、障害復旧後にはシステムが自動で元のノードへ復旧します。オペレーターの介入は必要ないため、ローカル エリアでのディザスタリカバリーを行えます。(* ztC Edge 110i でのみサポートされます。)

・現場向けの堅牢設計 

厳しいOT環境でも運用できるように設計されており、現場でも、マシンキャビネットの中でも同じように正常動作します。高耐久性のファンレス ソリッド ステート設計により、摂氏-40~+60度(110iは-20~+60度)の温度、および結露のない10~95%の湿度の環境で運用が可能です。小型の筐体は壁またはDINレールに簡単に取り付けることができ、最大3 Grmの振動に耐えます。

・システム健全性の監視と管理 

オプションでシステム健全性の監視サービスを提供します。セキュアなネットワークを経由してシステムアラートを継続的に監視し、ストラタスに送信するように構成できます。アラートを受け取るとストラタスのエンジニアが内容を分析し、アラートに応じた対応を行います。故障が発生する前に検知し、重大な問題に発展する前に潜在的な段階で対処することができます。

・エッジ環境の運用でも安心のセキュリティ 

お客様に安心して運用していただけるようセキュリティ機能は常に強化されています。ポリシーベースのセキュリティ管理、ホスト ファイアウォール機能、ブートプロセスの保護、通信のセキュリティ強化、物理ポートのロックダウン、TPM 2.0(*)のサポートなどシステム強化によりお客様のセキュリティへの対応を改善し、リスクを低減します。(* ztC Edge 110i でのみサポートされます。)

技術仕様

Stratus zTC Edge Spec

その他詳細については以下の WEB ページをご参照ください。

https://go.stratus.com/ztC110i_JP

■ ストラタステクノロジーについて

ストラタスは、全ての環境、全ての業界において、複雑な操作や作業なく、計画外のダウンタイムからお客様の環境を保護する、連続可用性のリーディングプロバイダーです。 ストラタスは、お客様に価値を提供するために、多くの販売パートナー様やシステムインテグレーター様との協調が重要であることを理解し実践しています。そして、世界中のフォーチュン500企業や幅広い業界、規模の当社のお客様に対し、財務上、またはブランド上のリスクを低減し、エッジ、クラウド、およびデータセンターのアプリケーションの可用性運用とデータの有効活用をご提供します。業務とITを統合してデジタルトランスフォーメーションの可能性を解き放つこと、人々や地域社会の生活の質を向上させること。ストラタスは40年近くにわたりこれらのビジネスクリティカルな環境を保護してきました。 詳細については、https://www.stratus.com/jpをご覧いただくか、Twitter @ StratusAlwaysOnをご覧ください。

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

プレスリリース添付画像

Stratus ztC Edge 110i

Stratus zTC Edge Spec

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  • 名称 日本ストラタステクノロジー株式会社
  • 所在地 東京都
  • 業種 ソフトウエア・SI
  • URL https://www.stratus.com/jp/
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