電通、初のCtoCサービス 愛車の一時交換アプリ「CAROSET」を本日よりサービス開始

電通

2019年12月10日

株式会社 電 通

電通、初のCtoCサービス

愛車の一時交換アプリ「CAROSET」を本日よりサービス開始

 株式会社電通(本社:東京都港区 社長:山本 敏博)は、本日より、自家用車オーナー同士の間で愛車を一時的に交換することができるアプリサービス「CAROSET」(以下「カローゼット」)を開始します。

 同サービスは、当社が2018年10月に、CtoCサービスを開発・提供していく100%子会社として設立した「株式会社カローゼット」(本社:東京都港区 社長:内藤 丈裕、以下「カローゼット社」)の第1弾のサービスとして開発されました。本日のサービス一般公開に合わせて、複数の企業・団体※と協業して、さまざまな形で実証を行っていく予定です(一部は先行実証開始済みのものもあります)。

 カローゼットは、クルマを所有する価値にあらためて着目し、利用者間での金銭のやりとりが発生しない「共利用型シェアリング」という今までにないシェアリングモデルとして、クルマオーナーの潜在的なニーズと課題に応えるサービスとなります。月額基本料780円(税別・2020年5月末まで無料)をお支払いいただき会員となれば、自分が所有するクルマをアプリに登録することで、その時々の目的に合った、他のカローゼット会員のクルマと「一時的に」交換することが可能となります。例えば、雪山にスキーに行くときは、自分のクルマと他の会員のスタッドレスタイヤ装備のSUVを一時交換する、といったイメージです。また、他の会員からの一時交換リクエストに応じた日数分だけ、自分も他の会員に一時交換のリクエストを出すことができるというルールが最大の特徴です。

 カローゼット社が提唱する新しい概念「金銭授受を伴わない、平等かつ助け合いの精神を持った個人資産の共利用」=Open Personal Asset(オープンパーソナルアセット)に基づき、将来的にはさまざまな企業・団体と協力しながら、クルマに限らず、個人が保有する他の資産へとサービスの範囲を広げていくことを目指します。

なお、Open Personal Assetの概念を実現させる「自分の資産を貸した時間分だけ、他人の資産を借りる権利を付与する」など、複数にわたる重要なシステム構成に関して、カローゼット社が既に国際特許を出願済みです。

 高度な課題解決が求められるビジネスデザイン領域においては、一社、また従来の業種内、枠組み内で完結するというものが、今後ますます少なくなっていくことが考えられます。そうした中、当社は、企業同士をつなぎ、企業群や経済圏自体の成長に資する視点でも新しいビジネス機会のハブとなっていけるよう、当社の強みであるクリエーティビティ―やプロデューススキルをビジネスデザイン領域に拡張し、異業種にまたがる協業で生かしてまいります。

【カローゼット社の会社概要】

・会 社 名  :株式会社カローゼット(Caroset Inc.)

https://caroset.co.jp/

・設 立 日  :2018年10月5日

・本社所在地  :東京都港区東麻布1-10-12カメダビル3階

・資 本 金  :30,000万円(設立時・資本準備金を含む)

・代 表 者  :代表取締役社長 内藤 丈裕

・従 業 員 数  :6人(2019年12月1日時点)

・株   主  :株式会社電通(出資比率100%)

・業 務 内 容  :自家用車所有者を対象にした愛車一時交換プラットフォームの企画・運営

        

※【カローゼットと実証を実施予定の企業・団体】(50音順・2019年12月10日時点)

大和ハウス工業株式会社、東京海上日動火災保険株式会社、Fujisawa SST協議会、三菱地所株式会社

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