ノルウェーで中国が建設した2本目の橋が開通

Sichuan Road and Bridge Group

AsiaNet 83267 (0404)

 

 

【成都(中国)2020年3月12日新華社=共同通信JBN】ノルウェーのベイトスタッド橋(Beitstad Bridge)が3月12日(現地時間)、正式に開通した。ノルウェー中部にあるトロンデラーグ郡ステインヒェルのベイトスタッド海峡に架かるベイトスタッド橋はSichuan Railway Investment Group Co., Ltd.(以下、「SRIG」)傘下のSichuan Road and Bridge Group (SRBG)により建設された。これは、SRBGがノルウェーで単独で入札して獲得した最初のプロジェクトであり、同グループがノルウェーで建設した2番目の橋である。

 

ベイトスタッド海峡に架かるこの鉄骨コンクリート複合橋は、ノルウェー郡道路17号線と720号線の一部を構成している。

 

この道路セクションが多数の曲がり角と劣悪な道路状況を抱え、道路基準と交通需要に準拠していないことから、地方政府は交通状況を改良し、道路の安全性を改善するための改修プロジェクトを提案し、ベイトスタッド橋はこの提案プロジェクトで重要な役割を果たした。

 

SRBGは、優れた技術と豊富な経験で国内外で有名な入札者と比べ際立っており、26カ月で同橋の建設を完了した。「A Bridge of Convenience(便利の架け橋)」という名前の価値に値するベイトスタッド橋は、地元の交通改善を助け、海峡の両側の住民の通勤を容易にし、スプロバ、マルム、ディルスタッドの3つの町を密接に結び付けた。完成により、同橋は地域のインフラ建設と経済成長に新たな活力を注入した。

 

ベイトスタッド橋プロジェクトの順調な進展は偶然ではない。SRBGは2018年、ハロガランド橋の効率的かつ高品質の建設でノルウェー政府と国民に認められた。

 

北極圏限界線の北200キロにあるハロガランド橋は「オーロラとともにある橋」と呼ばれている。同橋を所有するNorwegian Northern Highway Bureau(ノルウェー北部ハイウェー局)は、建設条件が極めて厳しいため世界中から主要請負業者を探し求め、世界的に大きな注目を集めた。SRBGは、言語、極地気候、厳しい「北欧規格」のすべての困難を最終的に克服して落札し、建設を完了した。この結果、欧州先進国で長大橋を建設した最初の中国企業となった。

 

ハロガランド橋の入札と建設における貴重な経験は、SRBGがベイトスタッド橋をスムーズに建設する道を開いた。SRBGはハロガランド橋プロジェクトでの成功経験に基づき、HSE(衛生・安全・環境)、ノルウェーなど欧州における鉄骨構造物溶接、塗装、コンクリート建設の技術基準に精通した多くのエンジニア、海外財務会計/監査規則を理解する財務人材、および海外入札、入札招待、下請業者管理の経験がある契約エンジニアを育成してきた。ベイトスタッド橋プロジェクトの管理チームは、基本的にハロガランド橋プロジェクトで以前働いていたスタッフと、SRBGから派遣され同プロジェクトに多大の貢献をしたスタッフで構成されている。

 

インフラ部門でトップクラスの総合的多国籍企業であるSRBGは、深海に架ける長大橋、ハイウェー舗装、複雑な地質条件の下での超長距離トンネルの建設で中核的競争力を誇っている。その最高傑作には、当時世界最長スパンの鉄筋コンクリートアーチ橋であるWanzhou Yangtze River Bridge(万州長江大橋)、当時アジア最長スパンの斜張アーチ橋のFuling Wujiang Bridge(フ陵烏江二橋)、主スパンの長さが1650メートルと当時中国最長で世界で2番目に長いつり橋だった浙江省舟山のXihoumen Cross-sea Bridgeがある。

 

ベイトスタッド橋は、一帯一路構想と「海外進出」戦略に対するSRBGの対応、およびハロガランド橋プロジェクトに続き世界的に認められた中国製プロジェクトの大きな成果である。500キロ離れたノルウェー北西部の2つの橋は、インフラ建設における中国の能力を示すものとして世界的に称賛されてきた。

 

SRBGは現在、アフリカ、中東、東南アジア、欧州など海外のいくつかの国・地域にサービスを拡張している。ノルウェーでのプロジェクトとは別に、同グループはバングラデシュ、クウェート、カンボジア、タンザニア、セネガルでハイウェーや橋の建設などの国際プロジェクトを実施している。

 

ソース:Sichuan Road and Bridge Group

 

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