小笠原敏晶記念財団、現代美術を対象に緊急助成実施へ   募集期間:6月17日~7月6日

アンケート回答者の9割が新型コロナウイルス感染拡大により活動機会を損失

2020年6月17日

公益財団法人 小笠原敏晶記念財団

公益財団法人小笠原敏晶記念財団(東京都港区、理事長小笠原清晃)は、2020年5月10日~20日の期間、現代美術関係者を対象に、新型コロナウイルス感染拡大が、美術分野にどのような影響を及ぼしているかを調査するため緊急アンケートを実施しました。

調査の結果、約9割の現代美術関係者が、創作、研究、発表等の活動機会を失い、約7割が今後の活動計画が立てられない状況であることが判明しました。調査では、現代美術の多様な活動状況が見えてくる一方、その脆弱な経済基盤の実態が浮き彫りとなり、活動継続のための迅速な経済的支援の必要性が明らかになりました。

この調査結果を受け、小笠原敏晶記念財団では、活動基盤が特に不安定な個人及びフリーランスを中心に、アーティストだけでなく、キュレーター、マネジメントスタッフ、研究者等の幅広い現代美術界の担い手に対して、簡易・迅速かつ使途を限定しない緊急助成の募集を行うこととしました。

助成対象は、現代美術分野において活動する個人、フリーランス及び小規模団体。募集期間は、6月17日から7月6日まで。助成一件当たり50万円を目処に、助成総額5,000万円を支援します。助成金交付は8月上旬を予定しています。

小笠原敏晶記念財団では、今後も文化芸術の振興を通じ、健全で豊かな社会づくりへの貢献を目指したいとしています。

 

 

 

 

【公益財団法人小笠原敏晶記念財団】

科学技術の振興を目的に1986年9月に創設された公益助成事業財団。科学技術分野への研究助成や国際交流活動への助成を中心に、34年間で助成件数は延べ1,356件、助成総額は27億5,084万円に上る。2020年6月より「小笠原敏晶記念財団」と改称。創設者・故小笠原敏晶(株式会社ニフコ創業者)のかねてからの希望を実現すべく、文化・芸術の担い手への助成事業を開始予定。

 

【緊急助成の概要】

■名称

新型コロナウイルスの影響に伴う現代美術分野への緊急助成

 

■助成対象者

現代美術分野において、新型コロナウイルスの影響で活動に何らかの被害を受けた個人、あるいは小規模団体が対象となります。なお、法人格は問いません。

 

■助成額

総額5,000万円(50万円/件)予定

 

■スケジュール

1)募集期間: 2020年6月17日(水)から7月6日(月)23時59分〆切

2)審査終了予定: 7月下旬

3)助成金交付: 8月上旬(予定)

 

■申請の方法

詳細は当財団下記ホームページより、募集要項をご確認ください。

URL: http://ogasawarazaidan.or.jp/grant/covid19/

 

■選考方法

当財団の文化・芸術分野の選考委員および必要に応じて選出した有識者から構成する選考委員会において選考を行います。

 

 

■一般の方からのお問い合わせ先

【事務局】

〒108-8522

東京都港区芝5丁目36番7号 三田ベルジュビル20F ㈱ニフコ内

公益財団法人 小笠原敏晶記念財団

TEL: 03(5476)2174

FAX: 03(5446)0633

URL: http://ogasawarazaidan.or.jp

E-mail: contact-arts@ogasawarazaidan.or.jp

 

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

プレスリリース添付画像

【小笠原敏晶記念財団様】アンケートグラフ_1

【小笠原敏晶記念財団様】アンケートグラフ_2

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