Shanghai Electricが設置した中国初の8MW洋上風力タービンが全負荷運転に入る

Shanghai Electric

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【上海2020年6月16日PR Newswire=共同通信JBN】世界をリードする発電・産業設備メーカー兼サプライヤーであるShanghai Electric(上海電気)は16日、中国初の8MW洋上風力タービンを作動させ、今や稼働中であると発表した。「ブラックスタート」技術を搭載したタービンの発売により、8MW洋上風力タービン市場で同社の大量受注の請負が今や可能になったことを示している。同社はまた、再生可能エネルギーベースの統合エネルギーシステムのソリューションをさらに探求する計画を発表した。これは、風力、太陽光発電、エネルギー貯蔵システムを組み合わせ、5G+産業用インターネット・オブ・シングスと融合させるものだ。

 

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8MW-167洋上タービンは、中国で最大の能力を備えた稼働中の風力タービンだ。7MW-154風力タービンと比較すると、D8タービンは20%多くの電力を生成し、均等化発電原価(LCOE)を約11%削減する。8MWタービンは、2018年3月にSiemens Gamesa Renewable Energy(SGRE)と締結した契約による成果である。これにより、Shanghai ElectricはSGREの8.0-167DD洋上マシンを中国市場で生産および販売するライセンスを取得した。

 

Shanghai Electricは現在、2025年末までに最大26GWのグリッド接続の可能性がある成長中の中国の洋上タービン市場に投資する重要な位置にある。同社は、太陽光と風力の潜在能力開放の限界を引きのばす統合されたクリーンエネルギーソリューションの創出を目指している。

 

8MWの洋上風力タービンは81.4メートルのブレードを備え、167メートルのローター直径と2万1900平方メートルの掃引面積を生み出す。Shantou Haojiang offshore industrial park(汕頭濠江洋上工業団地)の陸上でそのテストが行われた。統合型クリーンエネルギーソリューションの実証プロジェクトには、4MWの洋上風力タービンと2.42MWの屋上太陽光発電も含まれる。また、これには、その他すべての要素の中でエネルギー貯蔵、2MWh容量の充電パイル機器、インテリジェントな建物環境制御システム一式、5G+産業用インターネット・オブ・シングス、マイクログリッドコントロールセンター、エネルギー管理システムが組み込まれている。

 

このソリューションは、グリッドインフラストラクチャーに深刻なダメージを与え、地域の停電につながるおそれさえある台風や熱帯低気圧など、アジア太平洋地域の気候状況に対応できるよう修正されている。このため、停電状態からマイクログリッドを回復することは、マイクログリッドオペレーターにとって重要だ。「ブラックスタート」により、スマートエネルギープロジェクトは工業団地の安定的な運営を強力に保証する。

 

Shanghai Electricのプロジェクトチームは、電源のサポートとしてリチウム電池を使用しているため、電力変換システムは電圧と周波数を基準値に調整できる。8MWタービンが、マイクログリッドバス電圧に同期して接続したアイドル状態になり、風速が低下すると、風力タービンが正式に発電を開始し、チームはマイクログリッドが全負荷モードで動作するまで、システム周波数を維持しながら負荷を増やすことができる。8MWタービンの優れたグリッド親和性と強力なMGCCにより、プロセス全体がグリッドに接続され、何ら影響が出ることはない。

 

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ソース:Shanghai Electric

 

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