エアコン買い替えの4分の１で設置時に問題発生！？トラブル回避のための、買い替え前3つのチェックポイント

～おうち時間を快適に過ごす今年の夏のエアコン～

2020/7/9 11:00

2020年7月9日

https://www.mitsubishielectric.co.jp/home/kirigamine/special/oshiete/

【霧ヶ峰Times】７月はエアコン買い替え最盛期！「エアコンが壊れた！」　あわてて購入する前に確認したいこととは？

　気象庁によると、今年の夏は全国的に「暑い夏」が予想され、また、新型コロナの影響で家にいる時間が増えることも予想されます。熱中症予防のためにもエアコンを上手に活用し、おうち時間を快適に過ごすことが重要です。7月はエアコンの買い替え需要が高まる販売最盛期です。近年、「エアコンが壊れた！」と急いでエアコンを買っても最新のエアコンは昔よりもサイズが大きくなっているので「室内機が入らない！」などの設置トラブルが増える傾向にあります。購入後、エアコンの設置に問題があった割合が2013年18％から2019年25％と増加（グラフ１）。最悪なケースでは商品交換し、設置がさらに1～2週間遅れてしまうこともあります。このような設置トラブルは購入前のひと工夫で回避することができます。三菱電機霧ヶ峰PR事務局では設置トラブルを回避するための３つのポイントをご紹介。夏場の必需品であるエアコンだからこそ、失敗しない買い方を押さえて快適な夏を過ごしましょう。

１．販売ピークの7月。「エアコンが壊れた！」とあわてて販売店に行くと設置が出来ないことも？

エアコンの販売は7月の前半に山場を迎えます。GfK Japanの調査によると、家電量販店におけるエアコンの販売台数は6⽉1週⽬を基準にすると、7⽉2週⽬〜3週⽬で2倍相当に達しており、需要の盛り上がりが確認できます（グラフ２）。購入者の71％は買い替えで（グラフ３）、57.9％はエアコンの故障や不調が理由です（グラフ４）。暑さが厳しい時期だからこそ、早くエアコンを取り替えたいと販売店に駆け込みたくなりますが、下調べなしでエアコンを購入し、「室内機が入らない！」などの設置トラブルが起こる可能性があります。最新のエアコンは省エネ性の向上やフィルター自動お掃除機能を搭載している影響で製品サイズが昔のエアコンよりも大きくなっているため、元のスペースに入らないことがあります。また、せっかくエアコンを買ってもお部屋の環境とエアコンの能力が合っていないことが原因で「なんだか冷えない」と不満につながることもあります。販売ピークを迎える7月は工事が立て込んでいるため、間違ったサイズや能力の製品を買ってしまうと、すぐに代わりの製品の取り付けができず、数日間は暑さを我慢して過ごすことになりかねません。間違いを防ぐには、買い替え前に落ち着いてしっかりと下調べをするとスムーズです。

グラフ1

グラフ2

グラフ3

グラフ4

2.買い替え前の3つのチェックポイント！スマートフォンのカメラ機能を使おう！

購入後の設置トラブルを防ぐためには、設置場所の事前確認が重要です。販売店で購入相談するときに、これからご紹介する３つのポイントを伝えればトラブル回避に役立ちます。

POINT①　室内機のサイズと専用コンセント形状を確認

最新のエアコンはサイズが大きくなっているので、室内機のサイズを把握することは非常に重要です。室内機のサイズと一緒にコンセント形状も把握しておくと工事を含めた購入代金の全体像をつかみやすくなります。

1．室内機の設置環境と型式表記を撮影

室内機と室内機の専用コンセントを含めた設置環境を撮影しましょう。

また室内機の底面や側面にある型式表記を撮影しましょう（下左・下右図）。販売店で型式表記に記載されている型番を伝える事で、サイズがわかるので適切なサイズのエアコンを紹介してもらえます。

※旧型番だと不明な場合があります。

２．専用コンセントを撮影

室内機のコンセントは製品によって形状が異なるため、撮影して販売店に伝えることが重要です。

※室内機の設置スペースが狭い場合

上中図のように設置スペースが狭いことがわかっている場合は、室内機のサイズだけでなく、天井や壁、カーテンレールとの隙間も計測している様子を撮影して下さい（上右図）。隙間を考慮せず設置すると、例えば上部の空気の吸い込み口が塞がれてしまうので「冷えない」原因になってしまいます。

POINT②　室外機のサイズと設置環境を確認

室外機はベランダ置きや屋根置きなどさまざまなパターンで設置されています（下左図）。室外機の設置環境を把握すると、現状の場所に購入した室外機を設置できるか判断でき、工事代を含めた費用の全体像がつかみやすいです。室外機の設置環境（下右図）を撮影しましょう。

※室外機の設置スペースが狭い場合

室外機の設置スペースが狭いことがわかっている場合、室外機のサイズや壁とのスペースまで計測した様子を撮影して下さい（下図）。例えば十分な設置スペースがないと風通しが悪くなり、室外機から吹き出す温風がこもって吸込み口周辺の空気の温度が高くなるので冷房効率が悪化します。

【ご参考】実は、室外機は昔より大きくなっている！

各社、上位機種では省エネ性能向上の為10年前の室外機と比較すると室外機のサイズが大きくなっている傾向があります。上位機種へ買い替える際は室外機のサイズと設置スペースの計測を推奨します（下図）。

（上左図）

10年前の室外機サイズ

2010年モデルMSZ-ZW560S

高さ550×幅800×奥行285ｍｍ

（上右図）

最新の室外機サイズ

2020年モデルMSZ-ZW5620S

高さ714×幅800×奥行285ｍｍ

POINT③　お部屋の間取りを確認

お部屋の広さだけでなく、間取りに合ったエアコンを選ばないとパワー不足が起こり、「なんだか冷えない」というトラブルに加え、電気代が余計にかかります。エアコンを設置するお部屋に日射が入りやすい「ハイサッシ」があるお部屋や「吹き抜け」などの空間がある場合は、お部屋の広さに相当する適用畳数よりも大きめの能力を持つエアコンを選ぶことをおすすめします。例えば、下の写真は6畳の子供部屋ですが、左側に大きな窓があり、日射でお部屋が暑くなる場合は、6畳用のエアコンではパワー不足になる可能性があります。お部屋の写真を撮影して販売店で適切な能力のエアコン選びを相談してみましょう。お部屋の写真を撮ることが難しい場合は、お部屋の間取りをメモしましょう。

下の写真のモデルは霧ケ峰Sシリーズhttps://www.mitsubishielectric.co.jp/home/kirigamine/product/s/index.html?type=SB