日本初ダイバーシティを楽しみながら体感できる ダイアログ・ミュージアム「対話の森」オープン

テープカットには小島慶子氏・乙武洋匡氏が参加。 withコロナだからこそのエンターテイメントを開催

2020年8月25日

一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティhttps://taiwanomori.dialogue.or.jp/

日本初・ダイバーシティを楽しみながら体感できるダイアログ・ミュージアム「対話の森」を東京・竹芝にオープン

~オープニングセレモニーには小島慶子氏・乙武洋匡氏が参加。
withコロナの今だからこそ社会に必要な
ソーシャルエンターテイメント、ライトとサイレンスを開催~

 

2020年8月25日

一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ
 

 一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ(東京都港区・代表 志村季世恵)は、ダイバーシティを体感できる日本初の体験型常設施設ダイアログ・ミュージアム「対話の森」をオープンいたしました。

 8月23日のグランドオープン日には、エッセイストでタレントの小島慶子氏や作家の乙武洋匡氏も登壇する中、オープニングセレモニーが開催されました。また、テープカット時には、オープンを待ち望んでくださったサポーターの方々30名以上とともに、オンラインでも同時にテープを切る「オンライン連動テープカット」も開催しました。

 ダイアログ・イン・ザ・ダーク代表で理事の志村真介からは、ダイアログ・ミュージアムのオープンが世界で3か国目になること、この場がソーシャルエンターテイメントの空間のみならず、障害者や高齢者が多様性を生かし活躍する場であることが伝えられ、「新型コロナウイルスのレガシーとして、2030年、ここダイアログ・ミュージアムがSDGs目標達成に大きく貢献することを願っています。」とオープンへの意気込みを語りました。

 代表理事の志村季世恵からは、「私たちは、人と人が出会い対話をすることで、相手のことを知り、また自分のことを伝えることができます。お互いのことを知ることで、また違った世界が見えてくる。この出会いをどんどんと発展させることで、日本中、そして世界中に、誰もが生きやすく、誰もが自分の能力を活かせるような場を作っていきたいと思っています。」と述べました。また、オープニングセレモニーを1つの出会いの場と見立て、参加していた記者を交えて、隣の人と目を合わせて「こんにちは」「ありがとう」の手話コミュニケーションを実践。「お互いが関わるきっかけを作ることで、知らない文化に触れ、覚えることができるんです」と話しました。

 なお、ダイアログ・ミュージアムでは、8月23日のオープン以降、2つのソーシャルエンターテイメントを同時開催いたします。一つは、静けさの中で聴覚障害者とともに表情やボディーランゲージでの対話を楽しむ「ダイアログ・イン・サイレンス」です。また、もう一つは今回世界で初の開催となる「ダイアログ・イン・ザ・ライト」です。「ダイアログ・イン・ザ・ライト」は、真っ暗闇のエンターテイメントとして知られ、これまで23万人以上が体験してきた従来の「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」に、新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため、真っ暗闇の会場に明かりを灯すという大胆なアレンジを施した期間限定のソーシャルエンターテイメントです。「目」の感覚を用いながら、視覚障害者のアテンドスタッフとともに会場内で「旅」をすることで、私達の中に眠る五感、そして人と出会い対話することの楽しさと豊かさを再発見します。withコロナの今だからこその、社会に必要なソーシャルエンターテイメントを提供いたします。

 なお、オープンに際しては「対話の森」をみんなで作り上げていくために、「森の住民」オンラインコミュニティもスタート。アテンドたちと対話を楽しむ月1回程度のオンラインイベントの他、ミュージアムの先行特典なども予定しています。

テープカットの様子 (写真提供:安田菜津紀(Dialogue for People))

テープカットの様子 (写真提供:安田菜津紀(Dialogue for People))

 

 

 

 

【ダイアログ・ミュージアム「対話の森」概要】

見えないからこそ、みえるもの。聞こえないからこそ、聴こえるもの。

老いるからこそ、学べること。

目以外の感性を使い楽しむことのできる「ダーク」では、見た目や固定観念から解放された対話を。表情やボディランゲージで楽しむ「サイレンス」では、言語や文化の壁を超えた対話を。そして「タイム」では、年齢や世代を超え、生き方について対話をします。

期間限定で「ダーク」は「ライト」にアレンジ。暗闇に明かりをはじめて灯し、あなたをお迎え。見える中で旅するように人と出会い、私たちに眠る五感の豊かさを再発見します。

世代。ハンディキャップ。文化。宗教。民族。世の中を分断しているたくさんのものを、

出会いと対話によってつなぎ、ダイバーシティを体感するミュージアム。

この場で生まれていく「対話」が展示物です。

 

ダイアログ・ミュージアム

 

ダイアログ・ミュージアム エントランスの様子

 

住所:複合施設「アトレ竹芝」内 アトレ竹芝シアター棟1階

(東京都港区海岸1-10-45)

開催時間:11時~20時 ※事前予約制 

体験料金:大人3500円、中高生・学生2500円、小学生1500円(税別)

WEBサイト:https://taiwanomori.dialogue.or.jp/

特別協賛:東日本旅客鉃道株式会社、清水建設株式会社

協賛:株式会社ベネッセホールディングス、日鉄興亜不動産株式会社

特別協力:株式会社アトレ、TOA株式会社

協力:株式会社J-WAVE、株式会社オープン・エー、株式会社ジーベック

後援:文部科学省、厚生労働省、東京都、佐賀県、港区、全日本ろうあ連盟


<対話の森 オンラインコミュニティ 「森の住民」募集概要>

先の見えない時代でも大丈夫。「対話の森」がありますから。この森を一緒に育てていく、住民を募集します。私達は、「対話の森」から全世界に「対話」のすばらしさを広げていきたいと思っています。

ダイアログのスタッフ、アンバサダー、そして皆さんと語りあい、オンラインでつながりながら育てていきたい。「対話の森」オンラインコミュニティの住民を募集します。

定期的に開催予定のオンラインでの対話の会にご参加いただいたり、対話の森での日々の出来事をシェアします。ダイアログ・ミュージアム「対話の森」から、あらゆる障害や文化、年齢の違いを超え、さまざまな文化や知恵や人が集まり、新たな英知を生み出す、その挑戦をご一緒できたらと願っています。
お申込み先:https://taiwanomori.dialogue.or.jp/news/20200823news/

 

記者会見登壇者のコメント

■エッセイスト・タレント 小島慶子氏

「DIDとDISを初めて体験した時に、どちらも深い気づきがありました。新型コロナウイルスの影響で、これまで通りに物事は運びませんが、「こんなコミュニケーションがあった」という気づきや「こんな形で繋がっていたり、分断されたりしていたんだ」と私達は気づけました。そんな今だからこそ、ダイアログ・ミュージアムが常設として開館することには大きな意味があり、象徴的な場になると期待しています。あらゆる立場にある人がここで新たな発見をし、ふと気がついたら5年後10年後の日本社会を変えているのでは、と信じています。その日を待ち望みながら、私もまた足を運びたいと思います。」

 

■作家 乙武洋匡氏

「ダイバーシティという言葉が浸透する中で、想像力が大切だと感じています。このダイアログプロジェクトは、同じ世界で暮らしているはずなのに、まったく見え方が違うということ、つまり、私達の想像力不足を補ってくれる体験だと思っています。さまざまな境遇の人がいるということを、一人でも多くの子どもたちが体感することで、ダイバーシティという言葉が独り歩きするのではなく、みんなが実感できるカギになる、それが実現できる場であると信じています。」

 

■東日本旅客鉃道株式会社 執行役員 事業創造本部副本部長 表輝幸氏

「4年半前、ダイアログを始めて体験し、大変な衝撃を受けました。人それぞれの強みや個性を生かしながら、弱い部分を支えあう当たり前の社会を実現したいと感じました。同時に、満員電車をストレスなく乗れるようにしたいという志村季世恵氏の想いも受け、列車に安心して楽しく乗れる社会づくりを目指す本事業をサポートさせていただきました。本日、ウォーターズ竹芝から開業するダイアログ・ミュージアムを通じて、皆様とともに、インクルージョンを目指し、日本社会をもっと明るくしていくことを願っています。」

 

■清水建設株式会社 常務執行役員 コーポレート企画室長 東佳樹氏

「ダイアログとのご縁は、現会長が社長時代に、ダイアログ・イン・ザ・ダークを体験させていただいたことに始まっています。以降、ダイバーシティ活動や人材開発研修に取り込ませていただきました。今後は、ご支援というだけではなく、長期ビジョンでも発表しましたように、インクルーシブな社会の実現に貢献すべく、協働や新しいものを生み出すことにも貢献したい所存でございます。」


■株式会社ベネッセホールディングス 社長室 部長 坂本香織氏

「昨年、会社のメンバーでダイアログ・イン・ザ・ダークを体験し、ダイバーシティは頭で考えるのではなく、体感するものだと感じました。ベネッセの由来でもある「よく生きる」、人がよく生きるためには、それぞれの個性を尊重して、お互い連携し合っていくことが重要だと思っております。この場に、子どもたちはもちろん、たくさんの方々が訪れてくださることを願っております。」

 

■日鉄興和不動産株式会社 企画本部 経営企画部長 兼 広報室長 稲垣修氏

「新型コロナウイルス感染拡大の中、制約のある中でも、人と人とがわかりあり、笑顔でいることができるということを、私たちはダイアログの取り組みを通じて勉強させていただいております。ダイアログの活動を、一人でも多くの方に知っていただきたいと願っております。」

 

■ダイアログ・イン・ザ・ダーク アテンド 瀬戸洋平(視覚障害者)

「アテンドをして10年、たくさんのお客様と接してきましたが、対話の森では、互いの豊かさ、ともに過ごす中で対話の喜びを体感することができると思っています。ここを拠点に、対話が広がっていくことを願っています。いま、ダークの視覚障害者スタッフは約30名が活躍しています。ぜひユニークな仲間たちに会いに来ていただきたいと思います。」

 

■ダイアログ・イン・サイレンス アテンド 松森果林(聴覚障害者)

「マスクでの生活が当たり前となり、世界から笑顔が消えてしまったような気がしています。人の笑顔が見えにくい社会だからこそ、笑い声が聞こえにくい社会だからこそ、人と人との距離を感じる社会だからこそ、対話の森を訪れた人がマスクからはみでる笑顔になれる、ソーシャルエンターテイメントへの挑戦です。仲間とともに、お待ちしております。」

■ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパン 代表 志村真介

「ダイアログプロジェクトは、社会変化の触媒として、遊び、楽しみながら社会課題を解決していくソーシャルエンターテイメントです。今回の新型コロナウイルス感染拡大により、ダイバーシティへの歩みが、鈍っているような気がしてなりません。そんな時期だからこそ、障害者や高齢者といった多様性を生かし活躍する場であるダイアログ・ミュージアムのオープンを決めました。2030年、ここダイアログ・ミュージアムがSDGs目標達成に大きく貢献することを願っています。」

 

■一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ 代表理事 志村季世恵

「私たちは、人と人が出会って対話をするときに、相手のことを知ることができ、自分のことを伝えられます。そうすると、また違った世界が見えてくる。これをどんどんと発展させて、日本中、世界中に誰もが生きやすく、誰もが自分の能力を生かせるようなそんな場を作っていきたいと思っています。」

 

■一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ 理事・弁護士 大胡田誠氏

「ミュージアムのオープン日となった今日は、飛行機でいえばテイクオフリリックです。飛行機は、向かい風の吹いている方向に飛んでいくといいますが、今、ダイアログには向かい風は十分にあります。なぜならダークは暗闇が作れないし、サイレンスはマスクが必要だから。あとは燃料、つまり、皆様からの応援が不可欠です。どうかご支援を引き続き、よろしくお願いいたします。」

 

【ダイアログ・イン・ザ・ダーク(DIALOGUE IN THE DARK)」とは】

純度100%の真っ暗闇の中で、見ること以外の感覚を使い、驚きに満ちた発見をしていくエンターテイメント。体験を案内するのは、普段から目をつかわない視覚障害者のアテンドです。視覚以外の感覚を広げ、新しい感性を使い、チームとなった方々と様々なシーンを体験します。1988年、ドイツの哲学博士アンドレアス・ハイネッケの発案によって生まれ、これまで世界50か国以上、800万人を超える人が体験。日本では1999年に初開催し、これまで23万人以上が体験。

▶コロナウイルス感染拡大防止のため、東京・神宮外苑「内なる美、ととのう暗闇。」は休業中、大阪「対話ある家」は7月16日より再開。

HP:https://did.dialogue.or.jp  法人・団体向けワークショップHP:https://biz.dialogue.or.jp/

 

【「ダイアログ・イン・サイレンス(DIALOGUE IN SILENCE)」とは】

音のない世界で、言葉の壁を超えた対話を楽しむエンターテインメント。体験を案内するのは、音声に頼らず対話をする達人、聴覚障害者のアテンドです。参加者は、音を遮断するヘッドセットを装着。静寂の中で、集中力、観察力、表現力を高め、解放感のある自由を体験します。そしてボディーランゲージなど、音や声を出さず、互いにコミュニケーションをとる方法を発見していきます。たとえ母国語の異なる人であっても、想像以上の交流が深まります。1998年にドイツで開催されて以降、フランス、イスラエル、メキシコ、トルコ、中国でも開催。これまで世界で100万人以上が体験しています。日本では2017年に初開催し、2019年までに3回開催、約1万人が体験しました。 HP:https://dis.dialogue.or.jp

 

【「ダイアログ・ウィズ・タイム(DIALOGUE WITH TIME)」とは】

歳を重ねることについて考え、世代を超えて、生き方について対話する体験型エンターテイメント、それがダイアログ・ウィズ・タイム。体験を案内するのは、豊かに歳を重ねられた高齢者のアテンドです。戦後から現在まで、激しく時代が変化する中、どのように生きてきたのか。人生経験を共有し、世代を超えた対話により、自らのこれからを考えるきっかけを生み出します。2012年にイスラエルで開催されて以降、ドイツ、スイス、フィンランド、台湾、シンガポールでも開催。日本では、2017年の3月に東京・外苑前会場にてプレ開催、2019年夏、東京・新宿で開催。 HP:https://dwt.dialogue.or.jp

 

一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ

 東京都港区海岸一丁目10-45 アトレ竹芝シアター棟1階

https://djs.dialogue.or.jp/

 

 

 

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プレスリリース添付画像

テープカットの様子 (写真提供:安田菜津紀(Dialogue for People))

テープカットの様子 (写真提供:安田菜津紀(Dialogue for People))

ダイアログ・ミュージアム

ダイアログ・ミュージアム

ダイアログ・イン・サイレンス 体験の様子

ダイアログ・イン・サイレンス 体験の様子

ダイアログ・イン・ザ・ライト 体験の様子

ダイアログ・ミュージアム エントランスの様子

「対話の森」オンラインコミュニティ募集

作家 乙武洋匡氏(写真提供:安田菜津紀(Dialogue for People))

エッセイスト・タレント 小島慶子氏(写真提供:安田菜津紀(Dialogue for People))

志村真介(写真提供:安田菜津紀(Dialogue for People))

志村季世恵(写真提供:安田菜津紀(Dialogue for People))

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