暗闇の中で空間を知覚する服「echo」ダイアログ・イン・ザ・ダークの真っ暗闇での特別体験プログラムを作成

技術と知覚の対話から未来を拓くイノベーションを体感

2021年8月25日

一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ(東京都港区・代表理事 志村季世恵)は、ライゾマティクス、アンリアレイジ、ダイアログ・イン・ザ・ダークの視覚障害者とともにecho projectとして空間を知覚する服「echo」を制作、今年2021年版としてechoを身につけ、ダイアログ・イン・ザ・ダークの暗闇内にてご体験頂ける特別プログラムを作成いたしました。

https://research.rhizomatiks.com/s/works/echo/

 


このプロジェクトは、ダイアログ・イン・ザ・ダークのアテンド(案内人)を務める視覚障害者とライゾマティクス、アンリアレイジが対話し、服自体が発信し、空間との距離を感じる「echo」を通して、今までに感じたことのない空間の知覚方法を体験、思い巡らすものです。

 

私たちは一体どのように街や人との距離や関係を描いていけるのか。

目の見えない人は空間をどう認識し、頭の中の像はどのように出来上がっていくのか。

光を受け取り空間を認識する目とはまた異なる感覚で、空間を「みる」体験が待ち受けています。

 

今回はechoを装着し、ダイアログ・イン・ザ・ダークの真っ暗闇を体験。

相手との距離を知覚するechoを通し、ソーシャルディスタンスをとることで初めてうまれる、人と人との結びつきと関係性のポジティブな変化を体感いただきます。新型コロナウイルス感染拡大以降、物理的な距離に比例するように、人と人との心理的な距離も遠くなっているように思います。

echoを通じ知覚を拡張することで、物理的な距離があっても描くことのできる、人の関係性と知覚の可能性を探求します。

 

2017年5月にはじまった本プロジェクトは、2018年に日本科学未来館にて体験型展示を開催。今回は作成した体験プログラムを2日間提供、展開していきます。

東京パラリンピック期間中の開催となり、「目が見えないからこその感性と知覚」をアートとテクノロジーを用いた対話から発展させ、障害者から未来を拓くイノベーションを垣間見ることができるプロジェクトです。

 


 

<echo project」とは>

目を閉じて、世界をみる。

目で世界を見るように、 服で世界を知覚する。

世界のかたちを、身体に纏う。

ダイアログ・イン・ザ・ダーク檜山晃とライゾマティクス、アンリアレイジが感覚に関する対話を通して、「echo」をテーマに空間と呼応する服を製作。光を受け取り空間を認識する目とはまた異なる感覚で空間を「みる」体験が待ち受けています。「echo」では服自体が信号を発し、距離を計測することで空間を認知し、その反応が振動として私たち自身に返ってきます。服自体が発信し空間との距離を感じる「echo」を通して、今までに感じたことのない空間の知覚方法を体験、思い巡らす、プロジェクトです。2017年5月にはじまった協働を経て、10月にヨコハマ・パラトリエンナーレにて発表。 2018年7月には、日本科学未来館にて体験型展示を実施。

https://research.rhizomatiks.com/s/works/echo/

 

< ダイアログ・イン・ザ・ダーク(DIALOGUE IN THE DARK)」とは>
純度100%の真っ暗闇の中で、見ること以外の感覚を使い、驚きに満ちた発見をしていくエンターテイメント。体験を案内するのは、普段から目をつかわない視覚障害者のアテンドです。視覚以外の感覚を広げ、新しい感性を使い、チームとなった方々と様々なシーンを体験します。1988年、ドイツの哲学博士アンドレアス・ハイネッケの発案によって生まれ、これまで世界50か国以上、800万人を超える人が体験。日本では1999年に初開催し、これまで23万人以上が体験。現在はダイアログ・ミュージアム「対話の森」にて体験可能
https://did.dialogue.or.jp 

 

【助成】公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京

 

一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ https://djs.dialogue.or.jp/
東京都港区海岸一丁目10番45号 アトレ竹芝シアター棟 1F

 

 

 

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