桃山学院教育大学で「みらいカルタ」を使ったキャリア教育プログラム導入。行員派遣による金融教育の授業開催

みずほ銀行

2021年4月19日

株式会社みずほ銀行

桃山学院教育大学で当行が開発した

“「みらいカルタ」を使ったキャリア教育プログラム”を導入

行員派遣による金融教育の授業も開催

 

 

 株式会社みずほ銀行は、キャリア教育プログラム「未来想像教育プログラム」を独自に開発し、桃山学院教育大学にて導入されました。また、2020年12月から2021年1月にかけて同大学と全4回の共同授業を開催しました。

 〈みずほ〉は、“人生100年時代”において、お客さま一人ひとりの未来に寄り添って、ライフデザインや資産形成のコンサルティングを行うとともに、未来について考えていただくための様々な取り組みを行っています。

 その一環として、ご自身の未来を想像し、より具体化していただくために、みずほ銀行ではオリジナルツール「みらいカルタ」を制作しています。「みらいカルタ」は、五十音の各文字から始まる未来を自由に想像し、その未来を“白紙”の読み札と絵札に描くことで、自分の未来について考えるきっかけづくりに活用いただけます。

 みずほ銀行が開発したキャリア教育プログラムは、「みらいカルタ」などのツールを活用して、自分の未来を想像するための着想方法、そして未来を実現するために必要なお金や資産形成などを学べる内容です。「未来やキャリアを自分自身で考えること」「周囲との対話から具体に落とし込むこと」を通じて、未来を切り拓く力を養います。

 今後は、小学校から大学まで様々な教育現場にプログラムの提供を行い、未来想像のきっかけづくりを推進していきます。

 

 

 

 

 

■「未来想像教育プログラム」の講義内容

第1回:「前向きな未来想像とその考え方を学ぶ」をテーマに、実際に自分が想像する未来の夢や目標などを、「みらいカルタ」に書き込み、前向きな未来想像とその考え方について学びます。

 

第2回:「他者の未来想像をヒントに考えを深める」をテーマに、それぞれが作成した「みらいカルタ」の内容を発表し、他者の未来想像をヒントに感想をシェアしながら、自身の考えを深めます。

 

第3回:「どんな自分になりたいか言語化する」をテーマに、自分の未来に関して学生たちがプレゼンを行います。言葉にして発表することで、より具体的に自分の未来を想像します。

 

第4回:「なりたい未来とかかるお金の基礎を学ぶ」をテーマに、これまでに想像した未来を実現するうえで重要な「お金」についての理解を深めます。

 

<今宮信吾教授のコメント>

 「みらいカルタ」を使った今回のプログラムは、学生が未来の自分を人生の早い時期からしっかりとイメージして、将来、教師になっても幅広いキャリアの選択肢を持ちながら、教師を続けてほしいという思いから授業に採用しました。全4回の講義を通じて、学生たちの前向きな反応や、こういう話を聞きたかったという感想を聞くと、今の時代に合った内容なのではないかと感じています。

 学生たちが講義の中で、実際に計画したプランが、果たして5年後、10年後にどうなっているのか、またどう修正して進んでいったのか、これからも見守り、追跡していかないといけませんし、それを検証して、次につなげていきたいと思います。また、今回参加した学生は、4年生が中心でしたが、もし1年生、2年生、3年生が参加したら、それぞれのキャリア選択や就職活動への意欲にどう影響を与えるのか、その辺りのこともじっくり考えていきたいと思います。

 

<プロフィール>

今宮 信吾(いまみや しんご)

大阪大谷大学 教育学部教授。(授業実施時点では桃山学院教育大学教授)

専門分野は国語教育、教育方法、教師教育。

1964年神戸市生まれ。兵庫教育大学大学院修士課程修了。

兵庫県公立小学校、神戸大学発達科学部附属住吉小学校に勤務。

2008年度から関西大学特別任用教諭。

2010年より関西大学初等部教諭(国語教育担当)、

関西大学文学部初等教育専修非常勤講師を兼任。

2016年より桃山学院教育大学教授。

2021年4月より大阪大谷大学 教育学部教授。

著書は「ワッとわく ことばの力をつける詩の授業」。

 

 

 

「未来想像教育プログラム」 実施レポート

「未来想像教育プログラム」を活用した第1弾の取り組みとして、桃山学院教育大学の人間教育学部で全4回の講義を実施しました。

 

<第1回>

実施日:2020年12月9日(水)

テーマ:「前向きな未来想像とその考え方を学ぶ」

 コロナ禍で不安を抱える学生たちが、前向きに生きていくため、『変化の大きい時代に対応できる柔軟さ』と『周辺環境の変化にぶれない指針』を養い、学生一人ひとりが自身の未来・キャリアを考え、自分で未来を切り拓くことが必要」と語る今宮教授。未来想像をポジティブに捉え、原動力にしている人たちの具体例を紹介しながら、未来への不安がさらに拡大している今だからこそ、ポジティブに想像し、それらを言語化することで未来に踏み出す勇気を持つ必要性を学生に訴えました。

 そうした未来やキャリアを自分自身で想像し、考えるきっかけになるツールとして「みらいカルタ」を紹介。学生たちは5、6人のグループに分かれて、自分が想像する未来の夢や目標などを、カルタに書き込みました。さらに、「なりたい未来の自分を一言で表現すると」「カルタに描いた未来を具体的に何歳の時に実現したいか」などを書き出して整理する「未来想像シート」が、次回までの宿題として配布されました。

 

 

 

 

<第2回>

実施日:2020年12月16日(水)

テーマ:「他者の未来想像をヒントに考えを深める」

 自分で未来を切り拓くために必要な要素として、前回の「未来やキャリアを自分自身で考えること」に続いて、「周囲との対話から具体に落とし込む」という課題に挑戦した学生たち。当日は、それぞれが作成してきた「みらいカルタ」をまとめて、グループ内でカルタ遊びを実施しました。読み上げられたカルタを作成した人が、そのカルタの内容に込めた思いを発表し、それを聞いた周りの人たちが感想をシェアした後、それらの体験を基に、自身の「未来想像シート」に書き加えたり、書き直したりしました。

 

 

 

 

<第3回>

実施日:2021年1月6日(水)

テーマ:「どんな自分になりたいか言語化する」

 第3回目の講義では、前回作成、加筆修正した「未来想像シート」を基に、自分の未来に関する学生たちのプレゼンが行われました。一人約3分のプレゼンを行った後、自分の未来について、言語化して具体的に考えることができたかどうか、他の人の発表を聞いて、自分の未来への気づきを見つけることができたかどうかとたずねる今宮教授。そうして想像した「未来」を絵に描いた餅にせず、実現するために重要な要素の一つとして、“お金の計画”があることを伝えます。そこで、一人ひとりが自分の“未来のお金”について考える基礎として「お金に関するワークシート」を配布。職種別の平均年収の資料を参考にしながら、「みらいカルタ」に記載した、実現したい夢にかかる費用を計算し、自分が想像する未来に必要なお金についての考えを深めました。

 

 

 

<第4回>

実施日:2021年1月13日(水)

テーマ:「なりたい未来とかかるお金の基礎を学ぶ」

 第4回目の授業では、前回作成した「お金に関するワークシート」を基に、みずほ銀行の行員が「金融教育」として、「みらいカルタ」を通して考えた夢や目標の実現に必要なお金について、資産形成などの観点から講義を行いました。自分の未来を想像しながら、ライフデザインをする中で、人生に必要なお金を無理なく貯めるポイントとして、「お金にも働いてもらう」=「運用」というキーワードが登場。早いうちからマネープランを立て計画的に資産形成に取り組むことや、無理なくお金が貯まる仕組みを作ることに加えて、利回りごとの運用資産額のシミュレーション等を使いながら資産運用の効果を説明しました。また、そうした「お金に働いてもらう」方法の一例として、「投資信託」の仕組みや、資産運用の基礎知識などが紹介されます。最後に、今宮教授が「先生が子どもに対してよく、毎日コツコツ計画的に勉強することが大事だよ、と言いますが、お金のこともそれと一緒」とコメントし、全4回の講義を終えました。

 

 

 

 

■「未来想像教育プログラム」を体験した学生たちのコメント

「みらいカルタで、周りのみんなと夢を共有する中で、やりたいことを早く見つけることの大切さを実感し、その夢を実現するために、未来に備えることが大事だと思いました」。

 

「私の夢は外国に行って、現地の子どもたちと関わることなので、そのためには確実にお金が必要。どのようにお金に働いてもらうのか、しっかり考えていきたいと思います」。

 

<みずほ銀行のコメント>

「『未来想像教育プログラム』は、大人になるとなかなか描きにくい未来を前向きに想像し、

夢を実現するためのきっかけを学生のみなさんに提供したいという思いから開発しました。

なりたい未来を想像し、その未来を叶えるためにはお金についてもしっかりと考える必要があります。

お金との上手な付き合い方を学ぶことで、お金の不安を解消し、未来の実現に向かって挑戦し続けられる力を身につけていただければと思います。」

 

■ダイジェスト動画

 

 

 

■「みらいカルタ」とは

 新たな目標や未来について考える年始に、お正月の遊びであるカルタをモチーフに、数年後の未来やいつか叶えたい未来を自由に楽しく想像するために、みずほ銀行が企画・制作したオリジナルツールです。

 五十音の各文字から始まる未来を自由に想像し、その未来を、“白紙”の読み札と絵札に描くことで、自分の未来について考えるきっかけづくりに活用いただけます。

 「みらいカルタ」は、みずほ銀行が運営するウェブメディア「未来想像WEBマガジン」で無料ダウンロードできます。

「みらいカルタ」ダウンロードURL: https://miraisozo.mizuhobank.co.jp/site/miraikaruta/

 

 

 

■「みらいカルタ」Webムービーについて

 約7割が自分の未来に不安を抱いている日本人の大人たち。(※)そんな大人たちが「みらいカルタ」を体験するとどうなるのか、14組の小学生とその親御さんに実際に体験していただきました。

 まず、お子さんたちには事前に、「あ」から「ん」までの五十音の各文字から始まる白紙の読み札と絵札を配り、自分のお父さんお母さんの未来を自由に想像し、描いてもらいました。その後、親御さんに子供の授業参観として集まっていただき、その場で初めて、自分のお子さんが作成した「みらいカルタ」を体験していただきました。その際の親御さんのリアルな反応や親子の微笑ましいやり取りを撮影した実験ドキュメンタリーです。

(※)内閣府「人口,経済社会等の日本の将来像に関する世論調査」(平成26年)

動画URL:  https://miraisozo.mizuhobank.co.jp/site/miraikaruta/

 

<ご参考>

■ワクワクする未来を想像するための“ユーザー共想型”Webメディア「未来想像WEBマガジン」

 みずほ銀行では、Webメディア「未来想像WEBマガジン」を2019年12月に創刊しました。

「未来想像WEBマガジン」は、「想像しよう。未来がはじまる。」をコンセプトとして、世の中の変化をはじめ、ライフスタイル、トレンド、人物、お金などをテーマに、これからの未来を前向きに生きていくためのヒントとなる様々な情報を発信します。また、“ユーザー共想型メディア”として、一方的な情報発信だけではなく、ユーザーの声を取り入れたコンテンツなども公開中です。

「未来想像WEBマガジン」URL: https://miraisozo.mizuhobank.co.jp/

 

 

桃山学院教育大学で行われたみずほ銀行の金融教育授業の記事も「未来想像WEBマガジン」で公開中です。

 

「やりたいことが見つからない」みらいカルタを使った大学での取り組み(前編) https://miraisozo.mizuhobank.co.jp/wish/80292

 

夢を夢で終わらせない。未来実現に必要な「お金」を考える(後編) https://miraisozo.mizuhobank.co.jp/wish/80293

 

 

 

 

 

 

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

プレスリリース添付画像

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cut3_授業第1回

cut4_授業第2回

cut5_授業第3回

cut6_授業第4回

今宮信吾 教授

みらいカルタ

未来想像WEBマガジン

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