千葉県市原市と株式会社NTTドコモは、林業分野においてICTなどを活用し、活力ある林業の実現、森林の適切な保全管理による国土強靭化および地球温暖化防止に寄与し、SDGsの達成に資することを目的に連携協定を締結します。なお、ICTを用いた林業の高度化・効率化などに関する連携協定の締結およびドローンを用いた森林資源量調査や森林境界明確化の実証の実施は県内初※となります。

１．趣旨

　NTTドコモは、5GやIoTなどを活用したデジタルトランスフォーメーション（DX）を推進しており、保有する機能・資源を活用し林業の効率化を推進するビジネスモデルの構築を進めています。

　一方、市原市は市域の約35%を森林が占め、豊富な森林資源を有していますが、森林所有者の高齢化や担い手不足、木材価格の低迷などによる森林の荒廃が進行しており、それに対処すべく、森林整備の促進に取り組んでおり、両者のめざす方向性は一致しております。

　今回の協定に基づき、ドローンを用いた森林資源量調査や森林境界明確化の実証などを、市原市内の森林整備施行地にて行います。

２．連携事項

 （１）ICTを用いた林業の高度化・効率化に関すること

　　・ドローンを用いた森林資源の調査や森林境界の明確化の実証

 （２）林業の振興に関すること

　　・スマート林業の推進に向けた担い手の育成

 （３）森林整備の促進に関すること
　　・（１）の技術を活用した森林整備の実施

 （４）その他、森林の持続可能な経営に資すると想定されること

３．締結者

　市原市　市長　小出　譲治

　株式会社NTTドコモ　執行役員　法人ビジネス本部　

　　　　　5G・IoTビジネス部長　坪谷　寿一

４．協定締結日

　令和3年5月25日（火）

５．今後の事業展開

　令和3年10月以降に市内適地にて森林境界明確化の実証に着手予定

※ 令和3年5月25日現在、市原市調べ。