コレクティブインパクトで実現する地域食品資源循環型システムの 実証実験に参加

紙コップから堆肥へ、そして野菜に

電通

2021年8月5日

株式会社 電 通

 株式会社電通(本社:東京都港区、社長:五十嵐 博)は、国内電通グループ横断でサステナビリティに関するプロジェクトを推進する「サステナビリティ推進オフィス」および「電通Team SDGs」のもと、コレクティブインパクト(多様な企業・自治体との連携)でサーキュラー・エコノミー(循環型経済)の実現に貢献するソリューションの開発を目指し、この度、サッカースタジアムで提供する紙コップを起点とするコンポスト(堆肥化)による地域食品資源循環型システムの実証実験に参加します。

 

 当実証実験では、カーボンニュートラルに貢献する材料として注目されるバイオマス且つ、生分解性プラスチックである、三菱ケミカル社開発の生分解性樹脂「BioPBSTM(バイオPBS)」※1を使用した紙コップを、Jリーグサッカークラブのギラヴァンツ北九州が開催する「ギラヴァンツサマーフェスティバル2021」(8月22日、28日開催)で提供します。そして、回収した使用済み紙コップを、NTTビジネスソリューションズ社およびウエルクリエイト社が「食品残渣発酵分解装置(フォースターズ)」で食品残渣物などと一緒に堆肥化します。後日、その堆肥の一部を地元の高校で野菜の栽培に活用し、さらに収穫された野菜をスタジアムで販売するという、サッカースタジアムを起点とした地域食品資源循環型システムの実証実験を行います。

 

【当実証実験の対象とする「地域食品資源循環型システム」のイメージ図】

 

 

【 食品残渣発酵分解装置(フォースターズ)による堆肥化の様子】

 

 

 今後も、当実証実験で得られる成果に基づき、三菱ケミカル社及びNTTビジネスソリューションズ社と共に、循環型システムの更なる展開や進化を目指します。そして、国内電通グループがスポーツ、エンターテインメント、イベント、マーケティングなどの分野で蓄積した、様々な企業や自治体、団体、学校などとの連携およびその効果的拡大を可能にするノウハウを生かし、サーキュラー・エコノミーの実現に貢献する新たなソリューションの開発を進めていきます。

 

(備考:新型コロナウイルス感染症の拡大状況により、当実証実験が延期・中止、または、その一部内容が変更される場合があります。)

 

※1 生分解性樹脂BioPBS™

BioPBSTMは、三菱ケミカル株式会社が開発、基本特許を有し、同社とタイPTT Global Chemical社が折半出資するPTT MCC Biochem Company Limitedが製造する植物由来の生分解性樹脂で、自然界の微生物によって水と二酸化炭素に分解されるため、自然環境への負荷が少ない樹脂素材。また、他の生分解性樹脂に比べ、低温ヒートシール性・耐熱性・柔軟性などで優れた性能を有する。通常、紙コップの内側には耐水性のためにポリエチレン(非生分解性樹脂)でラミネート加工が施されているが、そのラミネート材料にBioPBSTMを用いることで、紙コップ全体がコンポスト設備や土壌で分解可能となる。

 

※2 本件における協力企業・団体(順不同)

株式会社電通グループ、株式会社電通、三菱ケミカル株式会社、NTTビジネスソリューションズ株式会社、株式会社ギラヴァンツ北九州、福岡県立行橋高等学校、行橋市役所、株式会社サンマーク、サッポロビール株式会社、株式会社ウエルクリエイト、日本マタイ株式会社、株式株主会社東和プロセス、東洋アルミエコープロダクツ株式会社、株式会社日本HP、一般財団法人グリーンスポーツアライアンス

 

※3「電通サステナブル・ビジネス・ソリューション(dSBS)」

dSBSは、顧客企業のサステナビリティ戦略を、製品やサービス、コミュニケーションに統合することで、事業成長をサポートする、電通独自の考え方/ソリューションです。電通はこのdSBSに基づき、深い消費者理解、社会的責任を果たすための活動に、クリエイティビティやデジタルテクノロジーを融合させて、顧客企業やパートナーとの共創のエコシステムを構築し、「Growth from Good」を実現させていきます。

 

 

以上

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プレスリリース添付画像

「地域食品資源循環型システム」のイメージ図

食品残渣発酵分解装置(フォースターズ)による堆肥化の様子

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