シュナイダーエレクトリック、三相UPS「Galaxy VS」にライブスワップ機能を新規搭載
2021/9/1
シュナイダーエレクトリック
● データセンターやオンプレミス設備だけにとどまらず、エッジ環境やIIoT化が進む製造現場にもUPSを停止せずにスケーラビリティを実現
● 最大99%の運転効率とリチウムイオンバッテリーによりTCO(総所有コスト)を低減
● クラウドベースの監視プラットフォームEcoStruxure ITに対応し、遠隔監視による運用コストの削減に貢献
● 日本国外でも充実した保守サービスを提供できるため、国外向け製品との組み合わせも可能
エネルギーマネジメントおよびオートメーションにおけるデジタルトランスフォーメーションのリーダーであるシュナイダーエレクトリックは、2020年11月に発売開始した幅広い容量帯を提供可能な三相UPS「Galaxy VS」に新たにライブスワップ機能を搭載することを発表しました。内部冗長機能を備えたモジュール型三相UPS Galaxy VSは、従来型の企業内オンプレミス設備や中小規模データセンターにおけるITサーバーバックアップ用途だけでなく、IIoT化が進む生産工場等においてもIT機器や生産設備を含めた電源をサポートします。
特にサーバーやネットワーク機器等のITシステムは、24時間365日稼働している重要な機器のため、運用者側でサーバー等の停止を容易に行えない場合がほとんどです。一方でUPSは、一般的に定期的なメンテナンスや部品交換を必要とします。その際、UPSインバーター運転から商用電源である保守バイパス回路への電源切替、またはUPSを停止させる必要があります。保守バイパス回路は、UPSに付属する蓄電池で保護されない商用電源のため、停電等によるIT機器停止のリスクを伴います。今回、保守バイパス回路への電源切替やUPS停止を必要とせず、UPS運転を行いながらパワーモジュールを交換する「ライブスワップ」機能をGalaxy VSへ追加しました。これにより、重要な機器を停止させるリスクを最小化し、これまで以上に機器の信頼性を高めることに貢献します。2021 年9月3日より、ライブスワップ機能(パワーモジュールの交換のみ)を備えたモデルの受注を開始し、2022年1月に、ライブスワップに加え、容量増減が可能となるモデルの提供開始を予定しています。
また、シュナイダーエレクトリックが提供するクラウドベースのITファシリティー監視プラットフォーム「EcoStruxure IT」にも対応しており、遠隔監視による効率化・コスト削減にも貢献します。「EcoStruxure IT Expert」により、クラウド経由でインフラ設備の稼働状況や環境情報、セキュリティ情報などのデータを収集し、監視や管理をリモートで行うことができ、少ない人員でもITインフラの運用・管理が可能となります。さらに、ITインフラ設備をシュナイダーエレクトリック社のエキスパートが24時間365日遠隔監視するサービス「EcoStruxure Asset Advisor」も提供しており、現場にITの専門家がいない拠点にも対応します。
Galaxy VSの特長:
● 最大99%の運転効率:特許取得済みの「ECOnversionモード」の場合、最大99%の運転効率で運用ができるため電力損失を最小化。二酸化炭素排出量の大幅な低減にも貢献。
● コンパクトデザイン、省スペース設計:従来モデルと設置面積はほぼ変わらず容量は最大5倍に拡張。
● モジュラーコンセプト:コンポーネントのモジュール化により短期間での導入と容易な交換を実現。平均故障復旧時間(MTTR)も短縮。
● リチウムイオンバッテリー:蓄電池としてリチウムイオンバッテリーを選択可能。これまでの鉛電池と比較し期待寿命が2~3倍に伸び、最大15年間の使用が可能。停電時においても最大6時間程度のバックアップが可能なためBCP対策に有効 ※1
● グローバルサービスの提供:グローバル共通モデルのため、お客様製品に付属され日本国外へ輸出される場合においても現地シュナイダーエレクトリック社員が保守サポートに対応。 ※2
● Green Premium認定:持続可能なビジネスパフォーマンスを提供します。(英語サイト)
※1 海外での開発テストおよび導入事例における実績数値です。それぞれの数値は、使用環境や運転環境により異なる場合があります。
※2 現地国内でGalaxy VSが提供されていることが前提となります。また、保守サポート内容は現地のサポート内容に準じます。
Galaxy VSの全ラインアップ詳細については、Galaxy VSの概要ページをご覧ください。
● バッテリー外付モデル Galaxy VS 10-150 kW
● バッテリー内蔵モデル Galaxy VS 10-100 kW
○製品についてのお問い合わせ:シュナイダーエレクトリック カスタマーケアセンター TEL:0570-056-800
EcoStruxureについて
「EcoStruxure」は、オープンで相互運用性を備えた、IoT対応のシステムアーキテクチャでありプラットフォームです。安全性、信頼性、効率性、持続可能性、接続性を向上させ、お客様に高い価値を提供します。EcoStruxureはIoT、モビリティ、センシング、クラウド、アナリティクス、サイバーセキュリティの先進技術を活用し、「Innovation at Every Level(あらゆる階層でのイノベーション)」を実現します。これには、「コネクテッド製品」、「エッジコントロール」、およびCustomer Lifecycle Softwareがサポートする「アプリケーション・アナリティクス・サービス」などがあります。EcoStruxureTMは約50万カ所の事業拠点に導入され、2万以上のデベロッパー、65万のサービスプロバイダーおよびパートナー、3,000の公益企業のサポートを受け、200万以上の管理対象資産を接続しています。
エネルギーおよび持続可能性コンサルティングから業務システムのライフサイクルの最適化まで、当社は全世界的サービスを用意して皆様のビジネスニーズに対応します。顧客本位の組織であるシュナイダーエレクトリックは信頼のおけるアドバイザーとして、資産の信頼性向上、TCO(総所有コスト)の改善、そして持続可能性や効率性、安全性に向けた企業のデジタルトランスフォーメーションを推進します。
Schneider Electricについて
シュナイダーエレクトリックは、あらゆる人がエネルギーや資源を最大限活用することを可能にし、世界の進歩と持続可能性を同時に実現することを目指しています。私たちはこれを「Life Is On」と表現しています。
私たちの使命は、持続可能性と効率性を実現するためのデジタルパートナーになることです。
世界をリードするプロセス技術やエネルギー技術と、エンドポイントとクラウドをつなぐ製品、制御機器、ソフトウェアやサービスとを、ライフサイクル全体を通して統合し、その統合された管理を住宅、ビル、データセンター、インフラストラクチャ、各種産業に展開することでデジタルトランスフォーメーションを推進します。
私たちは、最もローカルなグローバル企業です。社会にとって意義深い目的を持ち、多様な意見を取り入れ自ら行動するという価値観を持って、オープンスタンダードとパートナーシップエコシステムの拡大に尽力します。
www.se.com/jp
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このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 シュナイダーエレクトリック株式会社
- 所在地 東京都
- 業種 精密機器
- URL https://www.schneider-electric.co.jp/ja/
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