プラスミドベクターをセルフリーで増幅

新製品 OriCiro® Cell-Free Switching Systemの販売を開始

革新的DNA技術の提供を通しより良いバイオエコノミーの実現を目指すライフサイエンス企業、オリシロジェノミクス株式会社(本社:東京都文京区、代表者:平崎誠司)は、新製品 OriCiro® Cell-Free Switching Systemの販売を開始したことをお知らせします。この画期的な製品により、バイオ研究者は従来の大腸菌を使用することなく、既存のプラスミドベクターをシンプルな酵素反応により、たった1日で増幅できるようになります。

 

大腸菌を用いた細胞ベースのDNAクローニングは未だに標準的な手法ですが、一方で、煩雑なプロセスにより多くのハンズオンタイムを要すること、エンドトキシン除去プロセスの必要性、細胞毒性によりクローニングできない配列があるなど、バイオ研究を加速させる上で多くのボトルネックが存在します。

新製品 OriCiro® Cell-Free Switching Systemは独自の技術により、大腸菌等の細胞を使用することなくチューブ内(in vitro)で、DNA複製起点であるSS oriC 配列 (約300 bp)をプラスミドDNAに挿入し、そのままプラスミドDNAとして指数的に増幅します。

 

 

- プライマー設計は不要、プラスミド DNA をチューブに入れるだけ

- 4-13kb サイズの pUC、 pET 系、pGEM 系ベクターに適用可能

- エンドトキシンフリーのDNAが調整できます

- グリセロールストック製作から解放されます

- 1反応(10µl)あたり最大 1 µg のスーパーコイル型 DNA が得られます

 

当社CTO(最高技術責任者)のバシルディン ナセル 加藤は“OriCiro® Cell-Free Switching Systemは、バイオ研究者の幅広いDNA合成のニーズに対してセルフリーのソリューションを提供し、細胞を用いないことによるさまざまな利点が研究開発の可能性を大きく広げます”と述べております。

 

OriCiro® Cell-Free Switching Systemは本日より全世界で販売を開始いたします。日本国内におきましては最寄りの販売店へお問い合わせください。

 

https://www.oriciro.com/jp-product

 

 

オリシロジェノミクスについて

生命の設計図であるゲノムの改編により細胞などの機能を改良する合成生物学の発展は、創薬の加速、微生物やタンパク質の機能改良、さらにはゲノムの合成により生物機能そのものを新しく構築することを可能にし、その研究開発と産業応用は世界中で急速に拡大しています。当社独自の長鎖DNA合成技術は、合成生物学の可能性を解き放つ強力なツールとして製薬、診断、食品、農業、環境などさまざまな産業分野で有望な市場を有しています。当社は革新的なDNA技術の提供を通し、より良いバイオエコノミーの実現を目指します。https://www.oriciro.com/jp-product

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

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