窓から、画面から広がる美と希望

脚光浴びる写真家・野辺地ジョージさんの作品

窓から、画面から広がる美と希望 脚光浴びる写真家・野辺地ジョージさんの作品

「黄昏時の仙山線、山寺焼 ながせ陶房」山形県山寺

シリーズ「静寂はここに」

 

エル・ステュディオインターナショナル(東京都港区南青山、代表:さかよりのりこ)がメディアプロデュースする写真家・野辺地ジョージ。世界を覆うコロナ禍をどう捉え、表現し、記録するか──。多くのクリエイターがそれぞれの視点で、さまざまな試みを展開する中、写真家・野辺地ジョージさんの作品が注目を集めています。カナダと日本にルーツを持ち、金融ビジネスの最前線から写真芸術の世界へと転身した野辺地さんならではの観点が、当たり前の日常の中にある美しさと希望に気づかせてくれます。

 

旅館、民家、工房、バス。多種多様な窓と、そこから見える風景を写し取った窓のシリーズ「静寂はここに」は、野辺地さんの代表作の一つです。広大な原野やきらめく水面は、窓枠という額縁に彩られた非日常のようでもあり、ガラスを隔てて自然と対峙する建物側の方が非日常の世界にも思えてきます。「窓の向こうは舞台で内側が客席。その両方がそろって初めて、ものがたりが生まれます」と野辺地さんは解き明かします。海外渡航はもちろんのこと、街への外出も思うに任せない日々を経験した私たちは、野辺地さんの作品一枚一枚に、それぞれのものがたりを紡ぎ出したくなるはずです。

   「朝日と運河」小樽市      シリーズ「静寂はここに」「悪魔の橋」イタリア・トスカーナ              シリーズ「静寂はここに」

カナダ出身の父、北海道出身の母を持つ野辺地さんは1980年、東京都港区で生まれました。インターナショナルスクールに通いながら、祖父母が住む北海道小樽市で休暇を過ごす日々を経て、1991年、小学校6年の時にカナダへ移住。ブリティッシュコロンビア大学に在学中の2000年に父が急死し、勉学とスポーツ、音楽、演劇に打ち込んでいた日常は一変しました。19歳でメリルリンチ日本証券株式部のインターンとなり、卒業後の2002年に同社トレーディング部門の正社員に。2005年には24歳という若さでヴァイス・プレジデントに選出されるまでの実績を上げました。

 

しかし金融は、自身が能動的に望んで入った世界ではありませんでした。次第に仕事への疑問を感じるようになり、2008年に退社を決意。すぐにバックパッカーとなり、2か月かけて6大陸14カ国を訪ねました。道中、大学で専攻した歴史への興味を再認識したり、父の死に対し抱き続けてきた「なぜ」という思いを見つめ直したりするうちに、「自分の価値観をリセットできました」と当時を振り返ります。



「北斎へのオマージュ:関東平野より眺めた富士と787の翼」シリーズ「見たことのなかった日本」

 

帰国後、いったんは金融の世界に戻ったものの、リーマン・ショックもあり、取り巻く環境はさらに激変しました。2011年、憧れの街だったニューヨークに移り、JPモルガンでアジアトレーディング担当のデスクヘッドを務めましたが、それは同時に同僚をリストラしなければならない立場でもありました。仕事への違和感が増幅する中、出合ったのがブルックリンで毎年開催されている「Photoville屋外写真フェスティバル」です。世界を巡る旅で初めて一眼レフを手にし、写真を撮影したときの高揚感がよみがえりました。

2014年の夏、サンタフェで写真家ブレットL.エリクソン氏のワークショップに参加。さらに翌年、『ナショナルジオグラフィック』誌で活躍するサム・エイベル氏のワークショップへの参加を認められました。才能を見抜いたエイベル氏は、歴史ある写真教育機関である『Santa Fe Photographic Workshops』のサマーインターンに野辺地さんを推薦するなど、サポートを惜しみませんでした。

 

2017年夏までの990日間、「家」を持たずにアメリカ各地を撮影しながら巡り、さらに日本国内でも長期の撮影旅行を決行。こんにちの作品の基礎となる独自の作風を築き上げました。

 

「せせらぎの主」山口県萩市

シリーズ「見たこのなかった日本」

 

この時期に取り組んだ企画の一つ、東京の金融コミュニティで働く元同僚を被写体にしたシリーズが、『Newsweek Japan』の 2020年1月号に掲載され、大きな反響を呼びました。またこの時期に東京への定住を決意。著名な写真家を日本に招き、各地でワークショップやトークイベント、写真展を展開するプロジェクト「ノベチクリエイティブ (www.nobechicreative.com) 」を立ち上げました。

 

「イルカの舞」おたる水族館、

シリーズ「水族館」

 

 

「見たことがなかった日本(仮題)」「もののあわれ」など、祖父から聴いていた昔話や伝説を下地に、日本の風景を切り取ったシリーズに加え、水族館のシュールレアリズムを捉えたシリーズと、祖父母のルーツのある東北地方の人々と桜の風景の「北國に咲く」など、これまで撮り続けてきたシリーズは30を超えます。このうち窓のシリーズは今年、写真集として出版されるほか、国内外での写真展も予定されています。

 

「岩木山とボート」青森県弘前市

 シリーズ「北國に咲く」

 

コロナ禍で創作もままならなかった期間には、オンラインプラットフォームに着眼し、写真によるチャリティ活動を展開。さらには、海外で挑戦する道を閉ざされた日本の写真家を世界にアピールするためのネットワーク構築に尽力しています。「グローバルな人脈を持つ人材は、日本の写真の世界ではそうはいません。自分が持つ財産を若い世代のために使いたい。新たな才能を世界へとつなぐブリッジとしての役目を果たしたい」と、「アフターコロナ」を見据えて目を輝かせます。

 

「ライバルは自分自身」という野辺地さんがいま、表現したいのは「日本の風景が持つ風と光」。野辺地さんの目を通した「アメリカのランドスケープとはまったく異なる日本ならではの美」が、これからも多くの人の心を揺さぶるに違いありません。

 

「雪が星になりたいと思った日」北海道支笏湖

シリーズ「見たことのなかった日本」

 

写真家 野辺地ジョージ 略歴

 

写真家 野辺地ジョージ

 

1980年東京都生まれ。カナダ・ブリティッシュコロンビア大学歴史学部卒業。

2015年、12年間にわたる東京とニューヨークでの金融キャリアを辞し、アメリカ西部のサンタフェ市で写真を習得する。約1000日の一人旅をしながら写真を撮り続け、その後日本に帰国。

道中に撮影した窓越しの風景シリーズ「静寂はここに」は2017年に著名な米Critical Mass賞で入賞し、プロのキャリアへの道を開くきっかけとなる。2021年にも同賞で入賞し、他にも海外で多数受賞。国内外の大手雑誌に掲載。

2022年4月12日(火)から5月9日(月)、東京都港区麻布台のフレドリックハリス・ギャラリーで

国内初となる個展開催。

 

個展

2018年イタリア・ペンネ市Walls Of The World ギャラリー

2018年米・ヘイスティングス大学Jackson Dinsdale アートセンター

2018年米・リンカーン市Workspace ギャラリー

2019年米・デトロイト市近代写真センター

2020年ドイツ・ブレーメン市Gastfeldギャラリー

2020年米・ニューヨークPhotoville写真祭

2022年米・ジョンソンシティA Smith ギャラリー

 

米国ニューオーリンズ A Gallery for Fine Photography、

メキシコシティ Patricia Conde Galeria等海外の著名なフォトギャラリーに所属。

 

 

[野辺地ジョージについてのお問い合わせ先]

www.georgenobechi.com

担当:野辺地ジョージ

TEL:090-3498-9264

e-mail:studio@georgenobechi.com

Instagram: @georgenobechi

Twitter: @NobechiPhoto

 

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プレスリリース添付画像

「朝日と運河」小樽市、シリーズ「静寂はここに」

「黄昏時の仙山線、山寺焼 ながせ陶房」山形県山寺、シリーズ「静寂はここに」

「イルカの舞」おたる水族館、シリーズ「水族館」

「雪が星になりたいと思った日」北海道支笏湖、シリーズ「見たことのなかった日本」

「岩木山とボート」青森県弘前市、シリーズ「北國に咲く」

「せせらぎの主」山口県萩市、シリーズ「見たこのなかった日本」

「悪魔の橋」イタリア・トスカーナ、シリーズ「静寂はここに」

「北斎へのオマージュ:関東平野より眺めた富士と787の翼」、シリーズ「見たことのなかった日本」

写真家 野辺地ジョージ

写真家 野辺地ジョージ

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