【東京芸術祭 2022】配信プログラムのご案内
表現のあり方や可能性を考える5プログラムをラインアップ
2022年10月20⽇
東京芸術祭実⾏委員会
豊島区池袋エリアを中心とした都市型総合芸術祭「東京芸術祭 2022」では、新型コロナウイルスの登場によってあらゆる価値観が大きな変容を見せようとする今、これからの表現のあり方や可能性を考えるきっかけとなる配信プログラムを用意しました。
東京芸術祭は、東京の多彩で奥深い芸術文化を通して世界とつながることを目指し、2016年から毎年秋に、東京池袋エリアで開催している国際舞台芸術祭で、本年は9月1日(木)~12月11日(日)まで開催しています。
本芸術祭の配信プログラムでは、コロナ後に向けた舞台芸術のあり方やコロナ禍によってあぶり出された空間を共有することの意義を問うシンポジウムや、公共空間でつくる魅力と価値やパフォーマンスと映像の多角的な関係を議論するディスカッション、創作の過程にフォーカスしたドキュメンタリー映画を配信するなど、これからの時代の表現のあり方や可能性を考えるきっかけとなる5プログラムをお届けいたします。
芸術祭の会場に来場せずとも、オンラインで様々な表現に触れられる珠玉の配信プログラムを、ぜひご自宅などでお楽しみください。
各プログラムの詳細や視聴方法は、東京芸術祭 2022ウェブサイトをご覧ください。
(※資料は下記を参照)
https://tokyo-festival.jp/2022/
配信プログラムラインアップ
●【シリーズ・持続可能な舞台芸術の環境をつくる】東京芸術祭 2022 シンポジウム
「芸能者はこれからも旅をするのか? ~コロナ後の国際舞台芸術祭における環境と南北問題~」
登壇者:アウサ・リカルスドッティル、マーティン・デネワル、ナタリー・ヘネディゲ
配信期間:10月24日(木)~12月11日(日)予定
https://tokyo-festival.jp/2022/program/symposium_i
●【シリーズ・持続可能な舞台芸術の環境をつくる】東京芸術祭 2022 シンポジウム
「なぜ他者と空間を共有するのか? ~メディア、医療、パフォーマンスの現場から~」
登壇者:坂本史衣、ドミニク・チェン、MIKIKO
配信期間:11月7日(月)日本語のみ配信開始(予定)、11月18日英語字幕公開(予定)〜12月11日(日)
https://tokyo-festival.jp/2022/program/symposium_d
●オンラインディスカッション「公共空間でつくる意味2」
スピーカー:アオキ裕キ、ウォーリー木下、佐々木文美
配信期間:11月12日(土)〜12月11日(日)
https://tokyo-festival.jp/2022/program/online-public
●オンラインディスカッション「映像のパフォーマンス2」
スピーカー:飯岡幸子、飯名尚人、木下千花
期間:11月12日(土)〜12月11日(日)
https://tokyo-festival.jp/2022/program/online-performance
●映像特集・ひととつくるプロセス
上演作品:『ピーター・ブルックの世界一受けたいお稽古』(2012)、『ダンシングホームレス』(2019)、『へんしんっ!』(2020)、『ピナ・バウシュ 夢の教室』(2009)
配信期間:11月12日(土)〜12月11日(日)*10月22日(土)よりチケット発売
https://tokyo-festival.jp/2022/program/online-process
■東京芸術祭 2022 開催概要
名称:東京芸術祭 2022
会期:2022(令和4)年9月1日(木)~12月11日(日)
会場:東京芸術劇場、GLOBAL RING THEATRE〈池袋西口公園野外劇場〉、
豊島区立芸術文化劇場〈東京建物 Brillia HALL〉ほか東京・豊島区池袋エリア
主催:東京芸術祭実行委員会〔豊島区、公益財団法人としま未来文化財団、
公益財団法人東京都歴史文化財団(東京芸術劇場・アーツカウンシル東京)、東京都〕
助成:令和4年度 文化庁 国際文化芸術発信拠点形成事業
協賛:アサヒグループジャパン株式会社
※内容は予告なく変更する場合があります。予めご了承ください。
プログラム詳細資料
【シリーズ・持続可能な舞台芸術の環境をつくる】東京芸術祭 2022 シンポジウム
「芸能者はこれからも旅をするのか? ~コロナ後の国際舞台芸術祭における環境と南北問題~」
配信期間:10月24日(木)~12月11日(日)予定
無料/東京芸術祭YouTubeチャンネルにて配信
国際舞台芸術祭とパンデミック、同じコインの裏表?
COVID-19の世界的感染拡大により、国境をまたぐ移動が厳しく制限されるようになり、オンラインでの国際交流が盛んになりました。そのなかで、移動・物流の環境負荷やリスクについての議論も熱を帯びています。一方で、これらは最近まで移動できなかった人たちが移動できるようになった結果でもあり、国際舞台芸術祭がグローバル化したのもそのためです。移動制限は南北格差の固定化にもつながりかねません。「コロナ後」に向けて、舞台芸術と旅についてどう考えていけばいいのか。舞台芸術における新たな国際交流のあり方を模索している方々にうかがう。
登壇者:アウサ・リカルスドッティル(IETM事務局長、「パフォーム・ヨーロッパ」コンソーシアム議長)、マーティン・デネワル(フェスティバル・トランスアメリーク共同芸術監督)ナタリー・ヘネディゲ(シンガポール国際芸術祭ディレクター)
【シリーズ・持続可能な舞台芸術の環境をつくる】東京芸術祭 2022 シンポジウム
「なぜ他者と空間を共有するのか? ~メディア、医療、パフォーマンスの現場から~」
配信期間:11月7日(月)日本語のみ配信開始(予定)、11月18日英語字幕公開(予定)〜12月11日(日)
無料/東京芸術祭YouTubeチャンネルにて配信
人に会うって、リスクなの?
コロナ禍を通じて、いよいよ多くのことがオンラインで出来るようになりました。それでもなお空間を共有したいとすれば、あるいはせざるをえないとすれば、それはなぜなのか。メディア、医療、パフォーマンスの専門家とともに、空間を共有することの意義を問いなおす。
登壇者:坂本史衣(聖路加国際病院QIセンター感染管理室 マネジャー)、ドミニク・チェン(情報学研究者)、MIKIKO(演出振付家/ ダンスカンパニー「ELEVENPLAY」主宰)
オンラインディスカッション「公共空間でつくる意味2」
期間:11月12日(土)〜12月11日(日)
無料/東京芸術祭YouTubeチャンネルにて配信
なぜわざわざまちへ出ていくの?
毎日のように通る駅前の広場、買い物をする商店街、家族と出かける公園——見慣れたまちの一角が、アーティストの手によって特別な空間に変わる。偶然の出会いも含め、誰もが楽しめる「まちなか」でのプログラムはフェスティバルの醍醐味といえる。しかし、アーティストにとって、まちなか(開かれた公共空間)でつくることは、劇場などの専用施設でつくるのとはまったく違う体験である。場所の確保から、天気を含むさまざまな外的条件、何よりそこで暮らし働く人々との関係——。このディスカッションでは、まちでプロジェクトを展開するアーティスト、ディレクターをゲストに迎え、公共空間でつくる魅力と価値とは何か、そこにある工夫や苦労について意見交換を行う。
スピーカー:アオキ裕キ(ダンサー・振付家)、ウォーリー木下(演出家・フェスティバルディレクター)、佐々木文美(セノグラファー)
オンラインディスカッション「映像のパフォーマンス2」
期間:11月12日(土)〜12月11日(日)
無料/東京芸術祭YouTubeチャンネルにて配信
俳優やダンサーのパフォーマンスを映像化するってどういうこと?
舞台芸術と映像・映画との関係は、歴史的な上演の記録映像はもとより、舞台上に映像を取り入れた演出、ダンスをモチーフにした映像作品「ヴィデオ・ダンス」、演劇やダンスのつくり手を追ったドキュメンタリー映画、投影された等身大の映像が見る者の感覚に作用して展示空間を上演空間へと変容させる「映像演劇」など、1970年代以降2020年代に入ってもなお、拡張の一途を辿っている。このディスカッションでは、パフォーマンスを起点に映像作品をつくること、映像作品のためにパフォーマンスを行うことなど、いわゆる「映画」を撮ることとは違う、パフォーマンスと映像の多角的な関係を議論する。
スピーカー:飯岡幸子(撮影監督)、飯名尚人(映像作家・演出家・プロデューサー)、木下千花(映画研究者)
映像特集・ひととつくるプロセス
期間:11月12日(土)〜12月11日(日)
4作品セット視聴券:500円(税込)*10月22日(土)よりチケット発売
創作の過程にフォーカスしたドキュメンタリー映画を特集配信
俳優や演出家にかぎらず集団創作の現場に関わる「つくる人たち」の姿を捉え、プロセスのなかにある技、アイデア、思い、苦労、工夫、楽しさが、協働の様子を通して伝わるようなドキュメンタリー作品をセットで紹介。
今年の7月に亡くなった演劇界の巨匠、ピーター・ブルックのワークショップに2週間密着した『ピーター・ブルックの世界一受けたいお稽古』、路上生活者、元路上生活者がメンバーのダンスカンパニー「新人Hソケリッサ!」(アオキ裕キ主宰)を追った『ダンシングホームレス』、車椅子に乗った監督が、異なるバックグラウンドをもつ他者との表現活動の可能性を探った『へんしんっ!』、65歳以上のシニアが踊る舞台『コンタクトホーフ』をダンス未経験のティーンエイジャーでつくり直す過程を捉えた『ピナ・バウシュ 夢の教室』。どんな立場からでも、つくることに興味のある人に見てもらいたい、舞台の「つくる側」「プロセス」にフォーカスしたドキュメンタリー映画4本を特集配信。
上演作品紹介
『ピーター・ブルックの世界一受けたいお稽古』(2012)(追悼上映)
原題:Peter Brook: The Tightrope
監督:サイモン・ブルック
上映時間:86分
言語:英語・フランス語(日本語字幕あり)
配給/映像提供:ピクチャーズデプト
『ダンシングホームレス』(2019)
英語タイトル:tHe dancing Homeless
監督:三浦 渉
上映時間:99分
言語:日本語
配給/映像提供:東京ビデオセンター
『へんしんっ!』(2020)
英語タイトル:Transform!
監督・企画・編集:石田智哉
上映時間:94分
言語:日本語(日本語字幕・音声ガイドあり)
配給/映像提供:東風
『ピナ・バウシュ 夢の教室』(2009)
原題:Dancing Dreams - Teenagers perform "KONTAKTHOF" by Pina Bausch
監督:アン・リンセル
上映時間:89分
言語:ドイツ語(日本語字幕あり)
インターナショナルセールス:Films Boutique
映像提供:株式会社トランスフォーマー
字幕翻訳:戸田 史子
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このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 東京芸術祭実行委員会
- 所在地 東京都
- 業種 芸術・エンタテイメント
- URL https://tokyo-festival.jp
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