日本商工会議所ならびに東京商工会議所（ともに三村明夫会頭）は、１０月２５日、越境ＥＣに取り組むうえで押さえておきたいポイントを紹介する「越境ＥＣ／海外販売の基礎知識」（ＰＤＦ形式）を作成・発行しましたので、お知らせします。

　人口減少に伴う国内市場の縮小に加え、ウィズコロナ時代におけるビジネスへの対応として、中小企業においても海外の需要を積極的に取り込んでいくことが重要です。そのような中、コロナ禍を契機にＥＣサイトにおける販売額は大きく伸長しており、越境ＥＣと呼ばれる海外のインターネット通販サイトを通じた国際的な電子商取引も継続して拡大する見込みとなっています。中小・小規模事業者は、新たな海外販路開拓の手段として越境ＥＣへの関心を高めていますが、越境ＥＣに係る知識やノウハウの不足等により、ハードルが高いと感じている事業者も多く存在します。

　そこで、越境ＥＣに関心のある事業者を対象に、海外との取引の全体像を把握してもらうとともに、実際に出店するイメージを持っていただけるよう、体系的に解説したサポートブックを作成しました。具体的には、越境ＥＣに取り組むにあたって押さえておきたいポイントとして「開店」・「集客」・「運営」の３つを挙げ、出店方法（ＥＣモール、ＥＣサイト等）の特徴・市場概況等の紹介とともに、ＳＮＳ等を活用したプロモーション施策を説明しています。さらに、決済方法、関税、規制、物流など海外取引において必要となる貿易実務の基本的な知識を解説することで、中小・小規模事業者が越境ＥＣに取り組むにあたって、できるだけ不安を軽減できるようにしております。また、創意工夫を凝らして越境ＥＣを活用した海外販売に取り組む中小企業１０社の事例も併せて掲載しています。

　本日より当所ホームページで公開し、海外販売を目指す全国の中小・小規模事業者に広く活用いただけるよう周知・ＰＲしていきます。

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【名称】 ｢越境ＥＣ／海外販売の基礎知識｣

【発行元】 日本・東京商工会議所 国際部

【閲覧方法】 下記よりダウンロードいただけます

　　URL： https://www.jcci.or.jp/kokusai/ec_supportbook.pdf

【仕様】 全５５ページ（オールカラー／ＰＤＦ形式）

【主な内容】

　・ 越境ＥＣを始めるまでの大きな流れ

　・ 主要地域のＥＣ市場の概況

　・ 越境ＥＣの出店方法

　・ 言語・翻訳

　・ 決済手段・通貨の設定

　・ プロモーション

　・ 海外への発送

　・ 越境ＥＣに関わる税金・規制など

　・ 越境ＥＣ活用事例

　・ 支援施策紹介 -など

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