特色豊かな保育園をめざして
㈱マザーグース 代表取締役 柴崎方恵
日本の少子高齢化が叫ばれて久しいが、昨年の出生数がつい初めて80万人割れという過去最少の水準となった。2023年の今年は、「子ども」や「子育て」をめぐる施策の真価が問われる年になるに違いない。
年頭の記者会見で岸田首相は「異次元の少子化対策」という強い表現を用いて、重い腰を上げた政府の本気度を示していきたいとしているものの、新生児の激減、高齢者の急増、社会の支え手不足を食い止める確かな道筋が提示されておらず、人口減少脱出のために乗り越えるべき課題は依然として山積している。
とりわけ子育て支援策の充実をめぐっては、政府の施策と限られた助成金だけでは実現が遠のいていく恐れがあるため、民間の優れたパワーや知恵を活かさずには成し遂げられないと多くの専門家が警鐘を鳴らした。
こうした中でメディアから注目を集めたのは、子育てを支援する女性企業家たちの存在。その代表格の一人が、「出産・育児による離職ゼロを実現!企業がつくる保育園」(幻冬舎メディアコンサルティング)の著者として知られ、東京と神奈川を中心に長年にわたり様々な保育事業を展開した株式会社マザーグース代表取締役の柴崎方恵(しばさき まさえ)さん。ベビーシッターの請負業をはじめ、ホテル保育やイベント保育、認可小規模保育、病院内保育委託、さらに企業主導型保育園を手掛け、この業界で30年近く活躍してきた大ベテランだ。
~小規模で特色豊かな保育園をめざして~
マザーグースは「生きる力 豊かな感性 思いやりの心を育てる」という理念のもと、小規模保育を実践している。
創業のきっかけについて「私自身が子育て中に必要と感じ、自身で安心して預けられる人材を採用し作った会社です」と振り返る柴崎代表は現在、北海道から沖縄まで、全国で自社経営12店舗とフランチャイズ10店舗の保育園を束ねる傍ら、子育てに関する講演や執筆、女性の活躍を支援する起業家団体の立ち上げなど、多岐にわたる活動にも精力的に取り組み忙しい日々を過ごしている。
2023年の今年、事業の拡大に伴い4月に社長を若手に引き継ぎ、自ら会長としてグループ全体の舵を取る。「少子化が進む中、これから選ばれる保育園は、質の高いきめ細かいサービスを提供できる特色豊かな保育園であり続ける必要がある」と強く感じたという。そのため、保育園の運営を担う様々な人材をいかに確保するか、その施策を大きな柱として経営戦略の中に位置付けた。
~多様性を体感しながら成長する保育~
都心部の子育て世代が多い地域でかねてから求められている保育事業のグローバリゼーションを見越して、柴崎代表はまずマザーグース保育園の外国語教育に重点的に力を入れていく。そのため、フィリピンで数年前に現地法人を設立して英語保育の人材発掘及び育成にいち早く着手した。今年からコロナ禍によって閉鎖された人の往来が大幅に緩和され次第、訓練を受けたフィリピン人の若いスタッフが「子育て支援員」として来日することに備え、日本ですぐ活躍できるよう仕事と生活の環境整備も終えた。さらに今後は英語だけでなく、中国語やほかの主要言語も実験的に取り入れる考えだ。
こうした取り組みは、保育士若手不足の解消につながるだけでなく、幼少期から外国語や異文化に触れさせたいという保護者のニーズにも応えられると柴崎代表は一石二鳥の手ごたえを感じている。
「英語で子どもに話しできるベビーシッターを派遣してほしいとのご依頼も時々ありますので、これからのマザーグースの保育園では、日本人の保育士と外国人スタッフが共働きする中、年齢層や言葉だけでなく、多国籍のスタッフが持つそれぞれの文化的バックグラウンドまで、子供たちが様々な多様性を自然に体感しながら成長する環境を提供していきたいと思っています。そうなれば、将来は海外に行っても日本人が不得意とされる外国人とのコミュニケーションスキルが、幼少期から自然に身に付けることができますし、さらに親とは異なる価値観に触れる保育の中で、子どもの世界もかなり広がるでしょう。」
~感性と思いやりが育まれる保育~
語学力に加えて、表現力やパフォーマンスのスキルを磨き上げる保育プログラムも取り入れはじめた。昨年3月にオープンした都心の「マザーグース神宮前保育園」では、プロの先生が子どもたちに美しい歩き方を教える授業を実施して好評を博している。さらに最近、子どもたちが遊びながら職業体験や金銭感覚を身に付けるプログラムの開発にも着想しはじめたのだ。
今後、フィンテックやメタバースなどバーチャル世界の取引が我々のライフスタイルの制覇する可能性が高いため、そういう時代に突入する前、働くことの意味や報酬を得る喜び、買い物で対価を交換する楽しさをリアルの世界の遊びやゲームを通じて、子どもたちに味わってもらいながら豊かな感性や思いやりある心を育む効果に柴崎代表が期待を込めている。
「コロナ禍で世界が益々混沌としていく中、将来を担う子供たちの心を育てることが何よりも大事ではないかと思います。リアルの世界でしか味わえない温もりや喜びが心の成長にとって非常に大事ですが、今後ますます限られてしまいますので、保育園でこうした体験を得ることは、体と心が共にすくすく成長する大事な糧になっていくでしょう。」
~多彩な人材で成り立つ選ばれる保育~
「子どもを暖かく包み込むような保育」をモットーに運営するマザーグースにとって、多彩な人材を確保することが常に不可欠。キャリアや年齢を問わず、かねてから保育士を積極的に採用した結果、異業種の経験が買われたスタッフも多く入社している。中には、82歳の方も現役で働いていたという。
保育士の労働条件が悪いというイメージがあるが、近年、国により賃金改正が行われたこともあり、その処遇が大きく改善されている。マザーグースでは現在、一般スタッフの募集(詳細は文末の付記に記載)と並行して、ハイクラスのマネジメント人材となる「つきみ野保育園」及び「都立大学園」の園長も募集している。
マザーグースが求める人材像について柴崎代表に尋ねた。
「マザーグースは小規模の保育を展開しているが、愛情を込めたきめ細かサービスが最大の特徴となっています。例えばですが、銀行やホテル、航空会社など別の業界のサービスで社会貢献をしてこられた方で、それぞれの経験や視点からサービスのノウハウを保育に生かしてくださるなら嬉しいですね。また、シニアの方も一緒に働くことによって、その豊かな人生経験が若いスタッフ、そして子どもたちの刺激にもなるので、非常に良い意味での融合だと思います。本当に子どものことが好きで、社会貢献をしたいとう方にとっては非常にやりがいのある仕事ですので、キャリアやスキル、年齢が採用の条件というより、少子化の中、日本社会の子育ての役に立ちたいという意欲的な方にぜひお目にかかりたいと思っています。」
~世代を超えた社会の支え合いに向けて~
歯止めがかからない少子高齢化を見越して、柴崎代表は高齢者施設と保育園を融合させた施設の建設構想を持っている。自ら立ち上げた保育事業の集大成でもある。
その施設の中で、子どもや若い世代と高齢者が同じ屋根の下で日ごろから交流し、互いに支えあいながら刺激しあいながら共に生き生きと暮らしていくーその光景こそ、難題を抱える日本社会の近未来像の姿であろう。この生き生きとした日常が、すでにマザーグースの保育園から始まっているかもしれない。
柴崎 方惠(しばさき まさえ)プロフィール
株式会社マザーグース 代表取締役
大学卒業後、ソニーに入社。
結婚後は子育てと元夫の事業の手伝いを両立させることに。自身が仕事に出る間、子どもを安心して預けられるベビーシッターを探すも満足のいくサービスが見つからず、1994年に神奈川県茅ケ崎市にてベビーシッター請負業を起業。4年後、市の病院内保育室の委託をスタート。2015年より0~3歳対象の小規模保育事業をスタート。現在はベビーシッター事業、保育園事業、病院内保育園委託事業、企業主導型保育園のFC事業、人材育成・派遣・紹介事業などを展開している。
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このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 株式会社マザーグースホールディングス
- 所在地 東京都
- 業種 教育サービス
- URL https://mothergoose-hd.com/