株式会社電通（本社：東京都港区、代表取締役社長執行役員：榑谷 典洋）は、株式会社電通クリエーティブX（本社：東京都港区、代表取締役社長執行役員：松木 俊介）とともに、さまざまな業界から企業、クリエイターが集う世界最大級のテクノロジーと音楽・映画の祭典「SXSW 2023」（サウス・バイ・サウスウエスト 2023、米テキサス州 ）のインタラクティブ部門「Creative Industries Expo」（クリエイティブ・インダストリーズ・エキスポ：現地時間3月12～15日）に参加し、世界に向けて最先端の体験を創造する3つのプロトタイプ作品を出展します。オースティン市会場でのリアル出展は、2019年以来 4年ぶりとなります。

■「SXSW 2023」電通ブースの概要

＜出展会場・日時＞

・会場：オースティンコンベンションセンター　展示ホール2～4　ブースNo.1325

・日時：2023年3月12日（日）～3月15日（水）午前9時～午後4時（米国テキサス州現地時間）

＜コンセプトは「Unnamed Sensations」＞

　「Unnamed Sensations」とは、「まだ名もなき新しい感覚」を意味します。今年出展する3つの作品は、「触覚」「食感」「嗅覚」という3つの感覚の拡張がテーマです。詳細は下記の通りですが、それぞれの作品からは人工筋肉、画像認識、AR技術など最先端テクノロジーとクリエイティビティによって、まだ見ぬ感覚世界に没入する体験が得られます。また、新しいエンターテインメントを創り出すと同時に、人々の感覚や感情の進化について考えるきっかけを提供することで、社会課題の解決も目指します。

詳細は「電通SXSW特設ページ」をご覧ください。

（日）http://dentsusxsw.com/jp/

（英）http://dentsusxsw.com/en/

＜３つのプロトタイプ作品の概要＞

1．Hugtics（ハグティクス）

自分で自分を抱きしめる、ベスト型ハグ体験テクノロジー。

DENTSU INC. / Nobuhiro Takahashi / Dentsu ScienceJam Inc. / PYRAMID FILM QUADRA INC.

ウェブサイト：https://motiondatalab.com/hugtics/

　「ただ長生きするだけではなく、幸せに生きる人生であってほしい」という思いから生まれた「Hugtics」は、ストレスの低減や幸福感の向上など、たくさんあると言われるハグの効果を、“自分で自分を抱きしめる”新しいハグ体験で実感できるテクノロジーです。体験者が人工筋肉を編み込んだベストを着用して人型センサーをハグすると、自分のハグの感触がリアルタイムで自分の身体へフィードバックされます。さらに、脳波の変化が表示されることで、メンタルへの影響も可視化されます。また、このハグそのものを記録し、離れた場所に届けたり、大切な人とのハグを再生したりすることも可能です。

2．Phantom Snack（ファントムスナック）

食べていないのに食べているような、新しい咀嚼体験システム。

DENTSU INC. / Dentsu Digital Inc. / Dentsu Creative X Inc. / invisi / EDP graphic works / 協力：Institute for 　Mastication and Brain Science

ウェブサイト：https://phantomsnack.com/jp

　「Phantom Snack」は、全く新しい食体験を提案します。口の中に何も入れずに食べ物を咀嚼する動作をすると、顔の画像認識で検出した顎の動きに合わせて、骨伝導イヤフォンからサクサクという咀嚼音と振動がフィードバックされます。さらに映像やアロマディフューザーを連動させることで、まるで本当にスナックを食べているような咀嚼体験が得られるシステムです。SXSW 2023ではチョコチップクッキー、ポテトチップ、サラダ、ファントムスイーツなどさまざまな「噛む体験」を用意します。咀嚼は、脳の活性化、認知機能維持、ストレスの軽減、さらにダイエットにも役立つと言われています。高齢者や、さまざまな事情で食事を制限されている方に、咀嚼を通じて健康と食事の喜びを提供したいと考えています。

3．Transcentdance（トランセントダンス）

記憶に残したい「匂い」を可視化する、ダンスARコンテンツ。

Dentsu Creative X Inc. / REVORN Co., Ltd.

ウェブサイト：https://transcent.dance/

　「Transcentdance」は、ARで「匂いを楽しむ」ことができるコンテンツです。匂いに時間と空間の情報を付加し、動きのあるダンスと結びつけることで、瞬間的な情報ゆえに可視化することが難しいとされている「匂い」をエンターテインメントで表現しました。体験者が「匂い」を選ぶと、その成分をセンサーが読み取り、AIが解析した匂いの種類や成分比率に合わせて、リアルタイムでキャラクター化された「匂い」がAR上で踊ります。

以上