北陸有数の商業ゾーン・片町商店街アーケード改修工事で、金沢工業大学建築学科竹内申一研究室の提案が採用

柱面は金沢の伝統的な色「加賀五彩」で配色。華やぎ添える。

金沢工業大学

北陸有数の商業エリアである片町商店街のアーケード改修工事が6月26日(月)から始まり、600mの区間で屋根の張替えや天井・柱・街路灯の塗装などが行われます。

 

片町商店街振興組合と片町町会では、金沢市の景観計画に準じた色彩にすることを前提に、金沢工業大学建築学科の竹内申一教授(専門:建築設計)を景観アドバイザーとして招聘し、色彩について検討を行いました。金沢市とも協議を重ね、商店街では様々な色調の建物外観や看板が設置されていることから、建ち並ぶ各店舗の印象を損ねない中立的な色として薄いグレーを採用。またアーケードの屋根側面は、離れた位置から見る視線を考慮し、引き締め効果のある濃いグレーにすることになりました。

 

歩行空間となるアーケードの天井・柱面は、薄いグレー色を基本としながらも、街を歩く人が明るく楽しい気持ちになるような彩りがほしいという思いから、金沢工業大学建築学科竹内研究室の学生達の提案により、約30本ある柱の歩道側に金沢の伝統色である「加賀五彩」を配色。華やぎと金沢らしさを演出します。改修工事の完成は12月15日(金)を予定しています。

                                   

【塗装後のイメージ】 加賀五彩とは、藍、臙脂、黄土、草、古代紫の5色で、加賀友禅の基調になっています。

歩道側の柱面に金沢の伝統的な色彩を採用することで、街あるきの楽しさを演出します。


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