エアコンのプロが教える“暑さを我慢せず”に“節電をする”方法とは?医師が解説 注意すべき「自宅」での熱中症!

今年の夏、節電のために暑さを我慢してエアコン利用を控えようと思う人50.7%

2023/07/11 11:00

【霧ヶ峰 Times】~霧ヶ峰は、快適な室内環境づくりの情報をお届けします~

https://www.MitsubishiElectric.co.jp/home/kirigamine/special/oshiete/

 気象庁3か月予報によると、今夏の気温は平年並みか平年よりも高い可能性が高く※1、厳しい暑さとなる見込みです。また、昨年の5月から9月における熱中症の発生状況を場所別に見ると、「住居」が最も多く39.5%を占めており※2、これからは特に自宅での熱中症対策に注意が必要です。対策の1つとしてエアコンの活用が推奨されていますが、三菱電機 霧ヶ峰PR事務局が2023年6月、東京・大阪にお住まいの男女600名を対象に実施した調査によると、今夏節電対策のためにエアコンの使用を控えようと思っている人が多いことがわかりました。

 調査結果を受け、医師の藤永 剛さんより室内における熱中症のリスクについて解説いただきます。また、三菱電機 霧ヶ峰PR事務局より、”暑さを我慢せず”に”節電する”方法を紹介します。

 

※1 気象庁 3か月予報 より  https://www.jma.go.jp/bosai/season/#term=3month

※2 総務省 消防庁 令和4年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況 よりhttps://www.fdma.go.jp/disaster/heatstroke/items/r4/heatstroke_geppou_202205-09.pdf

 

 

 

「自宅での熱中症に気を付けている(気をつける予定)」と回答した方は81.9%
一方、今年の夏、節電のために暑さを我慢してエアコン利用を控えようと思う人50.7%

 

 三菱電機 霧ヶ峰PR事務局が行った調査によると、「夏、自宅(室内)での熱中症に気を付けている(予定である)/やや気を付けている(予定である)」と回答した方は81.9%となりました(グラフ1)。

 

グラフ1

 

一方、「今年の夏、節電のために暑さを我慢してエアコン利用を控えようと思うか」という質問に対して「そう思う/ややそう思う」と回答した方は50.7%にのぼり(グラフ2)、節電と熱中症対策を両立する方法への関心が高いことが窺える結果となりました。

 

グラフ2

 

 また、過去、夏にエアコン利用を控えた結果、自分自身が体調を崩したことがある方は23.2%となり、5人に1人以上となることが明らかになりました(グラフ3)。

 

グラフ3

 

 

"日本一暑い街"で働く医師が解説!熱中症の発生場所1位の「住居」での熱中症リスクとは?

 

 

「熱中症」は高い温度や湿度によって起こる体調不良で、一般に、夏の屋外で強い日差しに当たることで起こるイメージが強いですが、室内でも熱中症の対策を行わないと、屋外と同様に熱中症を引き起こすリスクが高くなります。室内での熱中症の原因は、「環境要因」「身体要因」「行動要因」の3つに分けて考えることができます。

 


3つの要因の中でも「環境要因」対策が重要で、室内の温度・湿度を適切に管理しないと熱中症が重症化しやすくなります。実際に室内での熱中症で救急搬送されてくる方が多く、そのような方を診療するたびに「環境要因」対策が不十分なケースが多いと感じます。住居の中でも特に「エアコンや扇風機を適切に使わず、室温や湿度が高い部屋」は熱中症を引き起こしやすい環境となっています。そのため、ポイントをおさえて室内の熱中症対策を行いましょう。

 

 

<コラム1>マスク解禁・新型コロナ5類移行後初の夏、気をつけることは?

 

 藤永先生によると「外出により活動量が増えると、コロナ禍であったこれまで以上に、疲労がたまり、熱中症を起こしやすくなるため、注意が必要」とのことです。

 調査によると、「今年の夏は、昨年の夏と比較してアウトドアやレジャーなど外出の予定が増えた(増えると思う)」と回答した方のうち、「夏、自宅(室内)にいるときに熱中症に気を付けようと思う」と回答した方は44.2%にとどまりました(表1)。外出予定が増えた方は、外出予定が増えていない方と比較して、室内での熱中症対策に対する意識が低い傾向にあることが推察されます。

 

表1

 

 

<室内での熱中症 気をつけるPointと対策について>

 

 

①環境要因 のPointと対策

 

 ✔ エアコンや扇風機を活用して、室温は28℃以下、湿度は50~60%を目安にする

 ✔ すだれ・よしず等を用いて窓からの直射日光を遮る

 

室内における熱中症の予防では、室温を下げることが最も重要となります。室温が28℃よりも高くなると、熱中症を起こす可能性が高くなるため、暑さを我慢せずにエアコンや扇風機等を積極的に使用して快適に過ごしましょう。

 ただし、冷やしすぎには注意が必要です。涼しい室内から高温の屋外に出た時に、身体が急激な温度差に対応できず、めまいや立ちくらみなど「夏のヒートショック」を起こすことがあります

 

 

②身体要因 のPointと対策

 

 ✔ 日常の体調管理をしっかり行い、熱中症になりにくい身体づくりをする

 ✔ 高齢者や乳幼児などの熱中症になりやすい方に対しては、周囲が見守りや声かけを行う

 

 身体の具合が悪いときは熱中症になりやすいため、日常の体調管理が重要となります。そのために、栄養バランスのよい食事、良質な睡眠、規則正しい生活、適度な運動を心がけましょう。

 また、高齢者は温度の上昇に気づきにくく、喉の渇きも感じにくくなっており、さらに体温調節機能が低下しているので、熱中症をおこしやすいです。乳幼児は体温や水分バランスの調節機能が未発達で、服の脱ぎ着を自分で行うことが難しく、高齢者と同様に、熱中症になりやすいです。共に周囲のサポートが重要なのでより注意してあげましょう。

 

 

③行動要因 のPointと対策

 

 ✔ のどが渇いていなくてもこまめに水分を補給する

 

 エアコンなどを使用している室内は空気が乾燥しやすいため、知らない間に脱水を起こしていることがあります。そのため、こまめな水分補給(目安:コップ半分を1時間に1回程度飲む)を心がけましょう。

 

 

三菱電機エアコンのプロが教える!暑い夏に“無理なく節電対策”を行うコツ

 


 

①エアコンの「スイング運転」機能をうまく使いましょう!

 

節電対策①:【エアコンを人に向けてスイング運転。体感温度を下げ、過度な電力消費を回避!】

 

 

スイング運転により生まれた気流(風)が体にあたると体感温度が下がり、涼しく感じられます!

 

熱中症対策の観点では、室温28℃・湿度50〜60%が目安です。

スイング運転の活用は、あくまで「過度に設定温度を下げないようにする対策」です。また、長時間、身体の一部に冷風を当て続けることは望ましくないため、「スイング運転」にしましょう。

 

 

<コラム2>エアコン冷房の設定温度、1℃上げるとどのくらい省エネ?

 

設定温度を1℃上げると約10%の省エネに。

日本冷凍空調工業会によると、冷房時の設定温度を1℃高めにすると約10%の省エネになります※3

 

※3一般社団法人 日本冷凍空調工業会 「シーズン中は…使い方ひとつで電気のムダが省けます」 

https://www.jraia.or.jp/product/home_aircon/u_cut_down.html

 

 

②すだれ・よしずを併用して効率よく部屋の温度を下げましょう!

 

節電対策②:【窓の外側にすだれ・よしずをつけて遮光・断熱】

 すだれ・よしずを設置することで、お部屋に入る日差しを防ぐことができます。また、窓とすだれ・よしずの間にできる空気層は、熱を通しにくいため、室内に熱がこもらず、節電対策としておすすめです。

 


 

③こまめなフィルター掃除が「節電」の第一歩です!

 

節電対策③:【2週間に1回、掃除機でフィルターのホコリを取る】

 

 一番手軽な掃除方法は、掃除機でフィルターのホコリを取ることです。ホコリが取れない・汚れがひどい場合は、水洗いをするか、台所用中性洗剤を使用量の目安(水1リットルに対して0.75ml)※4まで溶かしたぬるま湯で洗うことをおすすめします。洗った後は十分に乾燥させた後エアコンにつけましょう。また、エアコンのフィルター掃除は2週間に1回を目途に行いましょう。

※4:使用量の目安はメーカーによって異なります。

 

 

エアコンのフィルターが汚れていると、排出する空気の清潔性が損なわれたり、風量が低下したりする等の原因になるほか、消費電力の悪化にも繋がります。三菱電機の実験によると、フィルターを約半年間(1日8時間の使用を想定)お手入れしなかった場合、新品の状態のフィルターを使用している場合と比較して、消費電力が約12%も悪化することが明らかになりました。

 

【注意事項】

・自動フィルターおそうじ機能搭載機種はフィルターが薄い場合があります。洗浄の際には変形や損傷にご注意ください。

・電気部品を外してのお掃除は故障の原因になるため、絶対におやめください。

 

※ご自身でのお掃除では届かないエアコン内部の清掃はプロにお任せすることもおすすめです。

 

 

④「放熱」に必要な“室外機”はちゃんとチェックしていますか?

 

節電対策④:【室外機の周囲を整理整頓+“日よけ”を活用して効率的に稼働させよう】

 

 

 室外機は、周辺の空気を吸い込んで熱交換を行うため、吹出口付近に物を置くと障害となり熱交換率が下がります。さらに、カバー等で周りが囲まれている状態では、うまく放熱できず余計に電力を使うことになります。

 

室外機の上側のみをカバーして直射日光を遮断し、室外機の温度を下げることも節電対策につながります!なお、室外機内部に水をかけるなどの行為は故障につながるため行わないでください。

 

 

三菱電機はお悩みを解消する情報を発信中。

 

 

三菱電機はエアコンにまつわるよくあるお悩みに耳を傾け、役立つ情報を発信しています。

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<快適に過ごすためのお役立ち情報一覧>

エアコンの電気代が10%以上悪化してしまっているかも!?その原因とは?

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https://www.MitsubishiElectric.co.jp/home/kirigamine/special/oshiete/pdf/220726.pdf

 

 

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【調査概要】

■グラフ1~3、表1

・調査対象者:30~50代の男女600名(東京・大阪在住)

・調査方法:インターネット

・調査期間:2023年6月2日(金)~6月4日(日)

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

プレスリリース添付画像

トップ画像

グラフ1

グラフ2

グラフ3

室内の熱中症 原因

表1

藤永 剛医師 プロフィール

藤永 剛医師 アイコン

三菱電機 久田優美 プロフィール

三菱電機 久田優美 アイコン

室内熱中症対策のポイントイラスト

スイング運転イラスト

すだれイラスト

フィルター掃除

室外機対策イラスト

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