FSC ®️認証材普及推進協定の締結式と FSCジュニア・アンバサダーによるワークショップが8/11(金)に開催

FSCジャパン

2023年8月28日

FSCジャパン

 

 株式会社エコ建築考房(愛知県一宮市、社長:喜多茂樹、以下 エコ建築考房)は、環境に配慮した森林から採れる木材「FSC認証木材」の普及に向けて、2019年に岐阜県東白川村をはじめとした愛知、岐阜両県の製材会社や工務店など関係7者が締結した「FSC認証木材普及推進協定」に、新たに特別協力として公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(以下、WWFジャパン)が加入し全8者となったことを、2023年8月11日(金・祝)にエコ建築考房 econos(愛知県一宮市九品町4-22)にて発表し締結式を行いました。締結式には、特別協力として加入することとなったWWFジャパンを含む8社や特定非営利活動法人日本森林管理協議会(以下、FSCジャパン)なども参加をいたしました。

 これまで国内ではFSC認証木材の需要が限られており、山側でFSC認証を取得してもなかなかサプライチェーンの川下までつながっていかないことが課題でした。この協定は、サプライチェーン川上の山側から川下の工務店まで認証木材の流通をつなぐもので、エコ建築考房のプロジェクト認証により最終製品である建物におけるFSC認証の使用も対外的に示すこともでき、認証材の価値を最大活用を可能とする、大変意義深いものです。

 2023年現在、エコ建築考房では7つの建物や制作物がFSCプロジェクト認証(※1)を取得。更に、継続的に新たに建てる建物にFSC認証材を使用していることを謳える、『FSC連続プロジェクト認証』(FSC-P001978)もアジアで初めて取得し、着々とFSC認証材の普及推進を続けています。WWFジャパンはこの活動を起点に、将来的には、全国のFSC認証取得者をつなぎ、サステナブルな森林管理の広がりを後押しするネットワークを構築していけたらと語っています。

また、午後からは本年4月に実施されたFSCマークの普及を目的とした全国の中学生と高校生を対象とした「第4回FSCアワード」で最優秀賞を受賞し、現在FSCジュニア・アンバサダーとして活動している、チームNiToBe CoLoRs(ニトベ カラーズ)の平野さんと荒井さん(共に都内の中学3年生)と、チームFleurir(フルリール)の上田さん、木田さん(共に関西の高校3年生)より、FSCマークを探すゲームやFSC認証紙で制作された折り紙などを使ったワークショップを10組の親子向けに実施し、会場は大変盛り上がりました。

 

FSCジャパンでは、このようなサプライチェーンの川上、川下にまたがる取組が広がり、FSC認証木材の普及が更に推進されていくことを期待しております。また、このようなワークショップ等の機会を通じて、今後も次の世代を担う子供たちに森林の大切さ、認証の意味を伝えていきたいと思います。

 

※1:FSCプロジェクト認証物件(ライセンス番号)

春日井の家(FSC-P001773)、公文式五条和み教室(FSC-P001895)、

株式会社勝川ランドリー(FSC-P001898)、ベーカリー&カフェテッペンパン(FSC-P001951)

つなぐの森ハリプー(FSC-P001908)、flow hair design beauty salon(FSC-P001947)

橘クリニック(FSC-P001965)

 

■締結式の概要

○開催日時:2023年8月11日(金) 10時00分より

○開催場所:エコ建築考房 econos(愛知県一宮市九品町4-22)

○参加者:FSC認証材普及推進協定締結8者

     ・東白川村(岐阜県東白川村)

     ・東白川村森林組合(岐阜県東白川村)

     ・東白川製材協同組合(岐阜県東白川村)

     ・山共(岐阜県東白川村)

     ・後藤木材(岐阜県岐阜市)

     ・山西(愛知県名古屋市)

     ・エコ建築考房(愛知県一宮市)

     ・WWFジャパン(特別協力)

     FSCジャパン、SGSジャパン(認証企業)、アミタ(認証企業)

 

■エコ建築考房について

国産木材のみを使用した自然素材の家づくりを行う、愛知県一宮市に本社を構える工務店です。

2022年8月には一宮市の本社「econos」内に、人々が集えるガーデンや木の室内遊び場「つなぐの森ハリプー」、テナント「グルグルドーナツ」を新設オープンし、総合テラスとして地域の集いの場としての役割が大きくなっています。

SDGsに取り組む中で、2019年に民間のモデルハウスとして日本で初めてFSCプロジェクト認証を取得した「春日井の家(ライセンス番号 FSC-P001773)」を建設。その後、年間約30棟建築する新築住宅全棟の構造材をFSC認証木材に切り替えました。また、FSC認証木材の普及をすすめるため、ブランド木材『東濃ひのき』の産地・東白川村を含む7者で『FSC認証材普及推進協定』を2019年12月に締結しました。2023年6月現在7つの建物・作成物でFSCプロジェクト認証を取得。また、アジア初の『FSC連続プロジェクト認証』も取得へと動いています。

 

商号:株式会社エコ建築考房

代表者:代表取締役社長 喜多 茂樹

所在地:〒491-0079 愛知県一宮市九品町4-22

設立:1998年2月

事業内容:新築・増改築・リフォーム+薪ストーブの販売・施工

資本金:1,000万円

URL:https://ecoken.co.jp

 

■FSCジャパン(特定非営利活動法人 日本森林管理協議会)

FSC(Forest Stewardship Council, 森林管理協議会)は、環境保全の面から見て適切で、社会的な利益にかない、経済的にも継続可能な森林管理の普及を目的に、環境団体、林業者、林産物取引企業、先住民族団体などを中心に、1994年に設立された独立した非営利団体です。現在世界の約1億6000万ヘクタールの森林と55,800ほどの組織がFSCの規格に基づき認証されています。FSCジャパンはFSC国際事務局から正式に承認された、日本の窓口となる組織です。日本国内におけるFSC森林認証の普及や、国内を対象とした規格の検討と作成を行っています。

 

 

■FSCマーク

FSCの定めた基準をもとに、適切に管理されていると認められた森林から生産された木材や

回収材等の責任をもって調達された原材料から生産された製品にFSCマークがつけられます。

FSCマークがついた製品を使うことで世界の森林保全につながります。

FSCジャパン公式HP:https://jp.fsc.org/jp-jp

FSC公式Twitter: https://twitter.com/FSC_Japan

FSC公式Facebook: https://www.facebook.com/FSC.Japan?ref=tn_tnmn

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

プレスリリース添付画像

このプレスリリースには、報道機関向けの情報があります。

プレス会員登録を行うと、広報担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など、報道機関だけに公開する情報が閲覧できるようになります。

プレスリリース受信に関するご案内

このプレスリリースを配信した企業・団体

  • ※購読している企業の確認や削除はWebプッシュ通知設定画面で行なってください
  • SNSでも最新のプレスリリース情報をいち早く配信中

    過去に配信したプレスリリース