東京・清瀬に「図書館付きシェアハウス」をつくります!静岡・焼津「CRAFTHOTEL 西町DOCK」の改修も終盤へ

Renovate Japan

概要

社会的企業Renovate Japan(代表:甲斐隆之) は、改修中の空き家等物件にて、失業者やDV被害者を一時保護する「タテナオシ」事業を展開しています。今回は、都内で再び新たなプロジェクトが動き出します!コンセプトは「図書館付きシェアハウス」で、地域特性にも配慮しつつ、まちの人が気軽に集えるコミュニティスペースの構築を目指します。なお、昨年から取り組んでいる静岡県焼津市、廃ホテルの「タテナオシ」も終盤を迎えています。

 

 

「タテナオシ」の仕組み

合同会社Renovate Japanはソーシャルビジネスとして、貧困と空き家の二つの社会課題にアプローチしています。

 

2021年に開始したタテナオシ事業は、まだ収益化されていない空き家等物件の整理・改修の過程をバイト付きシェルターとして開き、失業やDV被害などで家や仕事を失ってしまった方々を家賃無償(水光熱費のみ)で受け入れています。そして、そこで生まれた時間と空間を有効に使い、受け入れた方を適切なセーフティーネットや就労へ繋ぐ支援をしています。整理・改修した空き家は、シェアハウスやゲストハウスとして収益化し、継続する事業として運営しています。

 

タテナオシを始めてから最初の2年間で、受け入れた方(弊社では「リノベーター」と呼んでいます)5名と協働し、4軒の空き家改修に取り組んできました。2023年2月からは、5軒目の事業として規模を拡大し、静岡県焼津市にて廃業したビジネスホテルのタテナオシに取り組むなど、新たな挑戦を続けています。

 

 

東京都清瀬市・秋津にて、新プロジェクト「図書館付きシェアハウス」

上述の通り、静岡県焼津市など地方進出にも力を入れているRenovate Japanですが、2024年6月から、約2年半ぶりに都内でタテナオシ事業を開始します。舞台は東京都清瀬市、JR新秋津駅と西武秋津駅から徒歩10分ほどの川沿いの閑静な住宅地にある、オーナーが親族から譲り受けた一軒家です。残された荷物の整理から始め、家具・道具の再利用なども検討しながら、数か月間かけて「図書館付きシェアハウス」へと改修していきます。

 

 

改修の様子

 

当プロジェクトの大きな特徴は、「一箱本棚オーナー制度」を活用した私設図書館、通称「みんとしょ」付きのコミュニティスペースをリビングの改装により設けることです。「一箱本棚オーナー制度」では、利用者が月額料金を支払うことで本棚の一箱分を借りることができ、そこで自らがオススメ、表現したい本を並べて貸し出すことができます。そのようにして、みんなで図書館を民営的につくることを目指す取り組みが「みんとしょ」です。

 

「みんとしょ」が生まれたのは、なんとRenovate Japanが現在活動中の静岡県焼津市!発起人である土肥氏とも円滑に連携しながら、リビングとして使用されていた部屋を当番制で住み開きし、まちに開きます。

 

また、もう一つの特徴として、2階部分を3個室のシェアハウスとし、主に近隣のソーシャルワーカーを対象として貸し出します。物件が位置する清瀬市西部(東村山市との市境エリア)には、病院や医療関係の資料館、研究所などが集まっています。そこで、医療関係の仕事に就いている方々も対象となる想定です。なお、個室を借りた方は、自動的にリビングの本棚を一箱つかえることになります!完成図完成イメージ

 

改修は6月から始まり、約4ヶ月後の完成・オープンを予定しています。住み込みのリノベーターを受け入れるため、まずは2階の個室から作業を開始し、同時にインフラを整えていきます。リノベーターの住み込みは7月中旬頃から、最長で3ヶ月ほど。7月からは本棚コミュニティスペースの改修が本格化するため、受け入れたリノベーターや地域の方々とも協力して素敵な空間作りに臨みたいと思います!

 

Renovate Japanでは以前からサポーター制度を設けており、改修作業などにボランティアでご協力いただける方を募集しています。現在の登録者数はおかげさまで130名以上。ご興味のある方は、ホームページの登録フォームからぜひお気軽にご応募ください!

 

ホームページ:
https://www.renovatejapan.com/

秋津の改修過程は主にインスタグラムで発信しています:
https://www.instagram.com/renovatejapan/

 

 

進行中の焼津プロジェクトも順調!

一方、前述の通り静岡県焼津市では、廃ホテルのタテナオシが行われています。様々なトラブルがありつつも、全て乗り越え、9月オープンを目指して改修が進んでいます。こちらも、リノベーターをそろそろ受け入れる予定です。

 

こちらのコンセプトは、改修中から完成後まで、まちや旅の人が手を加えられる余白を残した「完成しないホテル」。つくることを通して、人々がつながる場所として、運営していきます。ホテルの名称は、まちの方々にも投票にご協力いただいて「CRAFTHOTEL 西町DOCK」に決定しました。

 

当ホテルでは多種多様なイベントを、改修中から既に開催しています。今年3月からは定期的に「西町お茶会」も地域向けに実施しています。地域のたまり場として改修したロビーにて、地域の方々とのんびりお茶を飲みながらホテルや地域のことを考える会です。さらに7月中旬には、オープン前のまだ家具が入っていないホテル部屋を活用して、キャンプ&DIYイベント「やいづまちごとキャンプ」を開催します。おかげさまで応募をたくさんいただいたので、キャンプ企画の第2回目も開催予定です。

 

今後もたくさんの人が、「つくる」ことで「つながる」機会を楽しめるよう活動していきます。

 

 

西町お茶会の様子

 

焼津事業専用のインスタグラム:
https://www.instagram.com/hotel.yaizu/

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プレスリリース添付画像

完成図

西町お茶会の様子

完成イメージ

改修の様子

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