サンゴの骨格形成過程で生じる結晶微粒子を可視化

サンゴ骨格の立体構造に関与する石灰化中心

産総研

サンゴは炭酸カルシウムを主成分とした立体的な骨格を作ります。サンゴの表面に分布するポリプの口の近くで、垂直方向に成長する骨格は「隔壁(かくへき)」と呼ばれ、サンゴ種の判別にも用いられる重要な部位です。サンゴ骨格の形態形成に関与する成長部には石灰化中心が存在し、隔壁の形成に関係することも地球化学的な観点から研究が進んでいました。北里大学海洋生命科学部の大野良和特任助教、安元剛講師、海洋生命科学研究科の高橋有南大学院生(修士課程1年)、国立研究開発法人 産業技術総合研究所(以下「産総研」という)環境調和型産業技術研究ラボ (E-code)の井口亮主任研究員らの研究グループは、日本電子株式会社、琉球大学、自然科学研究機構 生理学研究所自然研究バイオフォトニクス研究部門と共同で、生体のサンゴ稚ポリプの石灰化中心の直接観察に成功しました。

 

この成果は、2024年8月6日付で、Frontiers Media S.Aが刊行する「Frontiers in Marine Science」に掲載されました。

 

 

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  • エリア
    東京都
  • キーワード
    研究開発、サンゴ、骨格形成、石灰化中心、隔壁、稚ポリプ、2光子顕微鏡、生体イメージング
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