メルク 不妊治療の支援制度を多様な生き方を支援する包括的な内容へ改定

ファミリーフレンドリーな社会に向け、環境づくりを推進

2025年1月15日

メルクバイオファーマ株式会社

メルク 不妊治療の支援制度を 多様な生き方を支援する包括的な内容へ改定 ファミリーフレンドリーな社会に向け、環境づくりを推進

 

●メルクグループジャパンの全社員とそのパートナーを対象とする、高度不妊治療の支援制度

●改定により、卵子凍結や男性不妊など助成対象範囲と助成対象者を拡充

 

世界有数のサイエンスとテクノロジーの企業であるメルク(Merck)の日本法人、メルクバイオファーマ株式会社(本社:東京、代表取締役社長:ジェレミー・グロサス、以下 メルク)を含むメルクグループジャパン各社は、2025年1月1日に、高度不妊治療における支援制度を改定したことをお知らせします。

 

本制度は、メルクグループジャパンが導入している、妊活や不妊治療を支援するプロジェクト「YELLOW SPHERE PROJECT」の一環として策定され、今回の改定により、全ての社員とそのパートナーを対象に、卵子凍結や男性不妊など制度が適用される治療の範囲を拡充するとともに、メルクグループジャパン各法人の在籍期間中における生涯上限として、治療にかかる費用を315万円まで助成します。

 

日本では、不妊治療を受けたことのある夫婦は約4.4組に1組います1)が、企業の7割以上が、不妊治療を行っている社員への支援制度を導入していない2)という実態があります。そうした中で、不妊治療と仕事との両立について、両立しているとする人は約5割で、3人に1人が仕事を辞めた経験がある3)など、不妊治療と仕事の両立は大きな課題となっています。

 

しかし、こうした課題は、企業の支援制度だけで解決できるものではありません。不妊治療を受けることを職場へ共有していない人は約5割で、そのうち約2割が「周囲から理解を得られないから」と回答しています2)。そのため、メルクは不妊治療や性・生殖に対する理解を社会全体で向上させることが必要と考えています。さらに、子どもを望むかどうかに関わらず、全ての人が自分の決断を尊重され、自分らしく生きられる「ファミリーフレンドリー」な社会の実現が期待されます。

 

メルクでは、引き続き、全ての人が自分らしく生きられる「ファミリーフレンドリー」な社会の構築に向けて取り組んでまいります。

 

<出典>

1)国立社会保障・人口問題研究所 「2021年社会保障・人口問題基本調査」

 https://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou16/JNFS16gaiyo.pdf

2)厚生労働省 「令和5年度 不妊治療と仕事の両立に係る諸問題についての総合的調査」

 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_39168.html

3)メルクバイオファーマ株式会社 「第5回妊活®および不妊治療に関する意識と実態調査」

 https://www.merckgroup.com/jp-ja/press/mbj/2021/202108_News_Release_YSP_JP.pdf

 

制度改定における主な変更点


これまでの制度 新しく改定した制度

妊活のための助成範囲

・体外受精

・顕微治療

・体外受精(IVF)

・人工授精

・排卵誘発

・顕微授精

・男性不妊の治療

・卵子凍結(自身が将来使用するため)

・卵巣予備能検査、精液検査、子宮検査、ホルモン検査・状態などの治療前の検査

助成金額の

上限

年間上限 20万円

メルクグループジャパン各法人の在籍期間中における生涯上限 315万円

対象者

全ての正社員・契約社員、及びその配偶者、内縁(事実婚)の夫・妻(健康保険の扶養対象)

全ての正社員・契約社員とそのパートナーは、性別や性的指向に関係なく対象となります

 

YELLOW SPHERE PROJECT(YSP)

<YSP プロジェクト概要>

妊娠を希望してもなかなか叶わないという“社会課題”に対し、製品やサービス提供にとどまらず、妊活や不妊治療をする人々を支援し応援するプロジェクトです。目指すところは、より多くの人に適切な情報を伝えて、サポートの輪を広げ、人々の充実した暮らしという未来をつくることへの貢献です。新しい命を宿す為の努力を、皆が応援する社会へ。それが、YELLOW SPHERE PROJECTの先にある未来です。

https://www.merckgroup.com/jp-ja/yellow-sphere-project.html

 

<YELLOW SPHERE PROJECT Enjoy Life School - みんなのカラダと新しい命の授業 ->

悩んでいたり疑問に思っていても、正しい情報が不足していたり、これまで公にはあまり語られてこなかった、自身の身体や、妊娠といった新しい命について、医学的観点から分かりやすく解説する動画シリーズをYouTubeで配信しています。

https://www.youtube.com/watch?v=3pLTJKt2veI&feature=youtu.be

 

 

<YSPエンジョイライフ特別授業>

メルクの医師、看護師、薬剤師などの資格を有する社員や胚培養士の経験を有する社員が希望する企業へお伺いし授業を行います。企業/団体の人事ご担当者様やダイバーシティ部門などのご担当者の皆様から授業開催のご依頼をお受けしております。

https://www.merckgroup.com/jp-ja/yellow-sphere-project/sessions.html

 

 

メルクについて

Merck(メルク)はヘルスケア、ライフサイエンス、エレクトロニクスの分野における世界有数のサイエンスとテクノロジーの企業です。約63,000人の従業員が、人々の暮らしをより良くすることを目標に、より楽しく持続可能な生活の方法を生み出すことに力を注いでいます。ゲノム編集技術を進展させることから治療が困難を極める疾患に独自の治療法を発見すること、また各種デバイスのスマート化まで、メルクはあらゆる分野に取り組んでいます。2023年には65カ国で210億ユーロの売上高を計上しました。

メルクのテクノロジーと科学の進歩において鍵となるのは、サイエンスへのあくなき探求心と企業家精神です。それはメルクが1668年の創業以来、成長を続けてきた理由でもあります。創業家が今でも、上場企業であるメルクの株式の過半数を所有しています。メルクの名称およびブランドのグローバルな権利は、メルクが保有しています。唯一の例外は米国とカナダで、両国では、ヘルスケア事業ではEMDセローノ、ライフサイエンス事業ではミリポアシグマ、エレクトロニクス事業ではEMDエレクトロニクスとして事業を行っています。

 

 

メルクグループジャパンについて

メルクグループジャパンについて日本における法人各社は次の通りです。

メルク株式会社、シグマアルドリッチジャパン合同会社、メルクエレクトロニクス株式会社、

メルクパフォーマンスマテリアルズ合同会社、ヴェルサムマテリアルズ・ジャパン株式会社、

メルクバイオファーマ株式会社、メルクホールディングス合同会社。

 

 

メルクバイオファーマ株式会社について

メルクバイオファーマ株式会社は「メルク ヘルスケア・ビジネス」(本社:ドイツ・ダルムシュタット)における、バイオ医薬品事業部門の日本法人です。2007年10月1日に発足し、がん、腫瘍免疫および不妊治療領域を重点領域としています。

メルクバイオファーマ株式会社の詳細については

https://www.merckgroup.com/jp-ja/company/merckbiopharma.htmlをご覧ください。

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