心・血管修復パッチが「健康・医療戦略担当大臣賞」を受賞
小児医療機器開発の課題解決をリードする役割に期待

2026年1月19日
帝人株式会社
帝人メディカルテクノロジー株式会社
福井経編興業株式会社
大阪医科薬科大学
心・血管修復パッチが「健康・医療戦略担当大臣賞」を受賞
小児医療機器開発の課題解決をリードする役割に期待
帝人株式会社、福井経編興業株式会社、大阪医科薬科大学はこのたび、共同で開発した心・血管修復パッチ「シンフォリウム」について、第8回日本医療研究開発大賞「健康・医療戦略担当大臣賞」を受賞しました。
この賞は、日本のみならず世界の医療の発展に向けて、医療分野の研究開発の推進に多大な貢献を果たした事例に対して功績を称えるもので、国民の関心と理解を深めるとともに、研究者などのインセンティブの向上を目的に2017年度から設けられています。中でも「健康・医療戦略担当大臣賞」は、特に顕著な功績が認められる事例に対して授与されます。
2026年1月16日に開催された授賞式の様子
今回の受賞テーマは「心臓病の手術を受ける子どもたちと共に生きるハイブリッドニット」で、先天性心疾患の治療における「再手術のリスク低減」という世界初のコンセプトを着想した大阪医科薬科大学の根本慎太郎教授を筆頭に、帝人株式会社、福井経編興業株式会社の三者で受賞しました。心・血管修復パッチ「シンフォリウム」を、事業化から逆算した開発計画と産学官連携により上市を実現し、さらに海外展開も進めている点が評価されました。また、社会的必要性が高い一方で、収益性の低さや高度な技術が求められるなどの理由から敬遠されがちな小児医療機器開発において、先導的な役割が期待できることも高く評価されました。
心・血管修復パッチ「シンフォリウム」は、先天性心疾患の手術で使用される医療機器です。吸収性の糸と非吸収性の糸で編んだ特殊な構造のニットに、吸収性の架橋ゼラチン膜を一体化させています。手術によって心臓や血管に縫着された後、まず架橋ゼラチン膜が、次に吸収性の糸が徐々に分解され、その間に非吸収性の糸を含むように自己の組織が形成されます。これにより、先天性心疾患の外科手術後に生じる材料の劣化や、成長に伴うサイズのミスマッチといった課題の解決が期待されています。
今後も三者は、未解決の医療課題の解決に向けて、それぞれの技術や知見を持ち寄りながら、心・血管修復パッチ「シンフォリウム」のプレゼンス向上と、新たな医療機器の開発を通じて、社会へのさらなる貢献を目指していきます。
以 上
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このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 学校法人大阪医科薬科大学
- 所在地 大阪府
- 業種 大学
- URL https://www.omp.ac.jp/
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