BIPROGY Codename MDASHを活用した自社サービスの脆弱性検証を開始

~フロンティアAI時代のサイバー脅威に備え、AIによる脆弱性検証の有効性を評価~

BIPROGY

2026年11月6日

BIPROGY株式会社

Codename MDASHを活用した自社サービスの脆弱性検証を開始 ~フロンティアAI時代のサイバー脅威に備え、AIによる脆弱性検証の有効性を評価~

BIPROGYは、フロンティア(最先端)AI(注1)の進化に伴うサイバー脅威の高度化に備え、Microsoft Corporation(以下、Microsoft)のエージェント型コードスキャナー「Codename MDASH(注2)(以下、MDASH)」による自社サービスの脆弱性(注3)検証を本日から開始します。
本検証では、自社で開発・提供するサービスのアプリケーションのソースコードを対象に、AIによる静的診断(SAST)(注4)を実施します。従来の診断では検出されていなかった指摘の有無や検出精度、診断に要する時間・工数・コスト、AIによる修正提案の有用性などを評価します。
BIPROGYは、検証で得た知見を開発・運用プロセスや全社的な脆弱性管理に反映し、セキュリティー品質の継続的な向上につなげます。

 

【背景】

フロンティアAIの進化により、ソフトウエアの脆弱性を発見する能力が急速に高まっています。一方で、同様の能力がサイバー攻撃に利用されることにより、脆弱性の発見から攻撃までの期間が短縮することが懸念されています。こうした中、金融庁と日本銀行は2026年5月、フロンティアAIによる脅威変化を踏まえ、金融機関などに対して脆弱性管理を含むサイバーセキュリティー対策の強化を要請しました。

また、企業データへの不正アクセスが相次ぐ中、サービスの継続的なセキュリティー品質の向上が求められています。攻撃の高速化・高度化に対応するためには、従来の脆弱性診断に新たな手法を組み合わせ、脆弱性を早期に把握して是正につなげることが重要です。

 

【フロンティアAIへの対応】

BIPROGYは、こうした環境変化を経営課題として捉え、フロンティアAIに起因する新たなサイバーセキュリティーリスクへの対応を進めています。その一環としてAIを「守る側」に活用し、従来の脆弱性診断を補完する手段としての有効性を検証します。

 

【検証の概要】

BIPROGYは、日本マイクロソフト株式会社との長年にわたる協業関係を生かし、自社で開発・提供するサービスのアプリケーションのソースコードを対象に、MDASHによる静的診断を実施します。本検証は、既存のレビューや静的解析、脆弱性診断を置き換えるものではなく、AIを活用してこれらを補完する手段としての有効性を評価するものです。

従来のルールベースによる静的診断は、既知の脆弱性パターンとの照合を中心に脆弱性候補を検出します。一方、MDASHは、複数のAIモデルと100を超える専門AIエージェントを活用し、脆弱性候補の発見・検証から修正支援までを行います。Microsoftでは、自社のソフトウエアやクラウドのセキュリティー対策にもMDASHを活用しています。

 

< 従来の脆弱性診断とMDASHの特徴 > 



今回の検証では、主に以下を評価します。

・従来の診断では検出されていなかった指摘の有無と、専門家による確認を踏まえた検出精度

・診断に要する時間・工数・コストの従来手法との比較

・AIによる修正提案の有用性と、既存の開発プロセスへの組み込み可能性

・検出した問題の優先順位付けや、開発・運用部門における対応方法

 

ソースコードは、閉域で接続した専用テナントから読み取り専用で診断し、検出結果はMicrosoft Defender上で管理します。2026年12月までに静的診断を完了し、検出した脆弱性については2027年3月までの対応完了を目指します。

 

【今後の取り組み】

BIPROGYは、本検証で得た知見を自社製品・サービスの開発・運用プロセスに反映し、脆弱性の早期把握とリスクに基づく対応の優先順位付けに活用します。

また、検証結果を踏まえて他のソリューションへ対象を拡大するかを判断するとともに、全社的な脆弱性管理や多層防御の高度化につなげます。将来的には、本検証で得た知見のサービスへの展開も検討し、お客さまのセキュリティー強化への貢献を目指します。

以 上

 

【エンドースメント】

日本マイクロソフト株式会社
カスタマーサクセス事業本部 セキュリティアーキテクト統括本部
統括本部長 藤澤 蘭子氏

 

日本マイクロソフト株式会社は、BIPROGY株式会社様によるMicrosoft MDASHを活用した先進的なセキュリティ強化の取り組みを歓迎します。
フロンティアAIの急速な進化により、ソフトウェアの脆弱性を発見する能力も大きく向上しています。この変化に対応するためには、従来のセキュリティ対策に加え、AIを「守る側」に積極的に活用していくことが重要です。
BIPROGY株式会社様が自社の製品・サービスを対象にAIを活用した検証を進め、その知見をお客さまへの価値につなげていくことを期待しています。

 

注1:フロンティアAI
最先端で高い汎用能力を持つAIモデルの総称です。

 

注2:Codename MDASH
Microsoft Defender内で提供されるエージェント型コードスキャナーです。100を超える専門AIエージェントと複数のAIモデルを組み合わせ、ソースコードの脆弱性候補の発見・検証や修正支援などを行います。

 

注3:脆弱性
ソフトウエアやシステムに存在し、不正アクセスや情報漏えいなどにつながる可能性がある安全上の弱点です。

 

注4:静的診断(SAST)
アプリケーションを実行せず、ソースコードを解析して脆弱性を検出する手法です。

 

■関連リンク

BIPROGYグループの社員13名が「Microsoft Partner Engineer Award 2026」を受賞

https://www.biprogy.com/news_award/2026/info_260729_tpea2026.html

 

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従来の脆弱性診断とMDASHの特徴

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  • 名称 BIPROGY株式会社
  • 所在地 東京都
  • 業種 情報サービス・コンテンツ
  • URL https://www.biprogy.com/

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