シンガポール国立大学へセル・ローディング・システム「MaxCyte GT」の提供を開始

メディネット

株式会社メディネットは、シンガポール国立大学に対し、がん免疫細胞治療の臨床試験に用いるセル・ローディング・システム「MaxCyte GT」を提供することで合意し、契約を締結いたしました。

2012年6月21日

株式会社メディネット

シンガポール国立大学へセル・ローディング・システム「MaxCyte GT」の提供を開始

~アジア・パシフィックへの事業展開を見据え~

 株式会社メディネットは、シンガポール国立大学に対し、セル・ローディング・システム「MaxCyte GT Flow Transfection System」(以下、「MaxCyte GT」)  を提供することで合意し、契約を締結いたしました。

 米国MaxCyte社が開発した「MaxCyte GT」は、エレクトロポレーション法(電気穿孔法)と呼ばれる方法で、タンパクや遺伝子など様々な物質を細胞に導入するシステムです。

 シンガポール国立大学は、白血病や悪性リンパ腫の患者さんを対象に、CAR(キメラ型抗原受容体)を発現させたNK細胞を用いた細胞治療の臨床試験(治験)を計画しております。本臨床試験では、そのCARを発現させる方法として、「MaxCyte GT」を用いて、mRNAをNK細胞に導入することになっています。

 本契約締結により、当社は、「MaxCyte GT」や関連デバイスをシンガポール国立大学に対して供給する新たな事業を展開することとなります。同時に、これまでに培った臨床用細胞加工に係る豊富な実績と経験を最大限に活かし、アジア・パシフィックエリアにおける事業を加速してまいります。

【MaxCyte GTについて】

 「MaxCyte GT」は、従来のエレクトロポレーション法を用いた手法に比べ、二つの点で優れた特徴を持っています。第一に、完全な無菌操作が可能な閉鎖系システムであるため、従来の手法に比べ安全性が高いこと、そして第二に、各種細胞などへの導入・発現効率や処理後の生細胞率が高いことから、一度に大量の細胞を効率的に処理することが出来ることです。細胞医療の臨床実用化への鍵を握るこうした特長により、米国等の多くの研究機関や大学病院が研究開発に活用しています。ⅱ

以上

【参考】

ⅰエレクトロポレーション

細胞懸濁液に電気パルスをかけることで細胞膜に微小な穴を空け、タンパク質などを細胞内部に送り込む方法。電気穿孔法とも呼ばれる。

ⅱ2010年4月10日付リリース

「(訂正)米国MaxCyte社との技術ライセンス範囲拡大のお知らせ」 

http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=787971

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