産業用大型リチウムイオン蓄電池の生産能力を現在の5倍に 千葉県内に新工場とメガソーラー発電施設を建設

エジソンパワー

2013年2月7日

株式会社エジソンパワー

産業用大型リチウムイオン蓄電池の生産能力を現在の5倍に 千葉県内に新工場とメガソーラー発電施設を建設

株式会社エジソンパワー(山田敏雅社長)は、産業用および医療、集合住宅等の用途に適した大容量型のリチウムイオン蓄電池の生産能力を、容量ベースで現在の約5倍に相当する月産3000キロワット時(KWH)に引き上げます。約10億円を投じて千葉県木更津市内に工場を建設し、すでに集合住宅や工場等で使用されている60KWHクラスの大型電源のほか、各種産業用に必要なカスタム電源の試作から生産までに対応できる組み立てラインを設置します。また、敷地内には出力2000KW(2メガワット=2MW)のメガソーラー発電施設も併設し、1メガワット時(MWH)クラスの大容量蓄電池と組み合わせた大電力の安定蓄電・供給の実証も進めてまいります。

 

新工場は、千葉県木更津市の「かずさアカデミアパーク」内に本年2月より建設を開始します。約1400平方メートルの建築面積の工場内には、大型リチウムイオンポリマー蓄電池やバッテリーマネジメントシステム(BMS)等のアセンブリラインや、次世代の大容量セル開発などを含む研究開発機能を持たせます。人員は約40名を予定し、完成後は、千葉県木更津市のかずさアカデミアパーク内にある本社機能のほか、技術研究所の機能を集約する計画です。工場は5月の完成を予定しています。

新工場で生産する商品は、すでに集合住宅における共用部の電源や、非常時に給水ポンプなどを動かす電源として納入実績を持つ「EBESS-Pシリーズ」が中心となります。また、家庭や医療機関等で使用可能な比較的小型の非常用電源「EPシリーズ」に加え、工場や物流、商業施設などでピークカットによる節電や、非常時の重要設備の稼働などに必要とされる100KWHを超えるようなカスタマイズ商品も生産します。

一方、メガソーラー発電施設は、5月より着工する予定です。工場に隣接する敷地(約6ヘクタール)に、ソーラーパネルを敷き詰め、2MWの発電能力を備えます。ソーラー発電による電力は電圧が不安定なため、電力を蓄電池に蓄え、安定した電圧で送電することが、メガソーラーや風力などグリーンエネルギーを安心して活用するうえでは必要です。本発電施設では、発電されたメガワット級の大電力を、自社開発の1MWHのリチウムイオンポリマー蓄電池システムに蓄電し、活用する実証も進めます。これらを通じ、今後、さらに増加することが見込まれる大規模グリーンエネルギーの開発プロジェクトに最先端の技術を提供してまいります。

 当社は、一般家庭用や医療機関用に1KWH~2.7KWHタイプのポータブル電源「EPシリーズ『Mr.蓄電』」を2011年には商品化し、ヤマダ電機を通じて販売したほか、2012年には集合住宅や工場での補助・非常用電源として、また大規模発電の蓄電にも対応した「EBESS-Pシリーズ」も商品化し、東京都内の集合住宅等に納入してまいりました。いずれのシリーズも、小型・軽量であることが評価されているとともに、電解質に液状ではなくゲル状の素材(ポリマー)を採用したことで、液漏れの無い安全性が高く評価され、一般家庭をはじめオフィス、医療機関、工場やマンション、グリーンステーションなどで運用が始まっています。

■ポータブル電源EPシリーズ「Mr.蓄電」の概要

産業用大型リチウムポリマー電池の技術を活かし、電源のない場所でもAC100Vを実現しました。

2~3重の安全装置が内蔵されているので、初心者でも安心してお使い頂けます。また、1000WH、2700WHそれぞれの大容量バッテリーを搭載しているので、これまで難しかった長時間での稼動を実現致しました。

用途

停電時の非常用電源、災害時の緊急医療、医療現場、生産現場、移動計測機器、無人計測機器。その他AC電源の無い場所でお役に立てます。

(製品資料:http://www.edisonpower.co.jp/product/pdf/ep_1000.pdf

■産業用ソーラー蓄電システム「EBESS-Pシリーズ」の概要

産業用ソーラー蓄電システムEBESS-P(Edison Power Battery Energy Storage System)は、太陽光発電や風力発電などの新再生エネルギーを系統電源と結合して電気エネルギーとして保存し、必要な時に使えるようにした蓄電池内蔵のエネルギー保存装置です。この装置は、電気使用量が相対的に少ない夜間に系統電力をリチウム電池に蓄電し、昼間には太陽光発電と共に電力を専用負荷に供給して、ピークカットを実現する事ができます。また、停電等の系統障害時にはEBESS-Pシステムの自立運転モードが動作し、専用負荷に電力を供給して非常用電源としても使うことができます。環境にやさしく小型化の長所を持っています。EBESS-Pシステムの運転とパラメータ設定が便利にできるようにタッチスクリーンの LCD ディスプレー装置が内蔵されています。

用途

太陽光や風力発電等の自然エネルギー分野。工場のピークカットや非常用電源等の定置型蓄電システム面(製品資料:http://www.edisonpower.co.jp/product/bess.html

■株式会社エジソンパワー  会社概要

社名       : 株式会社エジソンパワー

本社   : 〒292-0818千葉県木更津市かずさ鎌足2-1-4

クリエイション・コアかずさ

ホームページ: http://www.edisonpower.co.jp/

電話番号   :0438-52-0600 FAX 0438-52-0601

設立       :1991年11月28日

資本金     :9,750万円(資本金)

代表者     :山田敏雅

業務内容  :リチウムイオン蓄電池の開発、製造、輸入販売、電気自動車等へのバッテリーユニット提供

◆この件に関する問い合わせ先

電話: 0438-52-0600 (代表)

E-mail: info@edisonpower.co.jp

【報道関係者のお問い合わせ先】担当:水口(電話0438-52-0600)

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