当社の契約医療機関がMACS GMP PepTivator WT1を用いた樹状細胞ワクチン療法の提供を開始

メディネット

当社の契約医療機関、瀬田クリニックグループは、2014年4月より、「WT1ぺプチベータ」という人工がん抗原ペプチドを用いた樹状細胞ワクチン療法を開始します。このWT1ペプチベータは、従来のWT1ペプチドの、「白血球の型(HLA 型)が合致する患者しか使用できない」という課題を克服し、治療効果向上も期待できるものです。

2014年4月1日

株式会社メディネット

当社の契約医療機関がMACS GMP PepTivator WT1 を用いた樹状細胞ワクチン療法の提供を開始

 当社の契約医療機関である医療法人社団 滉志会 瀬田クリニックグループは、2014年4月1日より、人工がん抗原ペプチド「MACS GMP PepTivator WT1」(以下、「WT1ぺプチベータ」)※(1)を用いた樹状細胞ワクチン療法の提供を開始します。

WT1 抗原は様々ながんに発現しており、そのため、WT1ペプチド(人工的に作製されたがん抗原ペプチドの1つ)は、非常に有望ながん抗原ペプチドと考えられています。手術などで摘出したがん組織がない場合にも、このペプチドを代用し、樹状細胞ワクチン療法として利用できることから、多くのがん患者様に提供されています。

 しかし、従来のWT1ペプチドは、8~10 個のアミノ酸から構成されているため、樹状細胞ワクチン療法として使用する場合、全てのがん患者様が受けられる治療ではなく、白血球の型(HLA 型)が合致するかどうかを検査する必要があります。

 今回、独国ミルテニーバイオテクGmbH社が新たに開発したWT1ぺプチベータは、15 個のアミノ酸から構成される複数のペプチドがWT1 タンパク質の全配列を網羅的にカバーしていることから、患者様のHLA 型に関係なく、樹状細胞ワクチン療法(WT1 ペプチド感作)を提供することが可能となります。また、WT1ぺプチベータを用いた樹状細胞ワクチン療法はがんを直接攻撃するCTL(キラーT細胞)と、CTLの働きを助けるヘルパーT 細胞を同時に誘導できることが見込まれることから、従来のものよりも高い治療効果が期待されています。

 本治療に関する詳しい内容およびお問い合わせにつきましては、別添の瀬田クリニックグループのリリース「新規技術・WT1ぺプチベータ(MACS GMP PepTivator WT1)の導入で治療対象患者拡大および治療効果向上へ」をご覧ください。

※(1) MACS、PepTivator はMiltenyi Biotec GmbH の登録商標です。

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