マイルストーン・システムズ社と業務提携し、クラウド活用の監視カメラソリューション事業を展開
2015年6月24日
株式会社朝日ネット
Milestone Systems A/S
朝日ネットとマイルストーン・システムズ社の業務提携ならびに日本におけるクラウド型監視カメラソリューション事業の参入について
株式会社朝日ネット(東証一部、本社:東京都中央区、代表取締役社長:土方 次郎、以下 朝日ネット)と、マイルストーン・システムズ社(Milestone Systems A/S、本社:デンマークコペンハーゲン市、President&CEO:Lars Thinggaard)は、日本におけるクラウド型監視カメラソリューション事業において、戦略的な技術開発と販売業務の提携について締結いたしました。
本提携により、オープンプラットフォームIP分野におけるビデオ管理ソフトウェア(Video Management System、以下VMS)で世界シェア1位(米国IHS調べ)の実績を持つマイルストーン・システムズ社の技術と、インターネット黎明期から独立系インターネットサービスプロバイダーとしてネットワークの自社構築・保守運用を行い、全国にインターネット接続サービスを提供してきた朝日ネットのノウハウを融合させて、事業者向けにクラウド型監視カメラソリューション事業を展開いたします。
なお、朝日ネットはマイルストーン・システムズ社のVMSクラウド化に向けたプロダクト開発とサービス開発を日本ではじめて行います。
監視カメラ分野は、防犯・防災を目的としたこれまでの用途に加えて、製造、医療、介護、教育、建設、交通、各種サービスやイベント等の現場で、様々な用途を目的とした導入が進んでおります。日本国内においては、アナログカメラからIPカメラへと市場が大きくシフトしており、従来のオンプレミス型の監視カメラソリューションに加えて、市場の急速な拡大とともにクラウド型のニーズも高まっております。
両社は、朝日ネットが日本国内でこれまでに培ってきたシステム開発・ネットワーク構築・保守運用のノウハウと、マイルストーン・システムズ社が先進性、信頼性、拡張性、安定性、操作性で世界から高く評価されているVMS「XProtect」を融合し、カメラメーカーやデバイス等に依存することなく「撮影、伝送、保存、解析、閲覧」を可能にした、マルチかつセキュアなワンストップのクラウド型監視カメラソリューションを、本年度下期よりマイルストーン・システムズ社の販売チャネルを通じて提供する予定です。
クラウド化を通じて、監視カメラソリューション導入に伴うコスト面及び設置時、設置後の保守運用などの負担を軽減し、従来のオンプレミス型ではお応えできなかった事業者のご要望に対して、他社にない特徴的なクラウド型監視カメラソリューションを積極的に展開してまいります。
なお、本提携とクラウド型監視カメラソリューション事業の参入を機に、朝日ネットはマイルストーン・システムズ社のテクニカルパートナーに認定されました。
さらに、マイルストーン・システムズ社のVMS「XProtect」をクラウド型で提供するにあたって、両社が技術開発、サービス開発等の幅広い分野で密に連携することを目的とし、朝日ネットが世界ではじめてMSPP(Milestone Service Provider Partner)となりましたことを合わせてご報告いたします。
【本サービスの特徴】
1.コスト面及び設置時、設置後の保守運用などの様々な負担を軽減
サーバー、ストレージなどの機器購入や、機器設置に伴うスペースが不要となります。また、これらの機器を設置した後の保守運用に関わる手間もなくなりますので、監視カメラ導入の障壁となっていた様々な負担の軽減を可能にいたします。
2.通信事業者ならではのワンストップソリューションで高品質かつセキュアな環境を実現
カメラで撮影した大容量のデータをクラウドで管理するにあたって最も重要な要素の一つとしてあげられるのは、帯域やネットワークの管理です。クラウド型監視カメラソリューションを実現するにあたり、通信事業者である朝日ネットが安定した通信環境を提供することで、まずは5fps~10fpsの動画を実現いたします。(※1)
また、全国にインターネット接続サービスを提供する朝日ネットのネットワークを利用するため、カメラで撮影されたデータはインターネットを介すことなく(※2)、 セキュアに朝日ネットの国内データセンターまで伝送することが可能となります。データの保存先となる朝日ネットの国内データセンターは、もっとも厳しい水準が求められる国内通信キャリアの管理のもとで運営しております。
3.マルチベンダー対応の柔軟性と拡張性
世界シェア1位の実績を誇るマイルストーン・システムズ社のVMS「XProtect Corporate」(※3)を採用することでマルチベンダー対応を実現しております。利用用途に応じて国内外100以上のカメラメーカーを利用することができ、カメラ1台の小規模利用から、カメラ数千台におよぶ大規模利用まで対応しております。
また、既に設置しているアナログカメラ資産を活かしたまま「Xprotect Corporate」が利用できる点も大きな特徴です。
4.クラウドが実現する利便性
クラウド化により、拠点やエリア毎に設置、管理されていたカメラはネットワークを通じて全て遠隔から一括管理することが可能となります。また、PCはもちろん、タブレットやスマートフォンからの遠隔監視も可能です。
さらに、モバイル端末のカメラ(例えばスマートフォン等)をネットワークにつなげて利用することも可能となりますので、モビリティを最大限に活かした監視カメラソリューションの新たな活用方法も実現可能となります。
5.世界中のパートナーとの連携
マイルストーン・システムズ社のVMSは、カメラ以外のアクセス制御システムや画像解析ソフトウェア等もマルチベンダー対応となっており、200を超えるパートナーのシステムと連携することが可能です。
日本でまだ提供されていない機能やサービスが海外では多数運用されておりますので、今後、ますます多様化することが予想される日本市場の動向やお客様のご要望に応じて新しいテクノロジーを提供していくことが可能となります。
※1 実際に利用するカメラの機種や設置環境により異なる場合がございます。
※2 ISPとしてASAHIネットをご利用した場合の環境となります。
※3 「XProtect Corporate」とは、マイルストーン・システムズ社が提供するVMS「XProtect」のラインナップの中で最上位にあたるハイエンドな監視カメラシステムです。
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このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 株式会社朝日ネット
- 所在地 東京都
- 業種 通信インフラ
- URL http://asahi-net.jp/
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