電力用変圧器内の絶縁油を直接計測し、常時監視する「MHT410 オイル内水分水素温度変換器」を新発売

ヴァイサラ

ヴァイサラ株式会社は、電力変圧器内の絶縁油を直接計測し、絶縁油の状態を常時監視する「MHT410 オイル内水分水素温度変換器」の受注を本日より開始いたします。

2015年7月2日

ヴァイサラ株式会社

ヴァイサラ、「MHT410 オイル内水分水素温度変換器」を新発売

--- 電力用変圧器内の絶縁油を直接計測し、オンラインでモニタリング ---

 ヴァイサラ株式会社(所在地:東京都新宿区、代表取締役社長:ヤン・グロンブラッド)は、電力変圧器内の絶縁油を直接計測し、絶縁油の状態を常時監視する「MHT410 オイル内水分水素温度変換器」(以下、MHT410)の受注を本日より開始いたします。販売価格は1,830,000円(税抜き)です。尚、出荷開始時期は2015年9月中旬を予定しています。

 電力網において重要な設備である変圧器は高度成長期に設置されたものも多く、その大部分の稼働年数は30年以上となっており、一部の変圧器では稼働年数が50年を越えています。変圧器は、経年劣化、負荷レベルの増大、ネットワーク障害などの影響を受けることにより、予期せぬ障害や停電のリスクが高まります。しかし、これらの問題は絶縁油内の水素濃度や水分量を常時監視することで迅速な対応が可能となります。水素は変圧器内に異常が起きた場合に発生するため、水素濃度とその変化率から障害状況の重大さが判明します。また、変圧器の寿命に大きな影響を与える絶縁油内の水分量に関するトレンドデータを得ることで、メンテナンスのタイミングを把握することができます。

■ 絶縁油を直接計測することで正確な計測値とトレンドデータをリアルタイムに取得

 MHT410は1つのプローブで水分、水素、温度の3種類のパラメータを計測します。様々な変圧器弁に適合し、挿入する深さを調整することができるMHT410独自のプローブ設計により、水分と水素の各センサは変圧器内の絶縁油の代表点で直接計測することが可能です。直接絶縁油に接触して計測することで、絶縁油の状態に関するより正確な計測値とトレンドデータをリアルタイムで得ることができます。

■ 容易な取り付けとメンテナンス

 MHT410は稼働中の変圧器に一人で30分以内に取り付けることができ、真空から10barの圧力下まで利用可能なプローブにより設置時に起こりやすい圧力差による故障も低減されるため、設置作業時間とコストを抑えることが可能です。また、故障や停止の要因となり得るポンプ、ホース、弁、電池、メンブレンなどの消耗部分がないため、交換やサービスなどのメンテナンスが不要です。

 IP66準拠の金属製ハウジングの筐体は、屋外設置での耐久性を高めるウェザーシールドを装備しています。

製品の詳細については以下を参照してください。

http://www.vaisala.co.jp/MHT410

■ ヴァイサラについて

ヴァイサラ株式会社は、環境/産業計測分野における世界的なリーディング企業です。当社は78年以上にわたる経験を活かし、気象観測が重要となる分野および産業市場向けに革新的な監視・計測機器とサービスを総合的に提供することにより、クオリティ・オブ・ライフの向上に貢献しています。本社であるVaisala Oyjはフィンランドのヘルシンキにあり、世界各国に約1,500人の社員を有し、NASDAQ OMXヘルシンキ証券取引所に上場しています。

詳細は、www.vaisala.comおよびwww.twitter.com/VaisalaGroupをご覧ください。

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「MHT410 オイル内水分水素温度変換器」

「MHT410 オイル内水分水素温度変換器」

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