ヴァイサラ、「VaiNet RFL100 ワイヤレス CO2 データロガー」を販売開始

---ワイヤレスの二酸化炭素計測ソリューションでインキュベータのモニタリングをシンプルに---

ヴァイサラ

2021年6月22日

 ヴァイサラ株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役:ヴェリ・ソレフマイネン、以下ヴァイサラ)は、ワイヤレスの二酸化炭素計測ソリューション「VaiNet ワイヤレスCO2 データロガー RFL100」(以下、RFL CO2)を本日より販売開始します。価格は定価(税抜き):224,000円~です。

 「VaiNet ワイヤレスCO2 データロガー RFL100」は、ヴァイサラの二酸化炭素計測プローブGMP251 とヴァイサラワイヤレス RFL100データロガーをより使いやすく統合させたものです。この新しい構成は、GMP251 CO2プローブの優れた計測安定性と精度を活用することで、細胞培養、遺伝子治療、ワクチン研究などで使用されるインキュベータでの信頼性の高いパーセントレベルの二酸化炭素計測を実現しています。インキュベータのモニタリングがよりシンプルに運用でき、設置が容易になる他、コスト削減も可能です。

 RFL100は、単一のデータロガーで複数の計測値(CO2 パーセント、温度、湿度)に対応できます。GMP251 CO2 プローブの他、RFL100対応プローブには、ヴァイサラのTMP115 温度プローブ、温度および相対湿度用HMP115およびHMP110プローブがあります。

 

 

パワーとパフォーマンスを兼ね備えた設計

 各モニタリングポイントのRFL100 データロガーは、ヴァイサラのviewLincソフトウェアに接続することで、モニタリング、アラーム通知、レポート作成を行うことができます。RFL100シリーズロガーは、ヴァイサラ独自のLoRa®ベースのVaiNet 無線技術を使用し、複雑で障害物のある屋内環境でも、屋内で約100メートルの電波性能を備えています。 VaiNetは、WLAN アプリケーションとの信号干渉を防ぐ LoRa®変調を使用しています。すべての VaiNet データ送信は暗号化され検証後に viewLinc の安全なデータベースに保存され、データの完全性が担保されています。

 ヴァイサラのRFL100 データロガーは二酸化炭素計測に外部電源を使用しますが、バックアップ用のリチウム電池も備えており、電源やネットワークの接続に障害が発生した際もデータロガーのメモリが保護されます。

 

 

ヴァイサラ産業計測部門 プロダクトマネージャー Anniina Uotila のコメント:

 「従来は二酸化炭素計測機器の設置にはかなりのスペースが必要で、設置とメンテナンスが非常に複雑でした。関連コストの高さは言うまでもありません。ヴァイサラRFL100 CO2による構成では、はるかにシンプルな方法でワイヤレス設定が可能です。GxP規制環境下はもちろんGxP規制外のインキュベータのモニタリングにも最適な製品です。また、ワイヤレスデータロガーでは、データロガーごとにコストがかかるイーサネット接続は不要です。さらに、装置の横に配置できるRFL100のローカルディスプレイで二酸化炭素のデータを目視で確認できます。」

 「エンドユーザ様からは、VaiNetの安全なワイヤレス接続と導入の容易さが高く評価されています。RFL100のように到達距離が著しく、信頼性が高い信号がある場合は、各データロガーにイーサネットアクセスをインストールする必要はありません。また、広い動作温度範囲と高い精度が特徴のGMP251プローブを接続したRFL100 データロガーでは、viewLincモニタリングシステムでプローブの校正情報が記録されます。」

 データの完全性とグローバルコンプライアンスが保たれていることに加え、実績あるviewLincモニタリングシステムのユーザーフレンドリーなソフトウェア、ウェブブラウザベースのユーザーアクセス、リアルタイムデータ、リモートアラーム通知を同時に活用することができます。

 

 

「VaiNet RFL100 ワイヤレス CO2 データロガー」 の主な特長

・RFL100データロガーでは、ヴァイサラの環境モニタリングシステムのソフトウェアであるviewLincを使用して安全に通信することができます。viewLincはアラーム通知、リアルタイムトレンド、GxPなどの規制に適合したレポート機能などを備えています。

・設定が簡単で、オプションには、CO2(パーセント)のみ、CO2(パーセント)と温度、CO2(パーセント)と温度および相対湿度があります。

・RFL100 CO2 データロガーでは、リチウム電池によるバックアップ(22時間)付きの外部電源を使用します。

・GMP251プローブの計測結果は、国家計量標準機関(NIST USA、MIKES Finland、または同等の機関)またはISO/IEC 17025 認定校正機関を通じて、SI単位にトレーサブルです。

・RFL100データロガーにCO2のパーセントデータが保存され、GMP251プローブの校正情報は viewLincソフトウェアで閲覧可能です。

 

 VaiNet RFL100 ワイヤレス CO2 データロガーの詳細については以下を参照してください。

https://www.vaisala.com/ja/products/instruments-sensors-and-other-measurement-devices/rflco2

 

 また、2021年7月6日(火)15時より「次世代型テクノロジー無線データロガーが変える環境モニタリングの新常識~格段に向上する設計の自由度とリモートモニタリングの今」」と題したウェブセミナー(無料、事前登録要)を開催いたします。

https://www.vaisala.com/ja/events/webinars/lp/VaiNet-Webinar-202107

 

 

■ ヴァイサラについて

ヴァイサラは、環境/産業計測分野における世界的なリーディング企業です。当社は85年にわたる経験を活かし、火星探査などにも活用されている宇宙環境にも耐えうる技術によって、より良い世界に向けた観測を提供します。ヴァイサラは世界各国のお客様にとって、革新的な観測・計測機器とサービスを総合的に提供できる信頼されるパートナーです。本社であるVaisala Oyjはフィンランドのヘルシンキにあり、世界各国に1,900人超の社員を有し、NASDAQ Helsinki に上場しています。当社に関する詳細は、vaisala.jawww.twitter.com/VaisalaGrouplinkedin.com/vaisalaをご覧ください。

● 本報道発表資料に記載されている内容は発表日現在の情報であり、予告なく変更される場合があります。

 

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