10月14日（土）より開催される「ディズニー・アート展　いのちを吹き込む魔法」の開幕に先立ち、開会式、マスコミ向け内覧会が13日（金）に大阪市立美術館で行われ、多くの報道陣がつめかけました。

本展覧会では、ミッキーマウスの誕生作『蒸気船ウィリー』から最新作『モアナと伝説の海』まで約90年にわたる、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの歴史を紐解く原画やスケッチ、コンセプトアートなど約500点が、アニメーションを生み出すにあたり取り入れられてきた当時の最新技術と共に紹介されている。『蒸気船ウィリー』や『白雪姫』をはじめとした初期作品だけではなく、最新作『モアナと伝説の海』までをも網羅した本展覧会は、ディズニーのイマジネーションとイノベーションによってキャラクターや物語に「いのちが吹き込まれた瞬間」をご覧いただける日本初の試みであり、展示作品のほとんどが日本初公開となる企画展である。

大阪に先立って、2017年4月8日から9月24日まで東京・日本科学未来館で開催され、来場者数はなんと４７万人を超える大人気となった。大阪市立美術館の歴史ある建物での展示は、東京展とはまた一味違う、趣深いものとなった。大阪市立美術館担当学芸員の石川温子さんは、「素晴らしい原画やコンセプトアートのみならず、本展覧会では、新たな技術の導入や自然観察など制作の裏側が明かされています。アニメーターをはじめとしたスタジオスタッフの試行錯誤の歴史は必見です！」と話す。

1920年代から今日に到るまで生みだされてきたウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオが誇る芸術的遺産、約6500万点におよぶアートコレクションの数々。それらを管理しているウォルト・ディズニー・アニメーション・リサーチ・ライブラリーから、厳選された約500点が今回展示される。ディズニー・アート展が開催される大阪市立美術館館長 篠雅廣氏は、人は人生において動物園に三度行くと言われています。

子どもの頃に親に連れられ、親になって子どもを連れて、また孫を連れて…。ディズニー・アニメーションは同じことが言えると思います。90年に及ぶ歴史の中で、６世代、７世代に渡ってご覧になってきたのです。

皆さんもディズニー・アニメーションを幼い頃から大人になってもご覧になられてきたかと思います。そのディズニーにまた触れるため、本展覧会にも是非お越しください。

と語った。

開会式には、アメリカのウォルト・ディズニー・アニメーション・リサーチ・ライブラリーのマネージング・ディレクターであるメアリー・ウォルシュ氏も参加。

開会式の挨拶では、ウォルト・ディズニーは、かつてこう言いました。「アニメーションは、世界中の様々な場所、あらゆる年代の人々に喜びと情報が提供できる視覚的エンタテーイメントとストーリーテリングの媒体である。」と。アニメーションは20世紀独自の芸術形態であると同時に、ウォルトが言うように、世代や国境を越える魅力を持つと、私も思います。ディズニーで働いてきた多数のアーティストの手によって生み出されたアート作品をひとつひとつご覧頂くことで、ディズニー映画に対して今までとは違った新しいつながりを感じて頂ければ幸いです。

と展覧会の魅力を語った。

１０月の毎土日には、小学生以下のこども対象のコスチュームイベントが行われ、12月23日、24日は夜間延長開館も決まっており、秋から冬にかけて何度でも訪れたくなる夢の国となる。

■展覧会概要

タイトル：ディズニー・アート展　いのちを吹き込む魔法

会期　　：2017年10月14日（土）～2018年1月21日（日）

休館日　：月曜日（但し12月25日（月）、1月8日（月）は開館）

　　　　　12月28日（木）～1月2 日（火）、1月9日（火）

会場　　：大阪市立美術館

主催  　 ：大阪市立美術館、読売テレビ、読売新聞社

協賛　　：大日本印刷、非破壊検査

協力　　：日本航空、日本通運

企画協力：日本科学未来館

特別協力：ウォルト・ディズニー・ジャパン

企画制作：ウォルト・ディズニー・アニメーション・リサーチ・ライブラリー

公式サイト http://www.da-osaka.com

☆ハロウィン コスチュームＤＡＹ

   10月 14日～29日までの土曜、日曜にコスチュームを身に着けて来場した小学生以下のお子様先着200名に、オリジナルグッズをプレゼント。

☆クリスマス夜間開館

   12月23日、24日　20：00まで夜間延長開館（入館は19：30まで）