世界遺産・二条城で初開催の国際アートフェア 「artKYOTO 2019」、一般公開に先駆け内覧会開催

2019.9.6

artKYOTO実行委員会

世界遺産・二条城で初開催の国際アートフェア

「artKYOTO 2019」、明日7日(土)から9日(月)まで開催。

一般公開に先駆け内覧会を開催。

~ガラスの茶室「雪花庵」や、ゴッホの水彩画などの出展も~

 artKYOTO実行委員会では、明日9月7日(土)から9日(月)まで、世界遺産 二条城(京都市中京区)で開催する国際アートフェア「artKYOTO 2019」の、招待者や報道陣に向けた内覧会を本日6日に行いました。

●オープニングセレモニーでは安倍昭恵 内閣総理大臣夫人を

ゲストに、門川大作京都市長らによる鏡開きも

 内覧会は16:30から開催され、関係者や招待客、多数に来場いただきました。

artKYOTO 2019 オープニングセレモニーでの鏡開きの様子

artKYOTO 2019 オープニングセレモニーでの鏡開きの様子

左から、大西 洋 株式会社羽田未来総合研究所 代表取締役社長、渡邉 隆夫 京都府中小企業団体中央会 会長、立石 義雄 京都商工会議所 会頭、田村 明比古 成田国際空港株式会社 代表取締役社長、コシノジュンコ デザイナー、來住 尚彦 artKYOTO総合プロデューサー、近藤 誠一 公益財団法人 京都市芸術文化協会 理事長、門川 大作 京都市長、安倍 昭恵 内閣総理大臣夫人、佐々木 丞平 京都国立博物館 館長、中野 善壽 東方文化支援財団 代表理事

 17時30分からは、二条城の東大手門に設けられた特設会場で、オープニングセレモニーが開催され、artKYOTO実行委員長を務める門川大作京都市長をはじめとする京都の団体、経済界、文化界を代表する実行委員と、安倍昭恵氏らゲストの計11名が、明日から始まるartKYOTO 2019の成功を祈念して鏡開きを行いました。

 

 主催者を代表して挨拶した実行委員長の門川京都市長は「令和3年度に文化庁が全面的に移転してくる京都から、新しいアートを世界に発信することはもとより、素晴らしい作品を購入していただくことで、日本のアート市場を更に育てていくことが大切」と話しました。また來住尚彦総合プロデューサー(一般社団法人 アート東京 代表理事)は、「京都というこの地でアート作品を楽しみながら、京都、そして世界のみなさまに喜んでもらえるフェアに育ていきたい」と話しました。また、来賓として安倍昭恵氏からご挨拶とartKYOTOについての感想を述べられました。

●歴史とアートがコラボレーションした展示空間。

出展作品にはゴッホの水彩画も

 会場には、国内外31ギャラリー・美術商から、数百点に及ぶ作品が、4つのエリアに出展・販売されています。

 二の丸御殿台所と御清所(おきよどころ)は、24軒のギャラリーが出展・販売されています。天井に重厚な梁が渡り、土間と板間が一体となった歴史を感じさせる広い空間の入り口には、壁・床・天井がすべてガラスで構成されたガラスの茶室 「雪花庵(せっかあん)」(板橋一広、浦一也、清昌堂やました)が配置され、歴史とアートのユニークな出会いを象徴するものとして、来場者を迎えました。

 また、その奥には、数千万円を超えるゴッホの水彩画(NUKAGA GALLERY)が展示され、歴史的な空間の中に、古美術や工芸、近代美術、現代アートのあらゆるジャンルで活躍する国内外で評価の高いアーティストの作品が揃いました。

ガラスの茶室「雪花庵」(清昌堂やました)を眺める来場者

ガラスの茶室「雪花庵」(清昌堂やました)を眺める来場者

ゴッホの水彩画(NUKAGA GALLERY)を眺める来場者

ゴッホの水彩画(NUKAGA GALLERY)を眺める来場者

●通常非公開の東南隅櫓には地元京都のギャラリーを含む

5軒が集結

 二条城のお堀に面した「東南隅櫓(とうなんすみやぐら)」は、⾒張り台として建造された高い天井を持つ、通常非公開の建築物。ここには地元京都の、古美術 柳 をはじめ5 軒が出展・販売を行いました。三原穂谷の「幽霊図」(古美術もりみや)は、「描表装」という掛け軸などの表具部分に描かれた手法で、まるで幽霊が浮き出て見える表現技法が用いられており、訪れた人々は熱心に作品を鑑賞していました。

三原穂谷の「幽霊図」を眺める来場者

三原穂谷の「幽霊図」を眺める来場者

●二条城入城者が無料で観覧できる屋外の特設エリアでは、会期中ライブペインティングも開催

 また、二条城への入城者であればどなたでも観覧できるエリアに2軒の特設ブースを出展。そのうち、会場入口である東大手門を入ってすぐの外庭に設けた特設ブース「ライブアートガーデン」では、アンザイ ギャラリーが出展。Instagramで245 万⼈超のフォロワーを持つグラフィティ・アーティスト、Mr Doodle(ミスター ドゥードゥル)のライブペインティングパフォーマンスが行われ、集まった人々は日本伝統文化と鮮やかなミスター ドゥードゥルの世界観の融合を楽しんでいました。

Mr Doodleによるライブペインティング(アンザイ ギャラリー)

Mr Doodleによるライブペインティング(アンザイ ギャラリー)

・Mr Doodle(ミスター ドゥードゥル)のライブペインティングは、会期中も毎日14時半から、1日1作品を書き上げる予定です。

※二条城への入場には入城料金が必要です。

 来場者らは、作品を観るだけでなく、ギャラリーに作品やその背景や価格などについて尋ねるなど思い思いの時間を過ごし、会場の至る所にコミュニケーションの輪が広がっていました。

 また、二の丸御殿台所・御清所は、重要文化財であることから、靴を脱いで展示スペースにあがって、作品をご覧頂くスタイルとなりましたが、かえって非日常的な感覚で作品をご覧頂くスタイルがアートフェアとしてはユニークだとの声を頂けました。

●京都市内の博物館・美術館3館で使える

お得なチケット特典企画も

 今月1日(日)から日本で初開催され、世界141の国と地域から、3000人を超える専門家らが集まっているICOM(国際博物館会議)京都大会2019(artKYOTO 2019パートナーイベント)が、明日7日(土)に京都国立博物館で全日程を終了します。

 これにあわせて京都国立博物館をはじめ、京都国⽴近代美術館、細⾒美術館の3館をartKYOTO 2019特別協力博物館・美術館として連携し、artKYOTOのチケットを提示すると入場料割引等が受けられる特典企画もご用意しています。

 また、公式パンフレット「artKYOTO GUIDE MAP」では、開催概要や出展ギャラリーの紹介だけでなく、京都のアートスポットを記載したアートMAPを掲載するとともに、公式サイトに事前公開するなど、アートの街、京都を楽しんで頂けるよう工夫を凝らしています。

 artKYOTO実行委員会では、関西はもとより、国内外から一人でも多くのお客様に、artKYOTO 2019にお越しいただき、二条城という歴史と文化を感じられる空間でアート作品の鑑賞に加えて、その購入を体験して頂くとともに、歴史、文化、アートにあふれた秋の京都の街を楽しんで頂きたいと考えています。

■artKYOTO 2019開催概要

 世界遺産・二条城を舞台に今年初開催する国際アートフェアで、古美術から現代美術までの厳選された国内外12都市31軒(うち京都11軒)のギャラリーがそれぞれの審美眼に基づいたアート作品を出展・販売します。

 コンベンションホールや仮設空間での開催が多いアートフェアにおいて、世界遺産 二条城で通常、非公開の歴史的建造物の空間を活かし、アートの鑑賞から所有まで、様々な体験を創出するプレミアムなショーケースです。

 京都発のアートシーンを世界に広く発信するなど、日本の歴史、文化の発信地として革新を続けてきた京都から、歴史を踏まえながらアートを軸に新たな社会価値を生み出すことを目指しています。

 会  場:元離宮二条城 二の丸御殿台所、御清所、東南隅櫓

      京都府京都市中京区二条通堀川西入二条城町541

 会  期:一般公開 2019年9月7日(土)~9日(月)

 開館時間:11:00-20:00(最終日は16:00まで)

 チケット:一般 当日券:3,000円

      学生 当日券:2,000円

      ※二条城への入城料は含まれておりません。

      ※小学生以下は大人同伴の場合に限り、artKYOTOへの入場無料。

      ※学生チケットは、9月9日月曜日限定の販売です。

 主  催:artKYOTO実行委員会

      京都市・一般社団法人 アート東京・

      株式会社電通・株式会社電通ライブ

 U R L: https://artkyoto.jp/

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プレスリリース添付画像

artKYOTO 2019 オープニングセレモニーでの鏡開きの様子

ガラスの茶室「雪花庵」(清昌堂やました)を眺める来場者

ゴッホの水彩画(NUKAGA GALLERY)を眺める来場者

三原穂谷の「幽霊図」を眺める来場者

Mr Doodleによるライブペインティング(アンザイ ギャラリー)

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  • 名称 artKYOTO実行委員会
  • 所在地 京都府
  • 業種 芸術・エンタテイメント
  • URL https://artkyoto.jp/
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