組織人事コンサルティング領域で自社開発AIの適用を開始
2020/1/29
EY Japan
EY Japan、組織人事コンサルティング領域で自社開発AIの適用を開始
■EY Japanの組織人事コンサルティング部門が独自に開発したJEFTY(Jargon Explorer For TYping)は、これまで人間が対応しきれていなかった人事定性情報の迅速な分析を実現
■実態把握から新制度シミュレーションまで、人事制度設計での新たなAI活用法確立を目指す
EY JapanのPeople Advisory Services(PAS)は、組織人事領域におけるコンサルティングワークをサポートするためのAI-「JEFTY(Jargon Explorer For TYping)」を独自に開発し、採用・評価面談を中心とした人事諸制度の運用実態分析に適用するサービスを開始することを発表しました。
JEFTYは自然言語処理技術を応用し、評価コメント文等の定性的な人事情報から「評価視点」「難度」など目的に沿う表現を自動抽出し、分析を行います。千件単位のコメントで実施したこれまでの検証結果では、わずか数分で評価視点の偏りを示唆する分析結果が得られています。この技術により例えば10,000人の従業員を抱える大企業の場合、目視調査では1件5分でも800時間もの膨大な時間が実態把握に必要でしたが、より簡便・迅速に全数調査の実施が可能になると想定されます。
EY PASはAIの活用により、より革新的および効果的な次世代型の新しいコンサルティングサービスモデルの実現を目指しています。JEFTYは、従来型アプローチで大きな比重を占めてきた現状診断を迅速かつ正確に担うことでEYのプロフェッショナルがより高度なクライアントサービス提供にフォーカスするための基盤となるだけでなく、人事制度設計の分野に科学的アプローチを取り入れる新しい手法として位置づけられます。
EYのJapan People Advisory Services Leaderである鵜澤 慎一郎は、次のように述べています。
「デジタルテクノロジーの時代に、組織・人事コンサルティングのマーケットも激しく変化しています。その中、EYは常に最新の技術を用いて画期的なソリューションを開発し、high-valueなコンサルティングを作ることに力を入れています。クライアントの進化するニーズに応えるためには、技術だけに頼るのではなく、JEFTYのようにAIと人間のそれぞれの強みを最大活用し、クライアントに最大な価値を提供することが極めて重要になります。」
第3回HRテクノロジー大賞(経済産業省後援)統合マネジメントサービス部門優秀賞を受賞し、JEFTY開発をリードする吉田 尚秀シニアマネージャーは、次のように述べています。
「同じSystemでも情報Systemばかり技術進歩し、人事System(制度)がアナログなままでは人事機能の更なる進化は期待できません。科学的かつアジャイルな、エビデンスに基づく人事制度設計を可能とするJEFTYは、本領域における人間とAIのベストチーミングを実現するだけでなく、情報Systemと人事Systemの両輪をつなぐことで、人事機能を次のステージに進化させるキードライバーとなることを目指しています。」
次のフェーズでは、評価制度を皮切りに、採用、従業員満足度調査、タレントマネジメント、人材育成など言語情報を扱う人事領域全般における有用性を広く検証し、人事コンサルティングAIとしての応用可能性検証を進めていく予定です。
〈JEFTYについて〉
EY Japan のPAS(People Advisory Services)が自社開発した自然言語処理AIで、Jargon Explorer For TYping の略称。テキストデータ(Typing)から、各文章の目的や意図に応じて重要な意味を持つ表現や言い回し(Jargon)を自動抽出、制度情報との比較分析を行う。機械学習・深層学習(ともに教師あり)を備え、EY PASが保有する有形無形の知見学習を通じ、アウトプットクオリティを高めてゆく。古代エジプト神話における言語を司る神「JEHUTY」に由来。
〈EYについて〉
EYは、アシュアランス、税務、トランザクションおよびアドバイザリーなどの分野における世界的なリーダーです。私たちの深い洞察と高品質なサービスは、世界中の資本市場や経済活動に信頼をもたらします。私たちはさまざまなステークホルダーの期待に応えるチームを率いるリーダーを生み出していきます。そうすることで、構成員、クライアント、そして地域社会のために、より良い社会の構築に貢献します。
EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバル・ネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。詳しくは、ey.com をご覧ください。
〈EY アドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社について〉
EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社はEYの日本におけるメンバーファームです。さまざまな分野の専門性を有するプロフェッショナルがグローバルに連携し、企業が抱える経営課題に対し、最先端かつグローバルな視点と実行力で最適なアドバイザリーサービスを総合的に提供いたします。詳しくは、www.eyjapan.jp/advisory/ をご覧ください。
本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。
このプレスリリースには、報道機関向けの情報があります。
プレス会員登録を行うと、広報担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など、報道機関だけに公開する情報が閲覧できるようになります。
このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 EY Japan株式会社
- 所在地 東京都
- 業種 企業向けサービス
- URL https://www.eyjapan.jp/index.html
過去に配信したプレスリリース
EY Japan、NVIDIA AI Enterpriseを活用したDX支援サービスを提供開始
11/13 12:30
「希少疾患における医療従事者の困りごとに関する調査」について
11/7 13:15
EY Japan、クラウドストライクとのグローバル業務提携を日本で拡大
10/29 11:15
EY、2024年度の全世界の業務収入 は512億米ドル
10/28 11:30
EY調査、不確実性や市場の変動性が高まる中、世界のIPO市場は回復力を維持
10/25 14:32
EY Japan、内航海運業における商慣習およびその改善事例の実態調査を開始
10/25 12:00
EY Japan、2024年株主提案の動向について最新の調査結果を発表
10/7 15:00
EY Japan、三重県多気町の公共交通計画の策定を支援
10/4 11:00