フジファインズ製マルチオゾンボトル&スプレーによる 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の不活化効果を確認
公立大学法人奈良県立医科大学と共同研究を実施
2021年1月15日
株式会社フジファインズ
フジファインズ製オゾン水生成器で生成した低濃度のオゾン水による 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の不活化効果を確認 公立大学法人奈良県立医科大学と共同研究を実施
株式会社フジファインズ(取締役社長:津村 賢治/以下弊社)は、公立大学法人奈良県立医科大学 (微生物感染症学講座 矢野寿一教授、中野竜一准教授) 及び一般社団法人MBTコンソーシアム(細井裕司理事長)ご協力のもと、共同研究(以下、本研究)により、フジファインズ製オゾン水生成器「マルチオゾンボトル&スプレーR(OY-FF60S)*1/マルチオゾンボトル&スプレーPro(OY-FF62―B)」 *2(以下、本機器)で生成された低濃度のオゾン水において、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する不活化効果を確認しました。
本研究は、本機器の製品実機を使用し、水道水を電気分解することにより生成されたオゾン水(以下、本オゾン水)において、新型コロナウイルスを不活化する効果を確認したものです。 なお、本研究における試験および効果の確認は、バイオセーフティレベル3(BSL3)実験施設内において適切な病原体封じ込め措置のもとに実施したものであります。
弊社は、2011年に基礎研究を開始し、除菌・消臭の分野において社会貢献すべく、第三者機関や大学・研究機関との共同研究などによる製品の効果の実証およびその開示に尽力しており、本研究もその一環として位置づけられるものです。
また、弊社は日本医療・環境オゾン学会及び、日本オゾン協会の法人会員であり、オゾン水および、オゾンガスを用いた製品開発を推進し、オゾン製品では6種類の使用使途に応じた製品をラインナップしております。
様々な場所、場面で、安全かつ効果的な製品提供を続け、弊社の事業目的である「衛生・健康・美にお役立ちする企業」を実現するべく、製品開発やサービスの提供に本研究の成果を活かして参ります。
*1 オゾン水生成器「マルチオゾンボトル&スプレーR(OY-FF60S)」
http://www.fuji-fines.co.jp/products/ozonoe_ff60.html
*2 オゾン水生成器「マルチオゾンボトル&スプレーPro(OY-FF62―B)」
http://www.fuji-fines.co.jp/products/OY-FF62-B.html
■本研究における、オゾンによる新型コロナウイルスに対する不活化効果の評価試験
・試験品
オゾン水生成器「マルチオゾンボトル&スプレーR(OY-FF60S)マルチオゾンボトル&スプレーPro(OY-FF62―B)」(本機器)で生成したオゾン水
・試験ウイルス
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)
・試験内容
・本機器で生成したオゾン水を、ウイルス液20μlを塗抹乾燥したシャーレ上に10~20㎝の距離から噴霧した(図1)
・5分間の反応後、チオ硫酸ナトリウム入りSCDLP培地で反応を停止させ回収液を用いてウイルス感染価(PFU/mL)をプラーク法にて各3回測定した。
減少率は対数減少値より次の通り算出した。減少率 =(1−1/10 対数減少値)x100%
なお全試験は、奈良県立医科大学内のバイオセーフティレベル3(BSL3)の実験施設において、適切な病原体封じ込め措置のもとに⾏なった。
図1.新型コロナウイルスを塗抹させたシャーレへのオゾン⽔の噴霧
(左:マルチオゾンボトル&スプレーR 右:マルチオゾンボトル&スプレーPro)
・結果
⽣成したオゾン⽔を9.67 x 10^6 PFU/ml の新型コロナウイルスに噴霧することにより、
マルチオゾンボトル&スプレーRでは、5回噴霧で99.974% 10 回噴霧で検出限界の<1.50 x 10^2 PFU/ml(減少率>99.998%)まで感染価が減少し、マルチオゾンボトル&スプレーPro(3 回噴霧)では、検出限界の<1.50 x10^2 PFU/ml(減少率>99.998%)まで感染価が減少した。
|
試験前 | 試験後 | 試験後減少率 |
コントロール(何もしていない状態) |
9,670,000 |
9,500,000 |
1.758% |
マルチオゾンボトル&スプレーR |
ー | <150 |
>99.998% |
マルチオゾンボトル&スプレーPro |
ー | <150 |
>99.998% |
減少率(%)は⼩数点第4 位以下切り捨て
■試験結果について
前項の試験結果により、使⽤したオゾン⽔は新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を速やかに不活化することが判明しました。本機器を使⽤することにより、物質の表⾯についた新型コロナウイルスによる接触感染防⽌に有効である可能性が示唆されました。
なお、試験設備などの制約上、浮遊するウイルス、⼈体への影響については検証を⾏っておりません。また低濃度オゾンの生成には本機器の製品実機を用いておりますが、効果確認は実験施設内で行ったものであり、本結果は実使用環境における効果を示すものではありません。
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株式会社フジファインズ
〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西2丁目7-2 ウインズビル8F
フリーダイヤル:0120-374-932
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このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 株式会社フジファインズ
- 所在地 東京都
- 業種 その他製品
- URL http://www.fuji-fines.co.jp/
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