講師は文筆家・写真家の蒼井ブルーさん「写真とことばのワークショップ」を 10月26日(火),11月9日(火)に開催

全国から参加した学生35人が「写真とことば」のオリジナル作品を制作

松山市役所

2021年11月15日

松山市・ことばのちから実行委員会

SNSフォロワー数20万人超え!講師は文筆家・写真家の蒼井ブルーさん「写真とことばのワークショップ」を 1026日(火)、119日(火)に開催全国から参加した学生35人が「写真とことば」のオリジナル作品を制作

 

 松山市とことばのちから実行委員会は、10月26日(火)および11月9日(火)に学生(高校生、大学生、専門学生)を対象とした「写真とことばのワークショップ」を松山大学で開催しました。2020年の「だから、ことば大募集」でPRサポーターを務められた文筆家・写真家の蒼井ブルーさんが講師としてオンラインで参加し、松山大学内の会場に集まった学生28人と全国各地からオンラインで参加した学生7人の計35人が、2回のワークショップを通して、写真とことばを使った作品制作に取り組みました。

 

ワークショップの様子

 

参加学生による課題作品(一例)

「あの人たちが生きたこの町で、言葉のお湯につかりたい。」

   

 本ワークショップは、第1回で蒼井さんのこれまでの経歴のご紹介と作品制作のレクチャー、第2回は蒼井さんによる作品の講評という構成で行われ、参加学生には、「だから、ことば大募集」の入選作品から各自に割り当てられたことばに沿って写真を撮影するという課題作品と、「しあわせの記憶」をテーマに30文字以内のことばをつづり、そのことばに添える写真を撮影する自由作品の2作品が課題として出されました。参加者の作品を見た蒼井さんは、学生ならではの視点でつづられたことばや写真に対し、「仕事をしている中では見られないような写真やアイデアがたくさんあって、新鮮でとても面白かったです」とコメントし、作品の細かな部分までユーモアたっぷりに講評いただきました。

 質疑応答のコーナーでは、蒼井さんの作品作りについて質問が集まりました。学生から「0から1を生み出す難しさを乗り越えるには」と質問を受けた蒼井さんは、「日々メモを取っています。それが無駄になっても、メモを書いているときに頭の中が整理されるということもあります。また、思い付きも大事ですね。どんなにくだらないことでもメモしておいて、100個メモして1個でも0から1になる助けになればと思っています。無駄を愛す精神が大事ですね」とご自身がされているアイデア作りの方法を教えていただきました。その後も、「もし蒼井さんがI love youを和訳するとしたら」といった質問も飛び出し、大いに盛り上がりました。

 最後に、蒼井さんから「僕は元々カメラマンをしていて、SNSが話題になって本を出すことになりました。カメラマンと執筆業の二つの仕事がどちらも好影響を与え合っているように思います。一つのことを極めることも良いことですが、将来仕事に生きることもあるので興味のあることをどんどんやってみると良いですね」とこれから社会に出る学生に向けてメッセージを送っていただきました。

 

参加した学生のコメント(一部抜粋)

・ことばと写真をこんなに真摯(しんし)に考えたことが無かったので、とてもいい大切な時間を過ごすことができました。私も大切な人をいつも元気づける、支えることができる言葉を発する人になりたいです。

・自分も将来、何かを創り出す仕事がしたいと思っているので、蒼井さんの「メモを普段から取る」のは参考にしたいと思いました。学生時代の今の自分の発想は、今の自分にしかできないことなので、それを記録に残しておくことは貴重な財産になると思いました。

・ことばや写真を作る方から直接お話を聞くことができ、とても刺激的でした。普段は写真を撮らないので、今回課題を通して興味を持ちました。

・ことばを作って人に見せるのは少し苦手でしたが、今回蒼井さんの作品を見たり、課題作品を作成することで、少し好きになれたと思います。

 

蒼井ブルーさんのコメント

 ことばを大切にしている者のひとりとして、松山市さん、ことばのちから実行委員会さんとこのような形でご一緒できたことを光栄に思います。また、学生のみなさんのフレッシュな作品や、屈託のない笑顔に触れられたことも貴重な経験となりました。今回のワークショップでは「写真とことば」の作品づくりをレクチャーさせていただきました。クリエイティブの最大の目的は、人に思いを伝えることだと思っています。ここで得たこと、感じたことが、みなさんの「伝える」の助けとなることを願ってやみません。

 

ことばのまち松山・「だから、ことば大募集」について

 松山市は、正岡子規をはじめ多くの先人たちが残してくれた豊かな文学的土壌を大切に受け継ぎ、「ことば文化」を生かしながらまちづくりをしています。その取り組みの一つとして行った「だから、ことば大募集」では、「ことば」を全国から広く募集し、「ことばを大切にするまち松山」を発信しています。選ばれた作品は、路面電車や松山城ロープウェイなどさまざまな場所に「街はことばのミュージアム」と題して展示し、皆さまから寄せられた「ことば」を松山の宝として、ことばの魅力で街を彩り、松山を訪れた人や市民に笑顔を届けています。新型コロナウイルス感染症の影響の下、あらためて「ことばのちから」を再認識する契機になればと考え実施した2020年の「だから、ことば大募集」では、日本全国47都道府県、また海外10の国と地域から作品が寄せられ、応募総数は22,440点と過去最多となりました。

 

ことばのちから公式HPSNS

 今回のワークショップで学生の皆さんが取り組んだ作品は、今後公式SNSでの発信を予定しています。

・ホームページ: http://www.kotobanochikara.net/ 

・ツイッター:  https://twitter.com/kotobanoch1kara

・インスタグラム:https://www.instagram.com/kotobanoch1kara/ 

 

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プレスリリース添付画像

ワークショップの様子

参加学生による課題作品(一例) 「あの人たちが生きたこの町で、言葉のお湯につかりたい。」

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