Cambrexがアイルランドとベルギーでの安定性保存事業拡大を発表

Cambrex

AsiaNet 98126 (2433)

 

【イーストラザフォード(米ニュージャージー州)2022年10月4日PR Newswire=共同通信JBN】Cambrexは4日、製薬、医療機器、ライフサイエンス業界向けに環境管理された安定性保存サービスを提供している安定性保存企業Q1 Scientificの事業規模拡大を発表した。Q1 Scientificは、ベルギーに2万平方フィートの米医薬品適正製造基準(cGMP)施設を新設、アイルランドのウォーターフォードにある既存施設に1万平方フィートの施設を増設する。この拡張は、2023年前半に完了する予定。

 

Q1 Scientificがベルギーに新設する最先端の温度管理・監視保存施設は、ブリュッセルから約50マイルのアクセスしやすいリエージュ地域に立地。同施設は、セ氏2-8度、セ氏25度/相対湿度(RH)60%、セ氏40度/RH75%など、医薬品規制調和国際会議(ICH)のあらゆる主要気候帯向けの長期、中間、加速安定性試験に対応した、3万5000の温度管理保存スペースを提供する。

 

CambrexのTom Loewald最高経営責任者(CEO)は「Q1 Scientificの事業をベルギーに拡大し、ドイツ、フランス、オランダの製薬会社にサービスを提供できるようになることを喜んでいる。同時に、アイルランド市場の需要に対応するため、ウォーターフォードの施設拡張も続けていく」と語った。

 

ウォーターフォードにあるQ1 Scientificの施設は過去2年間でサイズが2倍になり、今回の1万平方フィートの増設でさらに大きくなる。

 

Q1 ScientificのStephen Delaneyマネジングディレクターは「Cambrexの科学的専門知識と規模により、当社は成長計画を加速させ、2023年に第2施設を立ち上げられることになった」「2施設の運営で、サンプル返却までの時間をより短縮できるという大きなメリットを欧州の顧客に与えられる。一方、欧州本土では、より優れた温度管理輸送オプションを提供できるようにもなる」と付け加えた。

 

Cambrexは、医薬品開発・製造のアウトソーシングサービス向けの需要の高まりに対応するため、北米および欧州のネットワーク全体で機能と能力を拡大し続けている。

 

▽Cambrexについて

Cambrexは、製剤原料、製剤、分析サービスを医薬品ライフサイクル全般にわたり提供している世界有数の医薬品受託製造開発機関(CDMO)である。40年を超える経験を有し、北米と欧州のグローバル顧客にサービスを提供しながら規模を拡大している2300人超の専門家チームを擁するCambrexは、ブランドおよびジェネリック市場における原薬(API)、最終剤形の開発・製造の信頼できるパートナーである。

 

Cambrexは、連続フロー、規制薬物、固体科学、材料特性評価、安定性保存、高力価APIなど、幅広い特殊製剤原料技術、機能を提供している。さらにCambrexは、経口固形薬、半固形薬、液薬など従来の剤形に加え、徐放薬、多剤混合薬、小児用薬、二層錠、スティックパック、局所薬、規制薬物、無菌および非無菌軟膏などの特殊剤形製造の専門知識も有している。

 

▽Cambrexの傘下企業Q1 Scientificについて

Cambrexの傘下企業Q1 Scientificは、2013年にLouise Grubb氏によってアイルランドのウォーターフォードに設立され、2万平方フィートのcGMP施設で製薬、医療機器、ライフサイエンス業界向けに環境管理された安定性保存サービスを提供している。この分野でアイルランドに設立された最初の企業であるQ1 Scientificは、製薬会社の製品保存方法に革命をもたらし、新薬の市場投入までのスピードを上げるとともに、企業が自前の保存室を建設、監視する費用の節約に貢献している。Q1 Scientificは2022年6月、米企業Cambrexに買収された。

 

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ソース: Cambrex

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