Virtuos傘下のBlack Shamrock社がダブリンのゲーム開発スタジオの拡張を発表

ビデオゲーム開発会社が2023年末までに80人の雇用創出に意欲

Virtuos社のビデオゲーム開発スタジオであるBlack Shamrock社は、ダブリン市内中心部のGuinness Enterprise Centre (GEC)での業務拡張を発表しました。この開発スタジオはで、今回の拡張に伴い80人の新規雇用を創出し、2023年末までに総人員を200人にすることを目指します。

 

 

2015年設立のBlack Shamrock社は、PCと家庭用ゲーム機向けRPGとアクションアドベンチャーゲームに特化した開発スタジオです。Black Shamrock社は設立以来、世界で最も人気の高いAAAタイトルも開発し、ビデオゲーム業界におけるアイルランドのプレゼンス向上に貢献してきました。同スタジオは、『アウターワールド』、『Grounded』、『Back 4 Blood』、『Destroy All Humans!』、『スターリンク バトル・フォー・アトラス』、『Pillars of Eternity』などを手がけてきました。現在、Black Shamrock社のチームは複数のAAAゲームプロジェクトを鋭意開発中で、公開に大きな期待を寄せています。

 

Black Shamrock社は、2017年、AAA共同開発サービスへの世界的需要増をうけての世界最大級の独立系ゲーム開発会社Virtuos社の事業拡大の一環として買収されました。Virtuos社の世界的な知名度と販路を活用し、Black Shamrock社は共同開発能力を拡大、世界中の最大手ゲームスタジオとコラボレーションを展開しています。

 

現在、ダブリンのスタジオでは、ゲーム業界の最も意欲的なプロジェクトにとりかかるべく、急ピッチで拡大しています。Black Shamrock社では現在、アート、デザイン、エンジニアリング、プロダクションの分野で積極的に人材を募集しており、数ヶ月以内に業務支援職も募集を開始する予定です。

 

レオ・バラッカー副首相兼企業・貿易・雇用大臣は、次のように述べました。「Black Shamrock社が事業拡大の一環としてダブリンで80人の新規雇用創出計画を立てたことを、大いに歓迎します。同社はゲーム開発の世界的リーダーであり、このような熟練した有能な人材がふんだんにあることが、このたびの追加投資の原動力であることは間違いありません。他のハイテク企業が人員削減を発表している今、特に喜ばしいニュースです。また、デジタルゲーム業界向けに最近導入した税制改正が功を奏していることも明らかです。この新たな幕開けに当たって、皆様の成功を祈ります」

 

アイルランド政府産業開発庁日本代表 デレク・フィッツジェラルドは次のように述べました。「Virtuos社は、アイルランドを拠点としてコンテンツやプラットフォームの開発、出版、ミドルウェア技術、コミュニティ管理、カスタマーサービスを行う数多くのゲーム会社やアニメ会社に加わる最新のゲーム会社です。Activision Blizzard社、Electronic Arts社、Cartoon Saloon社などの企業がアイルランドを利用しているのは、若くて多様な労働人口、英語が公用語であること、惜しみない開発補助金や税額控除などが理由でしょう」

 

■アイルランド政府産業開発庁 (IDA Ireland) について

アイルランド政府産業開発庁は、アイルランドの産業開発、海外からの直接投資等を推進する目的で設立された政府機関です。日本事務所では、過去50年間にわたり、欧州への進出を検討されている日本企業向けに、立地や人材、税制、優遇措置など各種最新情報の提供のほか、現地視察、進出計画の立案から進出後のサポートまで幅広い支援を行っています。

過去のプレスリリースは、https://www.idaireland.jp/latest-newsをご覧ください。

 

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