道修町 薬種中買仲間300年記念 大阪府・少彦名神社に神社ナビタを設置

~12月27日より運用開始~

表示灯

2022年12月28日

表示灯株式会社

 表示灯株式会社(本社:愛知県名古屋市 代表取締役社長:德毛孝裕、以下「当社」)は、少彦名神社(大阪府大阪市)に神社ナビタを設置し、12月27日(火)より運用を開始いたしました。本件は日本医薬総鎮守である少彦名神社(すくなひこなじんじゃ)による「道修町薬種中買仲間300年記念」の一環として、多様化する参拝者へ正しい神社知識の啓蒙、さらなる利便性の向上等を図る目的の下、設置が行われたものです。

 

 

 

<参道に設置された、可動式の少彦名神社ナビタ>

 

 

 今回の神社ナビタ設置の契機となった「道修町薬種中買仲間300年記念」とは、享保7年(1722 年)に124軒の薬種業者が株仲間として江戸幕府から公認を受けたことに由来します。日本医薬総鎮守である少彦名神社が鎮座する道修町は「くすりの町」として著名で、約400社にのぼる薬業関係企業で構成されている薬祖講による行事「神農祭(大阪市無形文化財)」など、町・地域と関係企業による町ぐるみの活動が現在でも受け継がれています。

 

 

 12月26日(月)、道修町の歴史の要である少彦名神社に当社の神社ナビタが設置され、翌27日には別所賢一宮司による修祓式が執り行われました。

 少彦名神社ナビタは参道に設置され、どなたでも気軽にご利用いただくことができます。また、行事などで混雑が予想される際には設置場所を調整できるように足元は可動式とされ、年末年始の参拝客の人流の動線確保などにもフレキシブルに対応できるよう、神社による配慮がなされています。

 

 

 神社ナビタは主にタッチ式のデジタルサイネージと電照式の地図面等で構成されています。デジタルサイネージ部分では多様化する参拝者に少彦名神社のご由緒やご神徳、境内等の案内、正しい参拝方法などを日本語と英語で伝えるコンテンツを、電照式の地図・総合案内板では少彦名神社の協賛事業者の表示および周辺事業者案内等を発信する当社オリジナルの広告媒体です。総合案内板には、信仰と崇敬を寄せる医薬品製造業の協賛企業による絵馬型広告が多数表示されており、日本医薬総鎮守に寄せられる篤い信仰を今に伝えています。

 

 

少彦名神社  宮司 別所賢一(べっしょ・けんいち)様 のメッセージ

 薬種中買仲間300年の節目の年であることや関西・大阪で開催される2025年日本国際博覧会を控える中、コロナ禍にあっても大阪を盛り上げ、船場地区、道修町も元気づける施策を模索していた際にナビタ設置のお話がございました。

 デジタルサイネージの設置は新しい取り組みですが、神社の伝統を守るためにも、蕉風俳諧にある「不易流行(本質を忘れない中にも、変化を重ねているものをも取り入れて変化を重ねていく“流行”こそが、不易、不変の本質であること)」の心持ちであると捉えております。少彦名神社では、江戸末期に大坂でコレラが流行した際に「虎頭殺鬼雄黄圓(ことうさっきうおうえん)」が施薬され収束に向かったという歴史やご神徳がございます。このたびの神社ナビタの設置が、少彦名神社のご神徳を現代でお伝えする機会となり、新年のご参拝にいらっしゃる皆様の無病息災に広くお役立ていただけますことを願っております。

<正式参拝の様子>

 

 

 

<修祓式の様子>

 

 


<歳末の平日であっても、たえず参拝者が訪れる (撮影:2022年12月27日)>

 

 



<参道にはご神徳への御礼や、大切な人の健康を願った絵馬が数多くかけられている>

 

 

少彦名神社(愛称:神農さん)とは

大阪市中央区・道修町に鎮座する日本医薬総鎮守、病気平癒・健康成就の社。その始まりは古く、安永9年まで遡る。江戸末期(文政5年)に大坂でコレラが流行した際、虎の頭骨などの和漢薬を配合して作った丸薬「虎頭殺鬼雄黄圓」が施薬され、病名と薬のいずれにも「虎」の字が当てられていたことから、丸薬とともに「張り子の虎」がお守りとして配布された。以来、張り子の虎は家内安全、無病息災の少彦名神社独自のお守りとして大変著名。

 

少彦名神社 御祭神

少彦名命(すくなひこなのみこと)

 大国主命とともに国造りをされたと言われている神様で、常世の神。医薬・まじない・温泉・酒造の神など多彩な能力を持つ神。

炎帝神農(えんていしんのう)

 古代中国の伝承に登場する三皇五帝の一人で、人々に医療と農耕の術を教えたといわれる。その名は最古の本草(医薬書)「神農本草経」の書名にも冠されている。

 

道修町(大阪府大阪市中央区)とは

安土桃山時代・豊臣氏による治世の時代から、薬種取引の場として薬種業者が集う町。当時から「薬は人命に関わるもの、その吟味は大変難しいものなので神のご加護によって職務を正しく遂行しよう」と適性検査を重視し、享保7年(1722 年)には124軒の薬種業者が株仲間として江戸幕府から公認を受ける。安永9年(1780年)には、少彦名神社が組合会所に勧請されたことなどから歴史のある「くすりの町」として著名。明治時代には営業の自由化などによって株仲間は解散となるものの、洋薬も取り入れた高品質な道修町ブランドへの希求のもと団結し事業を展開した。現代においても、少彦名神社への篤い信仰は受け継がれており、薬祖講による行事「神農祭(大阪市無形文化財)」など、町・地域と関係企業による活動が行われている。

 

 

「神社ナビタ」とは

表示灯株式会社がご提案し設置していただくナビタのうち、神社に設置いただくナビタを“神社ナビタ”、寺院に設置いただくナビタを“寺院ナビタ”と称しております。

 

 

 

 当社は今後も地域の皆さまをはじめ、町や事業のさらなる発展、年末年始のご参拝や帰省、観光におはこびいただく皆さまへ、ナビタの情報を通じて地域の活性化と発展に貢献してまいります。

 

 

表示灯株式会社 概要

1967年、愛知県名古屋市にて創立。いつの時代も「道を表し示す灯になりたい」、を企業ビジョンとし、創立以来55年間にわたり公共性の高い事業を展開。全国主要駅や自治体庁舎、病院などを中心に、地図広告・誘導サイン・デジタルサイネージの企画および設置運用、広告営業、デザイン・制作・施工までワンストップで提供する総合広告会社。2021年上場(22年4月より東証スタンダード市場、証券コード:7368)。

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

プレスリリース添付画像

参道に設置された可動式の少彦名神社ナビタ

修祓式の様子

正式参拝の様子

少彦名神社外観_20221227撮影

少彦名神社 参道の様子

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