第16回「未来を強くする子育てプロジェクト」受賞者決定

文部科学省・厚生労働省後援 住友生命子育て支援事業

住友生命保険

 

文部科学省・厚生労働省後援 住友生命子育て支援事業

第16回「未来を強くする子育てプロジェクト」受賞者決定

 

 住友生命保険相互会社(取締役 代表執行役社長 高田 幸徳、以下「住友生命」)は、2007年からより良い子育て環境の整備にむけた「未来を強くする子育てプロジェクト」(以下、「本プロジェクト」)に取り組んでいます。

 本プロジェクトでは、地域において子育て環境づくりに取り組む個人・団体に贈る「子育て支援活動の表彰」と、子育てと人文・社会科学分野の研究活動の両立に努力している「女性研究者への支援」の公募事業を実施しています。

 これまで過去15回の表彰を通じて、170組の子育て支援活動と、151名の女性研究者への支援を行ってきました。

 

 16回目となる今年度は、子育て支援に資する諸活動を行っている団体・個人合わせて225組、子育てを行いながら研究を続けている女性研究者109名の応募の中から受賞者を決定しました。表彰式は、2023年3月3日(金)にオンラインで開催します。

 

【子育て支援活動の表彰】

○スミセイ未来大賞 2組(文部科学大臣賞1組、厚生労働大臣賞1組)

○スミセイ未来賞 10組

 

【女性研究者への支援】

○スミセイ女性研究者奨励賞 10名

 

※受賞者および本プロジェクトの詳細については、住友生命ホームページをご覧ください。

・受賞者の詳細

https://www.sumitomolife.co.jp/about/csr/community/mirai_child/result/2022/

・本プロジェクトの詳細

https://www.sumitomolife.co.jp/about/csr/community/mirai_child/

 

 

第16回「未来を強くする子育てプロジェクト」受賞者一覧

【子育て支援活動の表彰】

○スミセイ未来大賞 2組(文部科学大臣賞1組、厚生労働大臣賞1組)

文部科学大臣賞

特定非営利活動法人 みんなのおうち(東京都新宿区)

厚生労働大臣賞

特定非営利活動法人 ただいま(茨城県ひたちなか市)

 

○スミセイ未来賞 10組 

一般社団法人 Orange Kids' Care Lab.(福井県福井市)

特定非営利活動法人 オン・ザ・ロード(東京都葛飾区)

NPO法人 CLACK(大阪府大阪市)

特定非営利活動法人 子育てパレット(東京都足立区)

特定非営利活動法人 子どもセンターパオ(愛知県名古屋市)

団欒長屋プロジェクト(大阪府豊中市)

特定非営利活動法人 日本冒険遊び場づくり協会(東京都豊島区)

NPO法人 母力向上委員会(静岡県富士宮市)

一般社団法人 ひとことつむぐ(大阪府大阪市)

一般社団法人 よりそいネットワークぎふ(岐阜県岐阜市)

 

【女性研究者への支援】

○スミセイ女性研究者奨励賞 10名

有間 梨絵       :東京大学大学院 教育学研究科

大形 綾        :京都外国語大学 非常勤講師

小川 絵美子      :東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所

鈴木 和歌奈      :日本学術振興会 RRA 海外特別研究員 

            オランダ・アムステルダム大学

ターン 有加里ジェシカ :東京大学大学院 人文社会系研究科

中田 明香       :東京学芸大学大学院 連合学校教育学研究科

畑山 直子       :特定非営利活動法人サーベイ 研究員

范 艶芬        :京都大学大学院 文学研究科

堀内 多恵       :高千穂大学 人間科学部 兼任講師

ルボフスキ 伊藤 綾  :スイス・ジュネーブ大学 文学部東アジア研究科日本学科

 

※受賞者名は敬称略、五十音順に掲載。

 

 

第16回「未来を強くする子育てプロジェクト」受賞団体・受賞者詳細

1.子育て支援活動の表彰

a.スミセイ未来大賞

【文部科学大臣賞】

「特定非営利活動法人 みんなのおうち(東京都新宿区)」

新宿区で外国にルーツを持つ子どもたちやその家族を長年にわたって支援

都市部でのコミュニティ再生に取り組む活動

  外国にルーツを持つ子どもたちを対象とした学習支援に加え、低所得家庭やひとり親家庭などの子どもたちへの食事提供や生活支援などのサポート、子どもたちが社会的に自立することを目指した進学や就職に向けたキャリア教育も実施。一方で、親への日本語支援や生活支援も行い、日本で円滑に生活していけるようサポートしている。

 現在、活動地域の人口に占める外国人の比率は、国内でもトップレベルにあるため、住民と移住者が一体となって地域作りを行えるよう、

異文化の交流事業などにも積極的に取り組み、子どもたちの世代には新たなコミュニティが形成されることを願って活動している。

 

【厚生労働大臣賞】

「特定非営利活動法人 ただいま(茨城県ひたちなか市)」

寺院の特性を生かして子どもの居場所を。地域全体での子育てを支える活動

 お寺を地域に開かれた元来の姿に戻すべく、東日本大震災の影響で家にこもりがちだった母親たちに呼びかけ、お寺の厨房や会館などの設備を生かした子育てカフェを開始して以来、母親たちの声に応じて活動を拡充。

 今では、放課後の小学生の居場所やフリースクールといった子どもたちの受け入れ活動を食事付きで行ったり、生活困窮家庭を対象としたフードパントリー、そこから派生した地域食堂や若年女性の支援を実施したりと、多様な活動を展開している。

子育てカフェの利用者がスタッフとして参加してくれたり、以前遊びに来ていた子どもたちが手伝いに来てくれたりすることも。これからも、みんなが「ただいま」と帰ってこられるような場所として、活動を続けることを目指している。

 

b.スミセイ未来賞

「一般社団法人 Orange Kids' Care Lab.(福井県福井市)」

医療的ケア児や障がいのある子どもたちの就園・就学をサポート

地域をエンパワメントする

 重い障がいがある子どもたちや日常的に医療的ケアが必要な子どもたちの通所施設を運営。医療・生活面でのサポートだけでなく、子どもたちが地域の中でさまざまな体験を通じて成長していけるよう就園・就学支援も行う。支援においては、家庭はもとより園・学校や行政機関、地域の人たちの理解・協力が必要となり、その過程は地域全体のエンパワメントにもつながっている。

 

「特定非営利活動法人 オン・ザ・ロード(東京都葛飾区)」

世界中の子どもたちをつなぎ、学習・交流の機会を提供し相互理解を図る、

オンラインならではの活動

 貧困に苦しみ、労働を強いられる世界の子どもたちを学校の寄付などを通じて支援する。日本と世界の子どもたちを結び、学習や交流の機会を提供するオンライン授業を開始。世界中の子どもたちが互いに学び合い、文化的にも交流することで、今まで見えなかった新しい世界を知り、行動を始めるきっかけを作っている。

 

「NPO法人 CLACK(大阪府大阪市)」

さまざまな困難を抱える高校生を対象とするプログラミング学習とキャリア支援を実施

 学習支援活動や子ども食堂は全国に広がっているが、高校生の年代に対しては、その支援が急激に減少し、支援の手からこぼれがちという課題がある。

 こうした背景から、学校の科目が苦手でも興味を持ちやすく、社会に出てからも有効なツールであるプログラミングの学習を通して、困難な環境に置かれた高校生たちを支援。自分がプログラムを組んだものが実際に動く様子が見られるため、成功体験を積みやすいという利点を生かして学習意欲を引き出し、キャリア支援につなげている。

 

「特定非営利活動法人 子育てパレット(東京都足立区)」

「大丈夫、ひとりじゃないよ!」をモットーにママたちの育児不安を多方面から支える

 出産前から未就園児までのママたちをサポートするため、東京都足立区で子育て支援拠点「マタニティ&ベビーハウスOhana」のほか、2ヵ所で子育てサロンを運営。産後ケアのほか、子育て訪問や24時間365日のLINE相談も実施。

 「ママなんだから頑張りなさい」ではなく、「大丈夫、ひとりじゃないよ」と周りの人たちが気軽に声をかけ、孤立しない社会を作っていきたいという思いから、ママたちの悩みに寄り添う活動を行っている。

 

「特定非営利活動法人 子どもセンターパオ(愛知県名古屋市)」

子どもの権利基盤型社会的養護に基づき、

子どもの保護とその後の社会的自立を支援する

  子どもの事件に関わる弁護士が中心となって立ち上げたNPO。子どもシェルター「丘のいえ」と自立援助ホーム「ぴあ・かもみーる」を運営している。「ぴあ・かもみーる」では、子どもの傷ついた心をケアしつつ、専門のスタッフがサポートしながら生活習慣を整え、社会的自立ができるように支援。また、各子どもを担当する男女ペアのパートナー弁護士2名が、在所中だけでなく、退所した後もそれぞれの子どもへの支援を継続している。

 

「団欒長屋プロジェクト(大阪府豊中市)」

「子どもを中心とした多世代交流の拠点」として、

かつての長屋暮らしのようなゆるやかなコミュニティをつくる

 木造平屋を改装し、学童・乳幼児保育をはじめ、ホームサポーター派遣、子ども食堂や学習支援などの活動を行う。拠点の目の前のスペースで、流しそうめんや縁日など、多世代交流の場にもなるイベントを開催。子どもを真ん中に、地域に根差した活動を展開し、ひとり親家庭や転勤族など、孤立しがちな家庭とゆるくつながり、向こう三軒両隣の精神で「困ったときはお互いさま」のコミュニティ作りに取り組んでいる。

 

「特定非営利活動法人 日本冒険遊び場づくり協会(東京都豊島区)」

子どもたちが自由に遊べる「冒険遊び場」をつくる活動を全国に広げる

 プレーリーダーや地域の大人が見守るなか、子どもたちが自由な発想で遊べる「冒険遊び場(プレーパーク)」。子どもたちが自ら育つ力を培うために、自由な遊びは必要不可欠であり、子どもが遊びの中で危険に挑戦する責任を大人や社会が奪わず、見守り寄り添うことも大切であるという考えのもと、外遊びの魅力と意義を全国に発信しながら、各地での冒険遊び場づくりを支援する。

 

「NPO法人 母力向上委員会(静岡県富士宮市)」

当事者目線から多様な支援を実施、地域をエンパワメントし子育て環境をデザイン

 子育て拠点で母親たちの子育てやその後の社会復帰をサポートするほか、行政と協働して市内外に「ベビーステーション」を登録設置するなど、子育てインフラづくりにも取り組む。

 サポートスタッフは、今まさに子育てをしている母親たち。新規事業も母親たちが当事者目線で発案し、自分たちでチームを組んで立ち上げる。母親たちの力を集めて、地域をエンパワメントし、皆で子育てを支える社会を目指している。

 

「一般社団法人 ひとことつむぐ(大阪府大阪市)」

ここにくれば誰かいる!困りごともなんとかなるかも!

気軽に立ち寄りご縁をつなぐみんなの「拠り所」

 多 様な文化が共存する町を拠点に活動。かつて地域の交流の中心だった小学校の統廃合が決まり、学校を通じたコミュニティの希薄化が懸念されたことから、新たな地域の交流拠点とすべく、町の一角に家屋を購入。

 木曜日には子どもたちに手作りのお弁当を配布。「誰かに会いたい」「話を聞いてほしい」と思ったら、誰でも気軽にふと立ち寄れる、そんな身近な「拠り所」を目指している。

 

 

「一般社団法人 よりそいネットワークぎふ(岐阜県岐阜市)」

多様な得意分野を持つ民間団体が、ネットワークを組むことで幅広い支援を実現

 岐阜市内で学習支援や生活支援など、得意分野で子どもたちを支えてきた民間団体がネットワークを組んで活動。

 社会環境がより複雑化し、個別の支援は限界に達していたことから、ネットワークを組むことによりこの課題を解決しようと、ノウハウやリソースを互いに持ち寄り活動を開始。行政からの信頼がさらに高まるとともに、効果的で効率的な幅広い支援活動が可能となった。

 

 

2.女性研究者への支援

スミセイ女性研究者奨励賞

有間 梨絵:東京大学大学院 教育学研究科

<研究テーマ>

学校看護婦から養護訓導、養護教諭に至る実践思想と

1980年代における「保健室登校」開拓の歴史的検討

 

大形 綾:京都外国語大学 非常勤講師

<研究テーマ>

新型出生前診断をめぐる新しい倫理モデルの構築:アーレント思想を手掛かりに

 

小川 絵美子:東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所

<研究テーマ>

多様性社会における仏教と民間信仰の通文化的研究:

日本とタイの比較研究を中心として

 

鈴木 和歌奈:日本学術振興会 RRA 海外特別研究員 オランダ・アムステルダム大学

<研究テーマ>

妊娠・出産にマイクロバイオーム研究が及ぼす影響:科学と文化の接点に注目して

 

ターン 有加里ジェシカ:東京大学大学院 人文社会系研究科

<研究テーマ>

非市場領域における仕事分担の理想と現実に関する実証研究

 

中田 明香:東京学芸大学大学院 連合学校教育学研究科

<研究テーマ>

通常学級で特別な支援が必要な児童生徒を担任する教師の変化・成長に関する研究

―フィンランド・インクルーシブ教育からのヒントと共に―

 

畑山 直子:特定非営利活動法人サーベイ 研究員

<研究テーマ>

縮小する山村地域で継承される技術と暮らし:

埼玉県秩父地域における農林業従事者の生活史分析

  

范 艶芬:京都大学大学院 文学研究科

<研究テーマ>

日中国交正常化と日本・東南アジアの経済関係

 

堀内 多恵:高千穂大学 人間科学部 兼任講師

<研究テーマ>

アスリートの身体的不調の訴えをめぐる心理社会的背景の探索的研究

 

ルボフスキ 伊藤 綾 :スイス・ジュネーブ大学 文学部東アジア研究科日本学科

<研究テーマ>

「戦後民主主義」思想と日本の知識人:

海外発信型の近代日本思想史研究の構築に向けて

 

<住友生命子育て支援事業 第16回「未来を強くする子育てプロジェクト」 概要>

主 催:住友生命保険相互会社

後 援:文部科学省、厚生労働省

審査員:「未来を強くする子育てプロジェクト」選考委員会メンバー

    選考委員長 汐見 稔幸氏 (東京大学名誉教授、白梅学園大学名誉学長)

    選考委員  大日向 雅美氏 (恵泉女学園大学学長)

          奥山 千鶴子氏 (認定NPO法人びーのびーの理事長)

          米田 佐知子氏 (子どもの未来サポートオフィス代表)

          香山 真 (住友生命保険相互会社 執行役常務)

 

 

 

 

【子育て支援活動の表彰】

募集内容:より良い子育て環境づくりに取り組む個人・団体を募集します。各地域の参考になる特徴的な子育て支援活動を社会に広く紹介し、他地域への普及を促すことで、子育て環境を整備し、子育て不安を払拭することを目的としています。

 

応募要件:◆子育て支援に資する諸活動を継続的に行っていること。

     ◆活動内容が社会に認められ、ロールモデルとなりうるものであること。

     ◆活動の公表を了承していただける個人・団体であること。

     ◆日本国内で活動している個人・団体であること。

 

表  彰:◆文部科学大臣賞(スミセイ未来大賞受賞者の1組に授与)/表彰状

     ◆厚生労働大臣賞(スミセイ未来大賞受賞者の1組に授与)/表彰状

     ◆スミセイ未来大賞 2組 /表彰盾、副賞100万円

     ◆スミセイ未来賞 10組 /表彰盾、副賞50万円

 

応 募 数: 計225組

 

 

【女性研究者への支援】

募集内容:育児のため研究の継続が困難となっている女性研究者および、育児を行いながら研究を続けている女性研究者が、研究環境や生活環境を維持・継続するための助成金を支給します。人文・社会科学分野における萌芽的な研究の発展に期待する助成です。

 

応募要件:◆人文・社会科学分野の領域で、有意義な研究テーマを持っていること。

     ◆原則として応募時点で未就学児(小学校就学前の幼児)の育児を行っていること。

     ◆原則として修士課程資格取得者または、博士課程在籍・資格取得者であること。

     ◆2名の推薦者がいること(うち1名は、従事した、または従事する大学・研究所等の指導教官または所属長であることが必須)。

     ◆現在、大学・研究所等に在籍しているか、その意向があること。

     ◆支援を受ける年度に、他の顕彰制度、助成制度で個人を対象とした研究助成を受けていないこと(科研費・育児休業給付などは受給していても応募いただけます)。

 

※この事業では、過去の実績ではなく、子育てをしながら研究者として成長していく方を支援したいと考えています。そのため、研究内容のみで判断することはありません。

※国籍は問いませんが、応募資料等への記載は日本語に限ります。

 

表 彰:◆スミセイ女性研究者奨励賞 10名 

助成金1年間100万円(上限)を2年間まで支給。 

※助成期間は2023年4月から2025年3月までの2年間

 

応募数:計109名

 

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

プレスリリース添付画像

特定非営利活動法人 みんなのおうち

特定非営利活動法人 ただいま

一般社団法人 Orange Kids' Care Lab.

特定非営利活動法人 オン・ザ・ロード

NPO法人 CLACK

特定非営利活動法人 子育てパレット

特定非営利活動法人 子どもセンターパオ

団欒長屋プロジェク

特定非営利活動法人 日本冒険遊び場づくり協会

NPO法人 母力向上委員会

一般社団法人 ひとことつむぐ

一般社団法人 よりそいネットワークぎふ

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