「世の中を良くする不快のデザイン展」を GOOD DESIGN Marunouchiで3月24日から開催

暮らしの中に隠れる、“不快”をデザインに取り入れたモノ・コトとは?

2023年3月8日

GOOD DESIGN Marunouchi

公益財団法人日本デザイン振興会

 

公益財団法人日本デザイン振興会(会長:内藤廣、所在地:東京都港区)は、デザインのコミュニケーションスペースとして運営するGOOD DESIGN Marunouchiの「企画展公募2023」で選出された「世の中を良くする不快のデザイン展」(共催/企画・製作:株式会社電通クリエーティブX)を2023年3月24日(金)から4月23日(日)まで開催します。

 

 

「世の中を良くする不快のデザイン展」開催概要

名 称:世の中を良くする不快のデザイン展 〜 A Better World Through Displeasing Design Exhibition 〜

会 場:GOOD DESIGN Marunouchi(〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル1F) 

    https://www.g-mark.org/gdm/

会 期:2023年3月24日(金) - 4月23日(日)

時 間:11時〜20時 ※最終日は18時閉館

入場:無料

主 催:公益財団法人日本デザイン振興会/世の中を良くする不快のデザイン展 企画チーム(株式会社電通クリエーティブX)

 

 

企画の背景

「世の中を良くする不快のデザイン展」は、“不快”を効果的に使うことで“世の中を良くするデザイン”になっているコト・モノを、心理効果から紐解き展示する企画展です。

一般的に良い印象を持つデザインは、「使いやすく、分かりやすいこと」「見た目が美しく、洗練されているもの」「誰もが幸せになるもの」といった側面が強く、​“快”を求める傾向にあります。一方、“不快”なものは排除されがちで、不要なものとして捉えられています。ですが、世の中を見渡すと、​“不快”という視点に着目し、世の中を良くするデザインへと昇華させたコト・モノが数多く存在します。私たちの暮らしの中で心理効果を上手く使い、“不快”の側面からアプローチした、身近なモノからちょっと面白いコトまで、さまざまな事例をご紹介します。

 

展示内容

ジオラマを用い、​​私たちの暮らしに隠れている「不快のデザイン」を可視化し、その事例を詳しく解説します。千葉大学名誉教授・日比野 治雄氏による監修のもと、“不快”を直接的に与えて問題を解決している取り組みやプロセス、“不快”を起点に新たな価値を生みだしたプロダクトなど、​心理効果の視点から「不快」と「デザイン」の関係を解き明かします。​さらに、デジタル体験コンテンツの企画制作を得意とするDentsu Craft Tokyoが企画制作する、音や視覚で体験できるデジタルコンテンツを展示。身体と思考で「不快のデザイン」への理解を深めることができる内容になっています。

 

【展示事例(一部)

・不快で危険を伝える「緊急地震速報チャイム音」

・不快と快で学習する「トレーニングパンツ」

・不快で記憶力を高める「Sans Forgetica」

・面倒で価値を高める「ホットケーキミックス」

・不快で効果的に見せる「エナジードリンク」

 

 

 

企画者コメント

中沢 俊|電通クリエーティブX クリエーティブディレクター

多様性やコンプライアンスなどが強く推し進められる中で、“不快”は社会の中から排除されていっています。一見それは正しいように感じますが、あらゆる不快を排除した先に、私たちにとって本当に「快い社会」が待っているのか、ということに以前から疑問を持っていました。本展示は、そんな疑問へのチャレンジでもあり、今後の社会やデザインへの新たな発見の糸口になればと思っています。

電通クリエーティブXについて

広告の枠を超え、クライアントの期待を超え、質の高いコンテンツをスピーディーにつくりだす、電通グループの“クリエーティブ・プロダクション”。プロデュース/映像ディレクション/プランニング&コピーライティング/デザイン/WEB/デジタルエクスペリエンス/グローバルの7つの専門性を掛け合わせ、高いエグゼキューション力を発揮するとともに、時代やニーズに合わせてさまざまなチーム、プロジェクト、ブランドを創出している。

 

 

「世の中を良くする不快のデザイン展」制作チームおよびご協力各社

企画制作:

中沢 俊(クリエーティブディレクター)、佐々木 千穂(コピーライター)、浅岡 敬太(アートディレクター)、江口 光希(デザイナー)、松元 良(映像ディレクター)、畑野 亮(映像ディレクター)、村田 洋敏(テクニカルディレクター)、石川 達哉(テクニカルディレクター)、鈴木 創太(プロデューサー)、井口 英哉(プロデューサー)

監修協力:

日比野 治雄(千葉大学名誉教授、株式会社BB STONEデザイン心理学研究所 技術顧問)

施工協力:

株式会社西日本模型 https://www.nnm.co.jp

株式会社ムラヤマ https://www.murayama.co.jp/

展示協力:

アイリスオーヤマ株式会社 https://www.irisohyama.co.jp/

一般社団法人日本ガス協会 https://www.gas.or.jp/

株式会社東洋経済新報社 https://corp.toyokeizai.net/

株式会社テラモト https://www.teramoto.co.jp/

株式会社中村竜治建築設計事務所 https://www.ryujinakamura.com/

株式会社日本ビジネス開発〔 JBD Co.,Ltd. 〕 https://www.jbd-inc.co.jp/

神戸市役所 https://www.city.kobe.lg.jp/

積水樹脂株式会社 https://www.sekisuijushi.co.jp/

日本騒音調査(ソーチョー) https://www.skklab.com/

日本放送協会 https://www.nhk.or.jp/

任天堂株式会社 https://www.nintendo.co.jp/corporate/

ユニ・チャーム株式会社 https://www.unicharm.co.jp/ja/home.html

Royal Melbourne Institute of Technology  https://www.rmit.edu.au/

 

 

GOOD DESIGN Marunouchiについて

日本を代表するデザイン賞である「グッドデザイン賞」を中心としたデザインのコミュニケーション・スペース。受賞デザインの展示をはじめ、トークやワークショップなどデザインをテーマにした多彩なプログラムを開催。丸の内から“デザインが築く豊かな未来”を提案している。

https://www.g-mark.org/gdm/index.html

 

 

企画展公募2023と選出の経緯

GOOD DESIGN Marunouchiでは、2021年度より展示企画の公募を実施し、複雑化する社会におけるさまざまな課題を解決し、新たなテーマを発見する手段として大きく役割が広がる「デザイン」について、多くの人たちに創造的な気付きを提供する企画を広く募っています。第1回選出企画「漫画とデザイン展」はコロナ禍にもかかわらず一ヶ月の来場者数1.3万人の人気企画となり、大阪巡回展を開催しました。

第2回となる2022年度は、全国から22企画の応募があり、厳正なる審査の結果、​“不快”という感覚が現代人の人間性の輪郭を浮かび上がらせる可能性と、心理的な効果に目を向けることで新しいデザインのアプローチ方法を提示する企画内容が評価され、「世の中を良くする不快のデザイン展」が選出されました。

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  • 所在地 東京都
  • 業種 各種団体
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