『福島、その先の環境へ。』シンポジウム 開催レポート 「いま、福島について知り、伝えたいこと」

小島よしおさん、村尾信尚さん、中野美奈子さん、CANDLE JUNEさんらが 環境省小林副大臣や若者と議論!

環境省

2023/3/12(日)

環境省

 

「いま、福島について知り、伝えたいこと」をテーマに

小島よしおさん、村尾信尚さん、中野美奈子さん、CANDLE JUNEさんらが

環境省小林副大臣や若者と議論!

3/12(日) 環境省「『福島、その先の環境へ。』シンポジウム」開催レポート

 

 環境省では東日本大震災及び東京電力福島第一原子力発電所事故の発生以降、除染をはじめ、被災地の環境再生に取り組んでいます。加えて、環境再生の取組のみならず、脱炭素等の環境施策を通じて福島復興の新たなステージに向けて取り組むべく、福島県との連携協力協定を踏まえ、「福島再生・未来志向プロジェクト」を推進しています。このプロジェクトの一環として、福島の復興・再生の取組を振り返るとともに、「いま、福島について知り、伝えたいこと」をテーマに様々な方と共に考えるシンポジウムを3月12日(日)に福島県双葉郡のJヴィレッジにて開催いたしました。

 

 

 

 シンポジウムでは、昨年8月に実施した「『福島、その先の環境へ。』次世代ツアー」参加者からの活動報告、昨年11月発表の「いっしょに考える『福島、その先の環境へ。』チャレンジ・アワード」受賞者による発表が行われました。また、元ニュースキャスターの村尾信尚さんをファシリテーターとして、「次世代ツアー」に参加した小島よしおさん、「チャレンジ・アワード」の審査員でLOVE FOR NIPPON代表理事のCANDLE JUNEさん、昨年10月に香川県で実施した「『福島、その先の環境へ。』対話フォーラム」に登壇した中野美奈子さんによるトークセッションが行われ、活発な議論が展開されました。

 

シンポジウムでの発表内容

 シンポジウムは環境省小林茂樹副大臣の挨拶から始まり、いまの福島とこれからの福島を知って貰うことの重要性について触れられ、続いて環境省参事官の馬場康弘により2022年度の1年間の環境再生事業について活動報告をしました。

福島の各地を巡る次世代ツアーに参加した学生による発表では、学生自身が制作した動画が上映されると共に、「震災や被災地の事実や生活は、今の自分の生活と地続き」「福島を訪れて、故郷を愛する人々の不屈の精神と絆を感じた」など印象的な発表がなされました。同ツアーに参加し、SNSでの情報発信をした方からは「地元の方々や環境省の方の思いが、より多くの方に伝わるといいなと思い、自分の発信がその一助になれば良い」「情報を発信し『きっかげがないこと』=『無関心ではない』と気づいた。きっかけづくりが大事」などと情報発信者としての発表をしていただきました。

また、チャレンジアワード代表者の発表では、同日行われた「チャレンジアワード意見交換会」のリポートとして、代表者の学生2人より、「震災があったことでどうしてもマイナスイメージのある福島を、震災を体験した最後の世代である私たちが正しい情報を発信していき、また福島にたくさんあるビジネスや学びのチャンスを生かすことで、どうにかプラスにしていくことが重要である」といった発表がされました。

 

 

 

 後半のトークセッションでは「いま、福島について知り、伝えたいこと」をテーマに、登壇者の感じた想いや福島での新しい動きなど多様な視点で活発な議論が展開され、最後に「いま、福島について知り、伝えたいこと」をそれぞれフリップに記載し発表の上で終了しました。

 

小島よしおさん

 「除去土壌問題を知っている人と知らない人で二極化が進んでいて、興味がない人にどうやって関心をもってもらえるかが必要。例えば子供に何かを伝える時に心がけていることは歌や踊りにして参加型にしてみること。それによって関心度は変わるので、人によっては小説にするとか、いろんな方法で伝えていくことが重要ではないでしょうか。フリップには『1週間に1人』を記載しましたが、1週間に1人でもいいから伝えていくことをみんなが意識していってほしいです。」

 

中野美奈子さん

 「2人の子供をもつ母として、例えば今の1歳の子供が20歳の大人になったとき、その住んでいる地域に除去土壌がきていた場合に、説明する責任があるのでしっかりそれを説明できるのかが重要だと思います。またシンガポールにて、現地の人から香川県産の特産物について「福島からどれくらい離れているの」と聞かれました。海外の人は3.11の事故当時のことが頭に残っているので、今は安全であることを海外の人にしっかりと伝えることも重要だと思います。」

 

CANDLE JUNE さん

 「12年間福島に通ってきて、福島の方はなかなか自分のこととして話す人は少なかったり、県外の人も3.11時点で記憶が止まっている人も多かった印象ですが、今では福島の方も県外の方も活動に参加したいという人が増えてきています。また今後、再生するにもただ再生するのではなく、完全になっていくまでの行程を見せることが重要です。企業との取り組みでも、単にデータだけを出すのではなく関心の薄い方の心も引きつけるようにエンタテイメント性を取り入れるなど工夫して、学生も交えた様々なメンバーで一緒に活動を行っていければいいと思います。」

 

 

 

環境省『福島、その先の環境へ。』シンポジウム 開催概要

■日 程 :2023年3月12日(土) 13:00~15:00(受付:12:30~)

■会 場 :ナショナルトレーニングセンター Jヴィレッジ(福島県双葉郡楢葉町山田岡字美シ森8番)

■登壇者 :小島よしお氏(お笑いタレント)

      村尾信尚氏(関西学院大学教授、元ニュースキャスター)

      中野美奈子氏(フリーアナウンサー)

      CANDLE JUNE氏(LOVE FOR NIPPON代表)ほか

■主なプログラム

 環境省プレゼンテーション(2022年度活動報告)

  環境省より、全国での除去土壌の再生利用・県外最終処分に向けた理解醸成活動や

  未来志向の環境施策の推進のための取組など、2022年度の活動報告

 次世代ツアー参加者/チャレンジアワード代表者活動報告

  昨年8月に実施した「『福島、その先の環境へ。』次世代ツアー」に参加した学生などからの

  活動報告、昨年11月発表の「いっしょに考える『福島、その先の環境へ。』チャレンジ・アワード」  

  受賞者からの発表

 登壇者トークセッション

  「いま、福島について知り、伝えたいこと」をテーマに登壇者によるトークセッション

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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