福島で開催 第5回RD20 クリーンエネルギー研究開発分野での国際連携強化に向けた推奨事項を採択
第5回RD20 国際会議 - カーボンニュートラルを目指し国際連携 -
2023年10月24日
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
第5回RD20 国際会議 - カーボンニュートラルを目指し国際連携 -
会議とパネル展示、サイトビジットにG20各国・地域の国立研究所等のリーダーが参加
ポイント 経済産業省が開催する「東京GXウィーク」の一環として、福島県郡山市で「第5回RD20」を開催。 2022年の第4回会合で採択したリーダーズレコメンデーション(https://rd20.aist.go.jp/wp-content/uploads/2023/07/RD20_2022_Leaders-recommendations_ja.pdf)を実現するための具体的な方策を各研究機関長・代表が議論。 今後の方向性として、新たなRD20研究者交換プログラムや連携ポータルサイトの創設などが推奨事項として採択された。 RD20キービジュアル:円形で共同・連携を、さまざまなリボンでさまざまな研究者の思いを、リボンのうねりで努力の重なりが未知なる答えを生み出すさまを表現 |
概要
国立研究開発法人 産業技術総合研究所(以下「産総研」という)は、2023年10月4日(水)~5日(木)福島県郡山市にて第5回「クリーンエネルギー技術に関するG20各国・地域の国立研究所等のリーダーによる国際会議(RD20; Research and Development 20 for Clean Energy Technologies)」を開催しました。同会議には、17カ国・地域からのべ392名の訪日参加を含め、31カ国・地域からのべ963名(オンライン参加含む)が参加しました。
前回の第4回RD20で採択されたリーダーズレコメンデーションに基づき実施された、若手の育成を国際的に推進するサマースクール、水素の大量導入に必要な技術や制度を議論する国際ワークショップ、太陽光および水素タスクフォースなどが国際連携の成果として報告されました。今後の方向性として、エネルギー転換を加速するためのさらなる連携の強化を目指し、これまでの活動をさらに拡充していくとともに、人材育成を目的としてRD20機関で研究者を相互に一定期間派遣するRD20研究者交換プログラム、RD20の活動状況をまとめ今後の連携を促進するためのポータルサイトの創設などが推奨事項として採択されました。
RD20公式ウェブサイト(https://rd20.aist.go.jp/ja/)の「参加登録」から登録していただくことで、12月末までアーカイブ動画を視聴することができます。
会議模様および講演資料もウェブサイトに掲載しております。
テクニカルセッション | リーダーズセッション | ||
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受付の様子 | ポスター展示 | サイトビジット |
RD20とは
カーボンニュートラルの実現に向け世界最先端の技術開発を行うG20各国・地域の主要な研究機関の連携強化によりイノベーション促進をめざした国際的な取り組みであり、2019年に開始されました。各国・地域のクリーンエネルギー技術に関連する研究開発や経験・ベストプラクティス・アイディアを交換する機会、また主要な研究機関間での国際共同研究の可能性を探る機会を参加者に提供しています。さらに、関連する産学官のステークホルダー間の新たなパートナーシップを深化・発展させています。
参考情報
東京GXウィークhttps://www.meti.go.jp/policy/energy_environment/global_warming/roadmap/tokyo_gx_week/
RD20 参加機関
Instituto Nacional de Tecnología Industrial (INTI)、アルゼンチン
Commonwealth Scientific and Industrial Research Organization (CSIRO)、オーストラリア
Energy, Mining and Environment Research Centre, National Research Council Canada (NRC)、カナダ
Dalian Institute of Chemical Physics , Chinese Academy of Sciences(DICP-CAS)、中国
Centre national de la recherche scientifique (CNRS)、フランス
Alternative Energies and Atomic Energy Commission (CEA) 、フランス
Fraunhofer Institute for Solar Energy Systems(Fh-ISE)、ドイツ
The Energy and Resources Institute (TERI)、インド
National Research and Innovation Agency (BRIN)、インドネシア
Center for Research and Advanced Studies of the National Polytechnic Institute(CINVESTAV)、 メキシコ
King Abdullah City for Atomic and Renewable Energy(KACARE)、サウジアラビア
Council for Scientific and Industrial Research(CSIR)、南アフリカ
TUBITAK Marmara Research Center(TUBITAK-MAM)、トルコ
National Renewable Energy Laboratory (NREL)、米国
Joint Research Centre (JRC)、欧州連合
国立研究開発法人 理化学研究所、日本
国立研究開発法人 物質・材料研究機構、日本
国立研究開発法人 産業技術総合研究所、日本
本件に関する問い合わせ先 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 ゼロエミッション国際共同研究センター M-rd20secretariat-ml@aist.go.jp |
機関情報 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 ブランディング・広報部 報道室 hodo-ml@aist.go.jp |
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このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 国立研究開発法人産業技術総合研究所
- 所在地 茨城県
- 業種 政府・官公庁
- URL https://www.aist.go.jp/
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