インキュベーション施設のビジネスデザインから空間デザインを 通貫支援する「KU-KAN TSU-KAN」を提供開始

スタートアップ企業と大手企業の協業を支援

電通

2024年9月4日

株式会社 電 通

 株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:佐野 傑)は、スタートアップ企業と大手企業の協業を促進するインキュベーション施設の開発において、未来・社会視点に立った施設のコンセプト形成から、それに基づくビジネスデザインと空間デザインまでを支援する「KU-KAN TSU-KAN(クウカン ツウカン)」の提供を本日より開始します。スタートアップ企業の成長支援に特化した社内組織で企業の経営や事業創出を支援してきた専門チームと、一級建築士事務所として登録されている当社でオフィス・イベントスペースなどの空間デザインに携わってきた専門チームが一体となり、従来は分業されていたソフト(ビジネスデザイン)とハード(空間デザイン)を、両面から一気通貫で支援していきます。

 

 

<「KU-KAN TSU-KAN」の特徴>

 

 近年、企業や団体が社会の課題解決に向けて、自社の新規ビジネス創出のためにスタートアップ企業との協業を目的としたインキュベーション施設の開発を行うケースが増えています。施設を開発する際には、空間デザインはもちろん、ビジネス上の計画も重要ですが、空間デザインは設計会社、ビジネス面はコンサルティング会社のように分業するのが一般的で、別々に検討するがゆえにズレが生じたり、途中段階での軌道修正が難しくなったりする課題がありました。

 当社には、スタートアップ企業の成長伴走支援および大手企業のオープンイノベーションの支援を行う専門組織「スタートアップグロースパートナーズ」※があります。スタートアップグロースパートナーズは、事業計画や収益向上策などのビジネス面の検討や、施設認知や利用を促進するためのPRサポートなど、事業者が抱える課題と向き合い、ビジネスを支援することができます。一方、空間デザインチームは、商業施設や公園、図書館、ホテル、車両などの空間を、企業・団体が持つ歴史・文化などを踏まえた上で、今の時代と、未来を見据えて設計します。

 

 「KU-KAN TSU-KAN」では、スタートアップグロースパートナーズと空間デザインチームが連携することで、精緻なビジネス計画から、独自性のある施設の空間デザイン設計までを一気通貫で支援します。ビジネスデザインと空間デザイン、両方の視点を互いにフィードバックしながらプロジェクトを進行できるため、ブランドに寄与する空間や、空間を活用したビジネスづくりへの貢献が可能です。

 

<先行取り組み事例 慶應義塾大学 CRIK信濃町>

 

 

 

 先行事例として取り組んだ「慶應義塾大学信濃町リサーチ&インキュベーションセンター (略称:CRIK信濃町)」は、病院内という立地を生かし、医療・ヘルスケア分野をはじめとする慶應義塾大学の多彩な研究分野を生かした共同研究や、スタートアップのインキュベーションのための場として2024年5月に開設されました。データ活用方法をデータサイエンティストと相談しながら、共同研究から概念実証(PoC)、臨床試験、社会実装を目指して継続的な研究・開発ができるのが特徴です。医療関係者をはじめ、入居するスタートアップや大手企業、先輩起業家、ベンチャーキャピタル、士業の方々と偶発的な出会いが生まれる、独自のコミュニティスペースも備えています。

 

 今後も当社は、社内のさまざまなケイパビリティを掛け合わせて顧客企業の事業創造を支援し、その変革と成長に伴走していきます。

 

※ アーリーステージからレイターステージ、ポストIPOまでさまざまなスタートアップに対して、マーケティンググロース支援にとどまらず、大手企業とのアライアンス推進、資金調達やIPOに向けた成長ストーリー策定、JV(ジョイントベンチャー)による新規事業創出など、幅広い領域での成長支援に取り組んでいる電通の社内組織。https://dentsu-sgp.com/

 

 


 

 

以上

 

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