新潟県村上市さんぽくバイオ・リージョナル公園（Bio Regional Park）が5月から発足します。

自然の「ありのまま」を体験、森・川・里・海を通して「生物多様性」を発見できます。

2025/3/19 11:00

新潟県村上市さんぽくバイオ・リージョナル公園（Bio Regional Park）が5月から発足します

さんぽく活性化協議会は、５月から新潟県村上市山北地区で「さんぽくバイオ・リージョナル公園」を発足させます。公園では、この地区でしかできない自然の「ありのまま」を体験でき、海・森・川・里を通して「生物多様性」を発見することができます。

新潟県村上市山北地区桑川-大毎-府屋までの地域一帯は、自然と人間との昔からある相互のかかわり、手つかずで、ありのままの自然や環境が、バイオ・リージョナル公園として拡がっております。今まで出会ったことのない生態系と、地域住民が織りなす自然とのふれあい、そしてそこから生み出される多様性を体感していただきたく、その周遊コンテンツ「ブルー・ツーリズム」、「フォレスト・ツーリズム」、「グリーン・ツーリズム」をご紹介いたします。まさに地域全体が公園のように感じられます。

村上市浜新保（鳥越山）～寒川（狐崎）に至る約11km区間の海岸線「笹川流れ」は、国指定名勝天然記念物・新潟県立自然公園にも指定されており、優れた変化に富む海岸美を形づくっております。海の浸蝕作用により、奇岩・怪岩・洞窟等の奇観が織りなされ、特有の風致をみせています。この地域は山と海が同居し、清流が流れ込む海はミネラル豊富でかつ日本屈指の透明度を誇ります。そのため魚介類も豊富で、海の生態系を覗くことができます。また笹川流れの岩場ではハヤブサやオオセグロカモメ、ウミネコも繁殖しています。自然・生態系そして人間が築いてきた関係をゆっくり堪能ください。

笹川流れ観光汽船では、潮風とカモメに会える40分コースの船旅を用意。新潟県の名勝日本百景に選ばれた、笹川流れ。エメラルドグリーンの海と白砂、奇岩の絶景、そしてカモメの餌付けのドキドキ感をお楽しみください！

【お問い合わせ】

潮風とカモメに出会える旅　笹川流れ観光汽船

〒959-3665　新潟県村上市桑川975-44

0254-79-2154

https://www.sasagawanagare.co.jp/

笹川流れカヤックセンター　カヤックで名勝・笹川流れを楽しもう。笹川流れカヤックセンターでは、国の名勝天然記念物に指定されている「笹川流れ」の絶景をカヤックでこぎ進むツアーを行っています。陸や船の上からでは見ることができない景色、潮風や海との一体感、今までとは違った笹川流れの魅力をお楽しみください。

【お問い合わせ】

笹川流れカヤックセンター

〒959-3665　新潟県村上市桑川936-1

安全管理責任者　飯山達哉

080-8097-9035

https://www.snkc2020.com/

塩づくり　海水100％の手づくり塩工房　来て！見て！安心！！越後の最北端にある塩工房です。日本海の海水100％の手づくりにこだわり、塩本来のうま味を引き出す、工房独自の製法で仕上げる甘さが自慢の「白いダイヤ」の結晶！手づくりの味。

ミネラル工房

〒959-3902　新潟県村上市中浜1076-2

Tel 0254-77-2993

https://www.shiroi-diya.com/

山北地区の大川や勝木川は晩秋から初冬にかけて、鮭が群れをなして帰ってきます。なかでも、大川の鮭漁は、350年前から伝わる伝統の「コド漁」という漁法で行われており、鮭が帰ってくるのを心待ちにしていた漁師たちで川原もにぎわい、活気づきます。この漁法は、全国的にも他に類を見ない大川独特のものです。花崗岩質の川は明るく水は清らか。夏にはアユ釣りで賑わい、上流域には紅葉の美しいブナの里が広がり、水質に磨きをかけています。ここから特有の食文化も生まれてます。

コド漁漁の最盛期は10～12月中旬で、この時期になると大川の河口付近はコドで埋め尽くされます。これは、サケの習性を利用した先人の知恵がうかがい知れる貴重な伝統漁法です。

アユ釣り 7月1日、アユ釣りが解禁になると、多くの釣客が竿を垂れる姿が見られます。

ホタル（中継　大毎ほか）日本の夏の風物詩・ホタル。さんぽく地区では6月上旬からゲンジボタルとヘイケボタルが観賞できます。

しな布さんぽく生業の里では、千二百年以上続く樹皮製古代布「しな布」を織っています。山の風土さながらの野趣味と上品さを併せ持つ貴重で個性的な布は、地元・山熊田の人々の熟練と歴史ならでは。

【お問い合わせ】

さんぽく活性化協議会　

〒959-3907　新潟県村上市府屋6-2

https://sanpoku.org/　（お問い合わせ欄よりお尋ねください）

日本名水100選、新潟名水でもある大毎地区の「吉祥清水」や深山の名水「鰈山清水」。名水が湧き出る当地の最も大きな特徴は、山間部が直接海と接する地形上に広がる豊かな自然にあり、その大半が森林によって占められています。そこに湧き出る清水、そして山奥の上流域には、自然林も多く、清流にホタルが生息するなど、貴重な自然環境が今もありのままに残されています。

(標高によって植生が異なりますが、丘陵地はコナラ群落、山地は主にミズナラ群落、さらに高い山地ではほとんどがブナ群落になります。里山などの中山間地域では、スギ、アカマツなどの人工林や、コナラ、ミズナラ、クリ、アカシデなどが多く分布しています。まさに森の宝庫です。) 渓流域ではイワナとヤマメが、中流の伏流水の見られる流域ではトミヨ属淡水型が、支流の穏やかな流域ではキタノアカヒレタビラ、キタノメダカなどが見れるかもしれません。全身燃えるような赤い色をしたカワセミ類のアカショウビンやヤマセミの鳴き声も、川のせせらぎと共に聴こえてきます。

出羽街道大沢峠　俳聖・松尾芭蕉が歩き、出羽三山詣での旅人でにぎわった出羽の国と越後の国を結ぶ道。村上市山北地区の山間を18kmにわたり横断している、かつては松尾芭蕉が「奥の細道」の旅で越後入りした街道。緑豊かな自然の中に、昔あった番所や宿場の集落が現在に息づいています。北中芭蕉公園、大沢峠の石畳、小俣集落のまち並みなどが見どころです。