都立大 日本学術振興会特別研究員PD等の給与を大幅UPへ ~本学独自に年額100万円上乗せ~

1 ポイント

 東京都立大学(以下「本学」という。)は、2025(令和7)年度より、本学で雇用する「日本学術振興会特別研究員-PD・RPD(以下「PD等」という。※1)」に対し、若手研究者の処遇改善の観点から、本学独自に給与を大幅に(年額で約100万円)アップさせます。

 

※1 日本学術振興会特別研究員は、研究者の養成・確保を図るため、日本学術振興会が優れた若手研究者の研究を支援する制度。対象者ごとに制度が設けられており、そのうちPDは博士の学位取得後5年未満の者、RPDは博士の学位を取得し、出産・育児等のため、研究活動を中断した者を対象としている。

 

2 概要

 本学では、学長を中心に2023(令和5)年度より「東京都立大学 研究力強化推進プロジェクト」をスタートさせました。このプロジェクトでは、研究力強化に向けた「7つの戦略と21の取組」を定め、研究環境の整備、人材の育成、研究時間の確保等のための様々な施策を打ち出しています。 この取組の一環として、若手研究員への多彩なキャリア開発・育成支援を通じて研究活動の活性化を図るため、日本学術振興会の事業(※2)を活用したPD等の雇用制度を導入しています。 

 今回、当該制度で本学が雇用するPD等に対して、本学独自に給与を月額36.2万円から8.4万円増額し、月額44.6万円とします。これにより、給与は年額で約100万円増加します。

 

※2 「研究環境向上のための若手研究者雇用支援事業」:従来、雇用関係を有していなかったPD等を受入研究機関で雇用し、研究環境の向上等を図ることを可能とする仕組みで、雇用するPD等の人数に応じて雇用に係る経費等を、日本学術振興会が受入研究機関に交付する事業

 


3 学長コメント

 2025(令和7)年度より、本学が雇用するPD等に対し給与を大幅に増額することとしました。先日公表した「分野を限定せず、優秀な若手独立研究者を採用し、一人の独立した研究者として自由に活動できる研究環境を提供する『知のみやこプロジェクト』の開始」とともに、若手研究者が一層研究に邁進できる環境を整備し、高いコミュニケーション力と主体性を併せ持つ次世代の高度専門人材を輩出して参ります。

 ぜひ本学に来て、思う存分ご自分の研究を羽ばたかせてください。

学長 大橋隆哉

 


4 待遇詳細

職名(身分) 東京都公立大学法人特別研究員(日本学術振興会特別研究員-PD 又はRPD)
給与

・月額固定給 446,000 円/月

・昇給、賞与及び退職手当はありません

・通勤手当の支給あり
待遇

・各種休暇・休業等制度あり

・社会保険(健康保険、厚生年金)、雇用保険の適用あり

・福利厚生制度は常勤教員と同様

勤務時間等

・勤務時間:1日7時間45分(みなし労働時間)の専門業務型裁量労働制

・休日:週休2日(原則土曜日及び日曜日)、祝日、年末年始(12月29日~1月3日)

・休暇:年次有給休暇、夏季休暇、慶弔休暇、妊娠出産休暇 等

※「東京都公立大学法人教職員の勤務時間、休日、休暇等に関する規則」の例によります

 

5 関係情報

・日本学術振興会 研究環境向上のための若手研究者雇用支援事業

 https://www.jsps.go.jp/j-pd/pd-koyou/

 

・東京都立大学研究力強化推進プロジェクト

 https://www.tmu.ac.jp/research/research-e-i.html

 

・東京都立大学博士人材支援室

 https://research-miyacology.tmu.ac.jp/human-resources-support/pd/

 

・東京都立大学「知のみやこプロジェクト」の開始について

 https://www.tmu.ac.jp/news/topics/37263.html

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研究力強化推進プロジェクト

大橋 隆哉学長

  • エリア
    東京都
  • キーワード
    東京都立大学、都立大、若手研究者
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