床ずれ防止マットレス「SRアクティブマットレス体圧ブンさん」を発売

2017/3/30 07:30

　住友理工株式会社（本社：名古屋市中村区、代表取締役社長兼COO：松井徹）は3月31日（金）、体格や寝姿勢に応じて体圧を自動分散する床ずれ防止マットレス「SRアクティブマットレス体圧ブンさん」を発売いたします。この「体圧ブンさん」は、九州大学と住友理工による共同研究を通じて開発された製品です。

2017年3月29日

住友理工株式会社

住友理工「SRアクティブマットレス体圧ブンさん」を発売～エアセルが体圧を自動分散して介護の負担軽減を実現～

ＳＲアクティブマットレス　体圧ブンさん

　「SRアクティブマットレス体圧ブンさん」（体圧ブンさん）は、当社独自開発の導電性ゴムでできた体圧検知センサー「スマートラバー（SR）センサ」技術を応用したマットレス型の福祉用具です。利用者の体圧を計測して、特に圧の高い箇所を検知。内蔵したエアセルがリアルタイムにピンポイントで除圧し、それぞれの体格や寝姿勢に応じた「オーダーメイド」の体圧分散を実施、床ずれ防止をサポートします。

　さらに、ゴム製のセンサーを用いることで、柔軟性や伸縮性などゴムの特性を生かしたマットレス面を実現。利用者に快適な寝心地を提供します。また、24時間365日の連続使用が可能で、介護者による体位交換のケアをサポートするだけでなく、介護を受ける利用者への負担軽減も期待できます。

　製品名である「体圧ブンさん」は、当社のコア技術「SRセンサ」技術を応用した「体圧分散」機能に焦点を当てたものです。親しみを込めて呼んでいただける製品を目指して擬人化しました。利用者、そして介護者の皆さまにやさしく寄り添い、そして力強く支えていきたいとの願いを込めています。

製品ロゴ　ＳＲアクティブマットレス　体圧ブンさん

　超高齢社会に突入した日本にあって、当社グループは、中期経営ビジョン「2020年住友理工グループVision（2020V）」で健康介護分野へのさらなる注力を進め、「人・社会・地球の安全・安心・快適に貢献する企業」を目指しています。高齢者人口が増加する一方、介護職員の人材確保が急務となる中、介護者の負担を軽減する床ずれ防止マットレスの需要はますます高まると予測されています。九州大学と住友理工の両者が2010年より共同で研究し、当社が製品化した「体圧ブンさん」の発売により、当社グループがこの分野に参入する意義は大変大きいものと考えています。

　当社は発売初年度の2017年度に医療機関を中心に約200台導入していただくことを目標としており、2020V最終年度の2020年度にはシリーズ全体で年間500台以上の販売を計画しています。医療機器や介護サービスを専門に扱う商社を通じてご購入いただけるほか、リースでのご利用も可能です。

　当社グループは「体圧ブンさん」の普及を通じて、「安全・安心・快適」を提供し、皆様のより健やかな暮らしのお手伝いをしてまいります。

スマートラバーとエアセル