細胞農業の社会実装へ、共創を加速 住友理工とインテグリカルチャー、戦略的パートナーシップを締結
~シンガポールで細胞培養バッグを用いた生産プロセスの検証を開始~
住友理工株式会社(本社:名古屋市中村区、代表取締役 執行役員社長:清水 和志)は、細胞農業の社会実装を見据え、インテグリカルチャー株式会社(本店:東京都文京区、代表取締役 CEO:羽生 雄毅)と戦略的パートナーシップに関する覚書を締結いたしました。
本提携は、これまで「CulNet®(カルネット)コンソーシアム」を通じて培ってきた共創の延長線上にあり、研究開発段階から実装フェーズへと歩みを進める節目となる取り組みです。今後、細胞農業の先進市場であるシンガポールでの細胞性食品の承認申請活動に向け、両社で共同開発中の2Lサイズの細胞培養バッグを用いた生産プロセスの検証を開始します。加えて、国内における細胞性食品・皮革・素材の受託製造事業の立ち上げに着手します。


■細胞培養バッグ:Oxy-thru Cultivator™について
インテグリカルチャーと共同開発を進める、当社独自の高ガス透過性素材と精密成型技術を用いた細胞培養バッグです。2024年に試験販売を開始後、累計出荷数は100 個を超え、国内外の細胞農業企業や研究機関などで利用が進んでいます。これまで、アヒルや鶏などの家禽類由来の細胞に加えて、哺乳類や魚類、植物の細胞においても高効率で培養できることを確認できており、適用細胞種を拡大しています。現在開発中の2Lモデルでは、バッグ1個あたり月産1kg(足場込み)の生産が可能です。
■シンガポールでの活動・生産方式について
シンガポールでは、すでに一部の細胞性食品が販売されており、細胞農業の先進都市となっています。インテグリカルチャーは、2026年内の承認申請を目標として準備を進めており、今回、同社のシンガポールでの生産委託先であるCell AgriTech Pte.Ltd.に2L培養バッグを試験導入し、家禽由来細胞を用いた生産プロセスの検証を開始します。

細胞性食品の生産においては、培養装置を大型化して生産量を増やす「スケールアップ方式」が多く採用されていますが、本取り組みでは「スケールアウト方式」を採用します。これは、小型の装置を多数並列化することで生産量を増やす手法で、当社の細胞培養バッグは、一般的な理化学実験室に設置されている汎用設備で培養が可能なため、初期投資の大幅な削減と迅速な立ち上げを実現します。また、バッグ数量の増減により生産量をフレキシブルに調整できるため、市場の成長に合わせた段階的な生産量の拡張が容易です。さらに、バッグ単位の独立運転によってトラブル発生時のリスクを分散し、安定的な供給体制を構築します。

当社グループは、経営ビジョン「2029年 住友理工グループVision」において「安定的な食糧の確保」を重要領域の一つに掲げています。また、「未来を開拓する人・仲間づくり」を重要な柱とするなか、新規事業創出においてスタートアップとの連携を積極的に進めており、本パートナーシップはその象徴的なモデルケースです。今後も、社内外の共創を通じて、「自然と都市と人の空間が繋がる グリーンで快適な社会」の実現を目指してまいります。
<インテグリカルチャー株式会社について>
<本協業に関する過去のプレスリリース>
https://www.sumitomoriko.co.jp/news/2024/hqcopu0000001lgj-att/n51910758.pdf
<リリースに関するお問い合わせ>
住友理工株式会社 ライフイノベーション事業室
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このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 住友理工株式会社
- 所在地 愛知県
- 業種 ゴム製品
- URL https://www.sumitomoriko.co.jp/
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