総合生命科学部 遠藤 斗志也 教授らは、ERMES複合体の構成因子の立体構造と脂質輸送メカニズムの解明

京都産業大学

総合生命科学部の遠藤斗志也 教授と河野慎 研究員らの研究グループは、小胞体-ミトコンドリア間のERMES複合体の構成因子Mdm12の立体構造を解明しました。さらに、Mdm12ともう一つの構成因子Mmm1の複合体(Mmm1-Mdm12)が脂質輸送において小胞体膜からミトコンドリアの外膜へと輸送する仕組みを明らかにしました。

2018年2月1日

京都産業大学

リンクhttps://www.kyoto-su.ac.jp/

総合生命科学部の遠藤斗志也 教授と河野慎 研究員らの研究グループは、小胞体-ミトコンドリア間のコンタクト部位をつくるERMES複合体の構成因子Mdm12の立体構造を解明しました。さらに、Mdm12ともう一つの構成因子Mmm1の複合体(Mmm1-Mdm12)が脂質輸送において重要な役割を果たし、脂質が水に触れることなく小胞体膜からミトコンドリアの外膜へと輸送する仕組みを明らかにしました。

(米国科学誌『Journal of Cell Biology』に掲載)

総合生命科学部の遠藤斗志也 教授と河野慎 研究員らの研究グループは、小胞体-ミトコンドリア間のコンタクト部位をつくるERMES複合体の構成因子Mdm12の立体構造を解明しました。さらに、Mdm12ともう一つの構成因子Mmm1の複合体(Mmm1-Mdm12)が脂質輸送において重要な役割を果たし、脂質が水に触れることなく小胞体膜からミトコンドリアの外膜へと輸送する仕組みを明らかにしました。

この研究成果は、12月26日付けの米国科学誌『Journal of Cell Biology』に掲載されました。

本研究により、近年重要性が注目される異種オルガネラ間コンタクト部位を介する脂質輸送の分子機構解明への道が拓けました。さらには、 細胞内の各オルガネラ膜が正しい脂質組成に保たれる仕組みの理解、 リン脂質供給の異常により引き起こされる疾患の病因の理解や治療法開発への貢献が期待されます。

むすんで、うみだす。  上賀茂・神山 京都産業大学

【関連リンク】

小胞体とミトコンドリア間のコンタクト部位をつくるERMES複合体の構成因子の立体構造と脂質輸送メカニズムを解明

https://www.kyoto-su.ac.jp/news/20171227_345_release_ka01.html

タンパク質動態研究所

https://www.kyoto-su.ac.jp/collaboration/ph/kikou_pr.html

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

プレスリリース添付画像

リポソーム膜間における脂質輸送機構と、推測されるERMES 複合体によるリン脂質輸送モデル

このプレスリリースには、報道機関向けの情報があります。

プレス会員登録を行うと、広報担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など、報道機関だけに公開する情報が閲覧できるようになります。

プレスリリース受信に関するご案内

このプレスリリースを配信した企業・団体

  • ※購読している企業の確認や削除はWebプッシュ通知設定画面で行なってください
  • SNSでも最新のプレスリリース情報をいち早く配信中

    過去に配信したプレスリリース